掲載日 初回投稿2010年11月14日
更新2010年12月19日
おおさわ
MCAP共鳴管
えむきゃっぷきょうめいかん
50 x 20 x 125
正面

ホーン

08 (cm)

TangBand

W3-582SC

なし

なし

自己評価
☆☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆
画像1

改修しました(仕上げ前の写真です)

画像2

パイプ部分をブロンズテープ貼り、ジョイントは缶スプレー塗装しました(2010 12月18日)

画像3

異径ジョイント内の第一ポート

画像4

隙間テープと割り箸で突っ張り棒して防振しました

画像5

ターミナルはステンのねじです

画像6

主空気室と左右の第一ポートです

画像7

短いパイプは1.8mくらいです
終端パイプを紙パイプに変え、10cmくらい長くしました

画像8

長いパイプは2.7mくらいです
終端パイプを紙パイプに変え、10cmくらい長くしました

初めてお邪魔します おおさわです
SP再生技術研究会の皆さんにもお世話になっています

複数の共鳴管フルレンジシングルで鳴らすSPを作りました
通常の共鳴管システムは1m70前後のパイプ長の設定を良く見ます 2m超え40Hz以下の共鳴を狙うとユニットとつながりが悪くなるからでしょう

今回の製作はSP再生技術研究会の鈴木会長の提唱するMCAP-CRにヒントを得て主空気室より2本の第一共振ポートを経て、共振周波数の異なる2本のパイプを一発のユニットで鳴らすものです

2010 11月20日改修しました
2010 12月18日仕上げをしました(一部写真を入れ替えました)

主空気室はVU75Φチーズとエルボ2個で2.2L、異径ジョイント内部の2本のVP30Φ第一ポートから長短2本の共鳴管をドライブします 短い管は30Φ、長い管は40Φから途中径を増やして50Φ間で増やしています

最初のプロトタイプでは主空気室が大きすぎ、直管パイプの総段面積が大きすぎで鳴りが小さかったのですがホーン状にして低音増強は充分になりました しかし当然バックロードホーンに近づきますので当初の意図に反するので径の増大は50Φ間でとし、長さを調節しました 左右の耳に地被けると長短パイプの受け持ちが異なるのが聞こえて面白いです

共振周波数は容積が正確に計れてないので適当です 第一ポートを最初それぞれ設定しましたがパイプ改修時調整していません MCAP-CRの副空気室と共鳴管のつなぎは違うと思うのでこだわる意味も不明です

結果音は塩ビ共鳴管らしいスカッと切れ味爽快、さわやかメンソールです
ボードキットの簡易オシレーターをつないで聴感で共振の確認をしました(11月23日)1.7m管の50Hz、倍の100Hz近辺、3倍の150Hzと2.6m管の40Hz、80Hz、120Hz近辺の共振が聞き取れます
主目的の低音の増強は充分です 

最大の問題は自立できないことで(作者に似ました)仕上げをしたら壁掛けにしたいと思います

私は今回初めて塩ビ管でこういうもの作りましたがこんなに作業楽しいと思いませんでした

今回SP再生技術研究の鈴木会長にはアドバイスもいただき、またマイルスTKさん、古館さんはじめ皆さんの力作にたくさん教わりました
ありがとうございました

プリンタ用画面
投票数:28 平均点:6.43
作成:2010/11/14 1:21:35 おおさわ   更新:2010/12/19 0:30:47 おおさわ   閲覧数:9521
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コメント一覧

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たてちゅう  投稿日時 2010/11/14 8:43 | 最終変更

こちらでははじめまして!
確かに自立しそうですけど出来ないですか。
スカッとした音はいいですよね!
僕も自作は共鳴管タイプのMCAPを作ってみようかと思っています。

古舘@横浜  投稿日時 2010/11/15 13:04

おおさわさん、こんにちは。

SP再生技術研究会でお会いしたみたいですね。
残念ながら発表した方以外は顔と名前が一致しません [worried]

構造図や主空気室から共鳴管への接続部分の写真が無いので文章だけでは良く分からないのですが、教えて下さい。

主空気室から異径ジョイント(写真から判断すると75?50辺り?)を介してそこにVP30の第一ポートを設置しているようですが、1mの短い共鳴管は30Φから徐々に径を増やしてあると有り、2mの共鳴管は40Φから徐々に径を増やしてあるとありますが、その部分の接続はどうなっているのでしょう?
正面からではなく横からの写真があれば一発で分かるのでしょうが。

また、1m管、2m管の共振周波数が70Hz、40Hzというのはどういう計算ですか?単純に倍半分にはならないのでしょうか?
また、折り返しで140Hz、80Hzになるというのはどういう理由でしょうか?折り返しても共振点は発生しない気がするのですが…。

色々書きましたが、MCAPの発展型として可能性は有りそうですね。

おおさわ   投稿日時 2010/11/16 2:43

古館さん お世話になってます

SP再生技術研究会OFF会ではキューブ型のMCAP、古いツイーターが乗ってた奴を持ってきた、青いTシャツ着てたのが私です

片方を閉じた共鳴管の共振は8500/(l+開口部補正)ですので(lはセンチ)、開口部を無視すると正確に1mなら85Hz、2m管は42.5Hzですがこの現物は中間に異型ジョイントや折り曲げエルボがいくつも増えて、また最後まで押し込むと抜けない :hammer: などの事情でどちらも20cm少々長くなっています

またこの計算式もホーン上にテーパーが付くとどうなるかは私には分かりません 多分このくらいだろうの大雑把な数字です
70,40の倍で140,80と言うのはどちらのパイプも大体真ん中で180度ターンしているのでここは空間境界面になるだろうの考えです でも実際は90度エルボ2回ですし実際はそんな単純なもので無いでしょう

この辺の理屈は本に書かれている以上は知りませんし私にはまだまだ経験不足です :cry:

変な写真ばかりで申し訳ありません 横から撮り直すか、漫画を描きますのでお待ちください

古舘@横浜  投稿日時 2010/11/16 11:52

おおさわさん、こんにちは。

発表されてましたね、失礼しました。m(__)m
TandBandの4インチのMCAPの上に確かTechnicsのホーンツィーターを乗せたセットですよね!?
それなら覚えています。どうも作品は直ぐに覚えられるのですが、人の顔と名前を覚えるのは苦手です。 [worried]
こちらでもよろしくお願いします。

私も余り詳しくありませんが、通常のバックロードのホーン長は2m以上取ってありますが、そんなにカットオフは低くないような気がしました。
共鳴管バックロードではちょっと計算式が違うのかも知れませんね。

スロート部分(主空気室から共鳴管部分)の写真か図面が出来ましたらアップお願いします。

おおさわ  投稿日時 2010/11/20 23:43

古館さん こんばんは

今日一日ずっとこれいじってまして改修しました
投稿するのが早すぎたみたいで反省してます [worried]
ユニットも今週届いたのに変えました

写真を追加しましたのでご覧ください

BH状に末広がりにするのは当初の目的に反するのでやめて50Φまでにし、長短のパイプを長くしました(本文のとおり)
これのほうがパイプの出力はあるようですし、なによりそれぞれの共鳴受け持ちが異なるのがはっきりしました
(BH2本みたいになって違いがあやふやになっていました)

不思議なのは中央で折り曲げるのに対し、少しずつ長くなるに従い共鳴が増強するように感じることです(曲げ中央でなくなる)

最初2倍音を考えて二つ折りしましたが共鳴間って真ん中で折り曲げてはだめなんでしょうか?

白状しますが私は塩ビ管も共鳴管も自分で作るのはこれ最初です
共鳴管の達人のご意見を聞きたいです

MDOFCR サイトURL  投稿日時 2011/1/18 7:30

おおさわさん

一昨日は聞かせて頂き、どうも有難う御座いました。
設計通りの動作を確認されていたことが良い音の実現に繋がっていたと思います。
一般的な方式として、今後作る人が増えそうですね。
サイトURLの部分に感想を書きました。



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