掲載日 初回投稿2008年01月04日
更新2008年01月04日
ムーパパ
ツインスピーカーシステム
x x
正面

密閉

なし

2Way

05 (cm)

その他

なし

08 (cm)

Pioneer

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集まれ塩ビ管スピーカー

ムーパパさんの「ツインスピーカーシステム」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)

こんにちわ
二年近く前 こちらに一度書き込みしたムーパパといいます。

一般的なスピーカーでは箱の中の定在波等で生演奏に比べると
どうしてもこもった音になるので、
前に塩ビ管(円柱)スピーカーを作ってみましたが・・・
凡人の耳には良く聴こえていた音も 楽器演奏者が聞くと
「楽器が個々に聞こえない」とクレームが付き
音の定位・分離がダメということでした。

以前 こちらでU字型塩ビ管の使用を提唱したのですが 
どなたも作られてないようなので、暇ができたのとユニットが手に入ったので
作ってみました。
ついでに以前から考えていたツインスピーカーシステムにしました。

スピーカユニットは低音を出したかったので
パイオニアのエッジレス8cmを使用。
塩ビ管は100mm管。

高音用に5cmのユニット。
塩ビ管は75mm管。

裏の音をスムーズに通すため緩衝材は一切使用していません。
大変お久しぶりです!
ご投稿ありがとうございます!!

今年初めのご投稿は、外見が迫力ありますね!
ダブルバーチカルツイン風ですね。
先輩諸兄には失礼ですが 以下 素人考えをお聞きください。

スピーカーボックスはユニットの低音が回り込むのを防ぐために生まれました。
つまり表から出る音を+とすると裏から出る音は?になります。
+の低音と?の低音が回り込みユニット単体では低音が消えてしまいます。
では裏の低音?同士ではどうなるか・・・というと ?同士でも消し合うのです。
+ + ?=0 であり ? + ? = 0 であるという考えです。
ユニットは同じ信号を受けてもドーナツ型の磁石の性質上まったく同じには動かないので
ユニット間に 同じ周波数がぶつかるための距離が必要と考えました。
周波数(fo)の1/4以上の距離が必要なので箱型では不可能ですが 
塩ビ管は定在波が発生せず曲げることができるので可能であること考えました。
管内で裏の音がぶつかって消滅すればコーン紙の動きも阻害せず 
設計どおりの音が出るのではないか・・・とも思います。
ユニットの反作用をキャンセルする方法ですよね?
長岡先生式SPにも両サイドにウーファーを付けたタイプがいくつかありますね。

塩ビ管は固定せず接合部が回転するので
いろいろな形に「変形」するのが面白いと思います。

ボックスも作成し小さくして入れてみました。
変形するスピーカーはそんなにない?・・・笑
トランスフォーマーみたいでカッコいいですネ!
ユニットのフローティングは固めのウレタンスポンジを使い 
高強度の紐でマグネットを引っ張る形を取っています。
これは友人と考えたものですが・・・リムのウレタンスポンジに加え
固定グラウンド側でも金属を使わず、スピーカーの振動を吸収しようとする考えで 
張力の微調整もできる機構です。

欠点としては低音ユニットのように径が大きなものは
スピーカー自体が大きくなること。
ユニットが左右で4個必要なのと、
高額のU字管を使用するのでコストがかかること。
また8Ω+8Ω=16Ωと効率が悪く高音が出すぎるので
使用するアンプを選ぶようでいくつかの国産のアンプでは
バランスの良い音は出ませんでした。
今はCROWN PS-200で聴いています。

つたない素人の考えで作ったものですし 
勉強不足でどんなユニットがこの考えに合うのかも分かりません。
先輩諸兄の意見をお聞きしてこれからも試行錯誤したいと考えています。
よろしくお願いいたします。

確かにコストがかかってしまいそうですね。
高音の出過ぎは、ユニット交換や繋ぎ方の変更、
ネットワークを組んでみたりなどでも対処できそうですね。
思い切って片方ch2本ずつのユニットにしてみてもいいかも?

それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメントして下さいませ!
今後も宜しくお願い致します。
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作成:2008/1/4 0:00:00 自動登録   閲覧数:5600
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マイルドK   投稿日時 2008/1/6 4:46

ユニットで内部で打ち消しあえば、ユニットの素直な音が聴けるということですね。あとはユニットの性能次第になりますか?塩ビ管スピーカーはモコモコした音になりやすいですが、U字型の本スピーカーならそのへんが軽減され、隠れていた音が聴こえてきそうですね。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/6 17:14

初めましてマイルドKさん最初はワンユニットでやってみてクリアな高音が出て低音も増幅されていると思ったのですが コンサートの拍手が「雨音」になる(笑)のと「増幅された低音が中・高音の分離をスポイルしている」と楽器演奏家に指摘を受けました。そこで発想を転換してこのツインスピーカーを思いつきました。低音は強く出ませんが全域でクリアな音が出ていると思います。 ムーパパ 

地蔵  投稿日時 2008/1/6 21:37

きちんとした理論に基づいたスピーカーですね。
それに造形もユニークで素晴らしいです。
理論をすく実践に移せるところが塩ビ管スピーカーの良いところですね。
ぜひ音を聴いてみたいです。

地蔵  投稿日時 2008/1/6 21:39

タイプミスをしてしまいました。上記文章「理論をすく実践に?」は「理論をすぐ実践に?」です。失礼しました。

mrt   投稿日時 2008/1/6 22:18

こういう形のU字管を視た事がないのですが、両オス・両メスの2種類でなっているのかな?
予算さえ許せば、とぐろを巻いて上に伸ばせるような?試したいものです

占有面積と予算で我が家ではむりですが!

ムーパパ   投稿日時 2008/1/7 1:44

初めまして 地蔵さん
理論としてはまだ不明点も多く専門知識がないので確立されていません。大まかな考えで間違いはないと思うのですが(笑)組んであるだけなので形は変化できるので面白いのですが・・・接着して密閉したほうが音は良いかもしれません。音は小さな音でもバランスが良いので聴いていて疲れない音だと思います。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/7 1:54

初めまして mrtさん
U字管は両方オスですが長さが若干異なります。三枚目の写真を見るとよく分かると思います。U字管は一個1500円台程度だと思います。管材店のほうがホームセンターより安いです。ぜひ試してみてください。

mrt   投稿日時 2008/1/7 10:48

U字間は1っ種類という事ですね、オス・メスになってるという事だと思います。
管長によって位相がずれるからユニットの振動に影響与えないという事ですか・・折角の管長が無駄になるような気もしますが?

ムーパパ   投稿日時 2008/1/7 14:21

U字管は両面オスだけです。それを両面メスの接続管(すみません専門用語が分かりません)でつないでいるということです。管長の件ですが・・・まったく同じ動きをするユニットであれば背中合わせでも良いのですが ドーナツ型の磁石の場合 どこにNとSが出るかは作ってみないと分からないと聞きました。つまり同じ信号を与えてもコーン紙が前に動くものと後ろに動くものがあるということだと思います。そのズレをどこかでぶつけて消滅させるために管長が必要と考えています。メーカーなら精密に測定してまったく同じユニットの組み合わせを選ぶこともできるのでしょうか。その辺は専門知識がないのですみませんが分かりません。

mrt   投稿日時 2008/1/7 18:47

すみません、私の理解力不足で勝手な思い込みでした。
パイプをU字に曲げてあるだけで接続管がいるという事ですね。
ムーパパさんの考えは、解っているつもりですが、管共鳴のことを考えて、中高音は良いのですが低音に関しては勿体ないと思ったものですから?
SPの極性が解らない時、乾電池でコーンの動きで極性を調べる事がありますが、それとは意味が違うのかな・・?また勝手な想像ですかね!

縁ビーム   投稿日時 2008/1/8 14:56

ムーパパさん、初めまして。アイデア満載で良い音しそうですね。特にユニットを紐で引っ張るというのは、目から鱗でした!
こちらに投稿した事がない隠れ塩ビファンでyoshii9型を作りましたが、ユニット裏にステンレスの長ネジを付けて、下に袋ナットで支えを付けて鉛シートをぐるぐる巻いて重量を稼ぎましたが、もっとシンプルで良いものはないかと考えておりました。やはり長い金属をぶら下げているのはと・・・と考えておりましたので。早速、アイデアを拝借させていただきます!

suisyu  投稿日時 2008/1/9 20:58

紐?
この辺が疑問で、皆様のご議論が伺いたいのですが?
紐で引っ張ってフレームの振動を吸収する、というのは引っ張る力で、フレームに緊張のストレスを与える事ですが、それで少しは振動が抑えられるでしょうが、ユニットに重量物を抱かせて制震を計る考え方とはまるっきり方法が違うように思います。以前にも紐に魚つり用の重りを付ける作例がありましたが、私はその方法には賛成しませんでした。
なぜ制震が重要なのかといえば、ユニットの取り付けがフロート構造だからです。今までのスピーカーではエンクロージャーに直接付けられており自ずからユニットの振動は問題になりませんでした。
フレームを引っ張るだけでは振動は取れないと思いますが?
この辺はどうなんでしょう。

コニ  投稿日時 2008/1/9 21:44

ユニットのマグネットに直接かなり重い質量の金属を接着する事で本来の目的(ユニットの振動板を正確に作動させる)が果たせると解釈しています。
過去に色々の方法を試みましたが紐や針金で引っ張るのはフレームをバッフル板に固定する効果は有りますがそれだけだと思います。

8センチクラスの軽い振動板のユニットで最低1.5キロ、10センチクラスなら最低3キロ以上の鉛や真鍮を抱かせないと意味が無いと思われます。

小生は8センチには1.6キロ+α(ルミナスポールの中に鉛粒500グラム以上)、15センチウーハーには8キロ+α(ルミナスポールに約1キロ以上の鉛粒)を付けていますがまだ少し足らないと考えています。

目安はユニットの振動板の重さの1000倍以上です、これは中途半端な重さでは有りません。(タイムドメイン社の資料から)

デッドマスはとても効果的な方法と思います、ただコストが掛かります。
ユニット本体よりデッドマスのコストが上回ることも覚悟する事が必要です。(使用する材質によりますが)

エンビーム   投稿日時 2008/1/9 22:34

先の投稿では、名前に漢字が入ってしまいました(^^;
マグネット裏に紐を接着して、それを対向するところから
キツく巻き上げれば同じような効果になると思うのですが
違うのでしょうか?
デッドマスの効果も分かりますが、それはフローティング構造に限った
話しではなく、昔、流行ったみたいに、普通に取り付ける際にも
言われていた事ですよね。
僕はフレームにネジ(ナット)でバッフルに強固に固定するやり方と
マグネット裏から引く力でフロートしながら置くやり方の違いというのが
一番大きな差となって音に表れていると思うのですが。
もっと極端に言えば、止める個所が、フレームか、マグネットか
前面支持か後面支持かの違いで、イクリプスなどはマグネットの後ろに
特殊な止め具を用いているので、良いのかなと個人的には思ってます。

suisyu  投稿日時 2008/1/9 23:10

>エンビームさん
マグネット裏に紐を接着して、それを対向するところから
キツく巻き上げれば同じような効果になると思うのですが?
きつく紐を張れば、弦になり、固有振動を持ちます。
それだけの理由でも私は採らないのですが、紐とデッドマスでは設計思想の方向が違うと思います。
問題は出てくる音ですから、個人個人のこだわりでやれば良いのであって、否定はもちろんしませんが、yoshii9自作のまず突き当たる分かれ道で、よく吟味すべき部分だと思われます。
>皆様へ
塩ビ管をまず作ってみようとする人たちに意味ある議論だと思いましたので、あえて書き込みました。他意はありません。
コニさんと合わせて一つの参考にして下さい。

ゆったり人  投稿日時 2008/1/12 11:53

興味深く拝見させて頂きました。
ユニットの固定方法は自作部分の醍醐味のひとつかなと最近思ってます。
という私はバッフル固定から抜け出せてませんが^^
こういった議論が出来る場所と、また拝見できることにとても有意義なサイトですよね、有難く感じてます。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/17 17:29

7日から出張のため返答できず失礼しています。まだ 途中なので 18日 帰宅してから書き込みします。よろしくお願い致します。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/18 19:40

>1/7 のmrtさんへ
「集まれ・・・」の最初に書きましたが 管共鳴による低音増幅は同じ管径では低音を濁らせ 高中音にも影響を与えると考えています。低音増幅が大きくなると管共鳴も大きくなります。私には管共鳴を小さくして低音増幅する工夫が思いつかなかったので 低音増幅は諦めてツインユニットスピーカーにしました。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/18 19:59

>1/8 のエンビームさんへ 初めまして エンビームさん
紐は漁師にもらった直径約2mmのものです。マグネットに巻き結びつけた紐は180°で二点支持して二本の紐がスピーカーの裏側を通るようにします。その紐の真ん中を紐で後ろに引く二重構造です。 
支持するボルトは5mmの全ネジボルトにナットとワッシャーが四個。ボルトは塩ビ管の外周+ナット+ワッシャ一枚分の長さに切り 100mm塩ビ管(長さ20cm)に穴(15cmの位置)を対象に開け差し込みます。ナットの真ん中に紐を受けるナットとワッシャ二個ずつと固定用のワッシャとナットも一組 入れておきます。マグネットからの紐はワッシャの間で二・三回巻いてナットできつく締め付けます。(最初は接着剤を使っていたのですがユニットを取り替える時に便利なのでナット・ワッシャ締め付けにしました。)後は外側のナットをボルトに接着して紐をスパナで巻き上げちょうど良いところで内側のナットで締めて留めます。他に何か良い工夫がありましたら教えてください。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/18 20:01

>1/8 のエンビームさんへ 続き
こうしてスピーカーユニットを取り付けた塩ビ管をいくつか作っておくと差し替えて試聴できます。(U字管が高いので) カッコ悪いのですが交換のためSPの配線はすぐ横から出しています。今まで7種類のユニットを試作しました。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/18 22:23

>1/9 のsuishuさんへ 初めまして suishuさん
「yishii9」の制振構造はすばらしいと思います。ただ構造上SPを横にできません。単純に横にするために紐で引っ張るということで あくまで試作ですのでたいして深い考えはあません。海外のSPにはユニットをフローティングして鉄の棒で引っ張って本体に固定したものがありますが 鉄棒よりも簡単にできて調整もできるので試してみたものです。
きつく引くと確かに弦になりますね。できるだけ短くしてるのですが どうしてもユニット裏に5cm程度の紐スペースが必要になります。

ムーパパ   投稿日時 2008/1/18 22:27

>1/9 のコニさんへ 初めまして コニさん
タイムドメインの理論は難しくて良く理解していません。もう少し勉強したいと思います。

ムーパパ   投稿日時 2008/2/1 9:56

実は「A&Vフェスタ」の「自作オーディオ自慢大会」に締め切り(1/15)直前で応募したのですが 先ほど発表を見たら 何かの間違い?で(笑)一次審査を通過して会場審査ノミネート作品(スピーカー部門14作品)に選出されてました。よろしかったら暇つぶしにでものぞいてみてください。

たてちゅう  投稿日時 2008/2/1 12:09

通過おめでとうございます!!
こちらに載っていますね。
(www.avfesta.com)
最近全然A&Vフェスタ行ってないし、
都合つけば応援に行きますね!
頑張って下さいネ!!

ムーパパ   投稿日時 2008/2/1 18:54

たてちゅうさん 激励ありがとうございます。時間が取れたらぜひおいでください。お会いできることを楽しみにしております。

マイケル   投稿日時 2009/5/4 0:05

大変面白い構造ですね、塩ビ部分の鳴きはしないのですか。私でしたら塩ビはスピーカーボイスコイルと同じ大きさの物を用意し中にコンクリートを詰めデッドマスを作ります。私はコストをもっと押さえるため8cmsp(片側4つ)にそれぞれ一つずつふたつきの飲料水の缶を利用し中にコンクリートを詰めデッドマスとしています。これでもかなり効果
があり、市販のスピーカーではどんな物でも出ない音が出ていると思います。私もオーディオは歴は長く何度もSPは買い換えましたが市販の物では絶対に長く満足出来る物はありませんでした。しかしデッドマスを装着することによっていまではSPを買い換える必要はありません。ボイスコイルを振動させバスレフポートから、マイナスの振動盤の音とボイスコイルの音を出している市販のスピーカーからはいくら高い山の名の付いたSPでもこもった音しか出ません。ちょっとした改造で数百万以上の音を出すことは可能だと思いますので、是非デッドマス付きSPをお薦めします。

たてちゅう  投稿日時 2009/5/5 17:19

>マイケルさん
自作SPベテランの方はデッドマスを付けている方多いですよね。
かなり音も違うようです。
情報ありがとうございました。今後も宜しくお願い致します。



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