掲載日 初回投稿2010年05月04日
更新2011年05月21日
コニ
Daruma3-6
だるまさんシックス
50 x 50 x 130
正面

その他

その他

09 (cm)

Fostex

FE88ES-R+MG850

02.5 (cm)

VIFA

XT25BG60-04 Double Magnet Ring

20 (cm)

Peerless

831858

自己評価
☆☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
画像1

Daruma3-5を投稿(2008年8月20日)以後次のような改良を行いました。
改良後のネーミングはDaruma3-6だるまさんシックス)としました。

改良点
・サブウーファのユニットをPeerless8インチに換装
・サブーウーファ用パワーアンプにCrown DC-300ASeries2を使う事に
・この時点で6ウェイマルチチャンネルアンプ方式になる
・ツイターをVifaのXT25BG60-04 Double Magnet Ring Dome Tweeterに代え
・それまでのBeston 「RT003C」円形リボンツィーターはスーパーツイターにする
・Vifaのフランジ直径が大きくミッド・ローのユニットに重なるので、一回り小さなTangBandのチタンコーン4インチフルレンジに入れ替え(125*100異径ソケット収納)Vfaを納めるスペースを確保
・結果ユニットが7つになったのでFE88ES-RとMG850はパラで鳴らす事に
・オーディオ用PCとしてONKYO(SOTEC)のHDC-1Lを導入
・ジッターコレクター(Bravo)とDAC(24bit192kHz)付ヘッドフォンアンプ(Fubar-4plus)を加える

以上が主な改良点です。

画像2

このシステムの最大の特徴は
・各ユニットエンクロージャーを与えユニット間の干渉をゼロとしたこと
・サブウーファは元より全ての箱から吸音材を排し音の鮮度が保てたこと
・出来るだけ小型のユニットを使いスピード感を損なわないように配慮したこと

ユニットのチャンネル毎の調整はフェデリックス社のPolaris-アルファを使いました。
これは付属CDで20~20kHzのワーブルトーンを流し、高性能マイクの入った本体で音圧を測定し左右各ユニットの音圧レベルを揃える事が出来る優れものでした。

その結果容易に全体のバランスを取ることが可能になり20Hzの重低音から20kHzの高音までスッキリした音に纏めることが出来たと思っています。
(20Hzはメーターは十分振れていますが、歳のせいでしょうか25Hz以下は聴き取れないし、高音は12~3kHz位が限界です)

画像3

サブウーファ(50Hz以下)
ユニット・・Peerless 831858 20センチウーファ(ペーパーコーン)
ユニット取り付け方法・・フレームとフロントバッフルの間にゲルを介しマグネットに固定したスチールパイプ(鉛粒入り)を後ろ蓋まで伸ばしボルトで締め上げて固定
この様にするとユニットの振動が筐体に伝わらず音量を上げても筐体が全く振動しない。
箱(容積)・・内法縦40、横40、深50センチ 80リットル
箱の素材・・MDF バッフルと裏蓋は21ミリ+18ミリ上下左右は18ミリに0.5ミリ鉛シート貼り
構造・・JSP方式(共鳴30Hz辺り)
・内部の定在波対策として、使い捨てお椀状の皿にモルタルを詰め上下左右に隙間無く貼り付け
・吸音材なし

画像4

ウーファ(50~300Hz)
ユニット・・Dayton RS150S-8 15センチ ウーファ(アルミコーン)
ユニット取り付け方法・・サブウーファと同様(このユニットには8キロの鉛のデッドマス装着)
円筒エンクロージャー(容積)・・内径35センチ×45センチ 43リットル
素材・・ボイド管(建築用→円柱製造用紙製円筒)強度確保のため二重にしました。
これは大変良い素材です。
円筒の構造・・JSP方式(共鳴47Hz辺り)
・定在波対策・・ユニットの反対側面に円錐形板(0.5ミリ鉛シート貼り)を設置
・吸音材なし

画像5

ミッド・ロー(300から1000Hz)
ユニット・・TangBand W4-1337S 10センチ フルレンジ(チタンコーン)
ユニット取り付け方法・・ウーファ同様(このユニットには1.6キロの鉛のデッドマス装着)
パイプエンクロージャー(容積)・・外径25センチ 厚さ4ミリ,長さ33センチ 12リットル
パイプの素材・・アクリル管(バッフル21ミリに18ミリMDF、裏蓋10ミリ厚アクリル板)
ユニット収納部・・塩ビ管(125*100異径チーズ・内外に鉛シート貼り)
構造・・JSP方式(低音不要につきバスレフ的効果)
・定在波対策・・ユニットの反対側面に円錐形板(0.5ミリ鉛シート貼り)を設置
・吸音材なし

画像6

ミッド(1000Hzから4000Hz)
ユニット・・右FE88ES-R(ペーパー) 左MG850(マグネシウム)両ユニットフルレンジ
ユニット取り付け方法・・ミッド・ロー同様(このユニットには1.6キロの鉛のデッドマス装着)
パイプエンクロージャー(容積)・・外径13センチ、厚さ5ミリ、長さ45センチ 5リットル
パイプの素材・・アクリル管(バッフル12ミリ厚デュポンコーリアン、裏蓋10ミリ厚アクリル板
構造・・密閉
・定在波対策・・ユニットの反対側面に円錐形板(0.5ミリ鉛シート貼り)を設置
・吸音材なし
・左右のパイプ内部構造は全く同じ作り

画像7

ツイター(4000から15000Hz)
ユニット・・Vifa XT25BG60-04 Double Magnet Ring Dome Tweeter 
ユニット取り付け方法・・ミッド同様(デッドマスなし)
パイプエンクロージャー(容積)・・外径10.5センチ、長さ9センチ
パイプの素材・・塩ビ管VU75ソケット(外周全面鉛シート貼り、バッフルなし、裏蓋10ミリ厚MDF
構造・・密閉
・吸音材なし

画像8

スーパーツイター(15000Hzから40000kH)
ユニット・・Beston 「RT003C」 円形リボンツィーター 
ユニット取り付け方法・・ツイター同様(デッドマス径25、長さ25ミリ真鍮)
パイプエンクロージャー(容積)・・外径8センチ、長さ19センチ
パイプの素材・・アクリル管(バッフル10ミリ厚デュポンコーリアン、裏蓋10ミリ厚アクリル板
構造・・密閉
・吸音材なし

システムの構成の概要

プレーヤー
CD Denon DCD-1650AE
PC Onkyo HDC-1L(WinXP) iTunes & Foobar2000

   (ジッターコレクターBravo、usbDAC Fubar4Plus)

チャンネルデバイダー
Behringer DCX2496 左右各1台

プリアンプ
Onkyo A-1VL(プリ部)

パワーアンプ
サブウーファ用 Crown DC-300ASeries2
2-6CH用    Crown D-75A 5台

非常にローコストで組み上げた6ウェイマルチアンプシステムです。

プリンタ用画面
投票数:33 平均点:4.55
作成:2010/5/4 18:48:46 コニ   更新:2011/5/21 1:10:59 コニ   閲覧数:14303
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コメント一覧

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たてちゅう  投稿日時 2010/5/4 19:52

先日はお邪魔させて頂きありがとうございましたm(__)m

オーケストラが最高に気持ち良かったです!!

ゆったり人  投稿日時 2010/5/4 21:45

6ウェイマルチチャンネルアンプ方式となったシステムは、以前より確実に磨きがかかってました。
とても自然で無理がない音が耳に届くあの感覚、すごく気持ちよいです。
さらに進化されるのでしょうか、楽しみです^^
(先日はありがとうございました)

古舘@横浜  投稿日時 2010/5/5 0:27

コニさん、先日はお世話になりました。
進化し続けているシステムに皆さん良い刺激を受けてますね。
かくいう私もマルチチャンネルアンプにしたくなってベリンガーのDCX2496、CX3400、CX2310の取説をダウンロードして毎日眺めています。 :-P
手始めに2Way+SubWooferの3Wayならばどれでも使えそうです。
ユニット選択、クロスオーバーの選択など気長に進めたいと思っています。

ゲスト   投稿日時 2010/5/5 10:20

凄い作品ですね
仕上げも綺麗で実物聞いてみたいです

コニ  投稿日時 2010/5/5 10:45

たてちゅうさん

先日はお仕事の後、飛んできて頂きお疲れ様でした。
もう少しゆっくり、じっくりお聴き頂ければ良かったのにと思います。
6にしてからオーケストラ物を良く聴くようになりました。今まで聞こえなかったオケの奥の方の音が聞こえたりして楽しいです。
また機会が出来ましたらご家族ご一緒にどうぞお越し下さい。

コニ  投稿日時 2010/5/5 10:55

ゆったり人さん

久しぶりの東京出張の機会に再開でき楽しい一日でした。
皆様にお声掛け頂き和やかで賑やかなミニオフ会となりました。

自作スピーカーは丁寧に手を掛けてやると、ちゃんと答えてくれるので可愛いですね。

試行錯誤しながらも、やっと追い続けてきた音に近づいてきました。
癖のない音、引きずらない低音、耳に優しい中高音、透き通るような高音が、求める音になります。
まだ修正したい部分も有りますので気長に少しずつ煮詰めてゆこうと考えています。

コニ  投稿日時 2010/5/5 11:16

古舘@横浜さん

前回いただいたCDを良く聴いています、告白やSadeがお気に入りですし、マライヤキャリーの超高音の美声もこのシステムで聴くと煩くありません。

マルチチャンネルアンプ方式はアンプさえ手当出来ればお勧めのシステムです。
ベリンガーのチャンネルデバイダーが信じられない低価格で入手可能なので是非トライして下さい。

お考えの機種はどれを選んでも失敗は無いでしょう。
コストパフォーマンス順で選べば
1.CX2310
2.CX3400
3.DCX2496

2Way+SubWooferなら1でOKですし、1台足せば4Way+SubWooferに発展出来ます。

各取説に詳しい使用例が出ていますので読むだけで楽しくなります。
DCX2496は兎に角多機能、遊ぶのにはこれ以上楽しい機種は無いのでは、例えばクロスオーバー切り方一つで相当変わります。
そんなことがダイアル一つで自由自在です。
エンジニアの古舘さんであればこの機種の選択も正解かも知れません。

マルチの世界へどうぞ。

コニ  投稿日時 2010/5/5 11:23

ゲストさん

こんにちは、コメント有り難うございます。
見た目は大袈裟ですが、出てくる音はごく素直で大人しいです。
設定次第でドンシャリにもなりますが好みでないので控え目にしています。
(高音はヘッドフォンの音を参考にしているので強めに出しています)

遠い所(茅ヶ崎)ですがお立ち寄り頂けるのであれば是非お出かけ下さい。

引用:
ゲストさんは書きました:
凄い作品ですね
仕上げも綺麗で実物聞いてみたいです
古舘@横浜  投稿日時 2010/5/6 10:10
引用:
お考えの機種はどれを選んでも失敗は無いでしょう。
コストパフォーマンス順で選べば
1.CX2310
2.CX3400
3.DCX2496

コニさん、こんにちは。

出来ればDCXにしたいのですが、サウンドハウスで
1. 9,380円
2. 16,500円
3. 31,800円
と微妙な値付けなので迷ってしまいます。 [worried]
コストパフォーマンス的にはどれも高いとは思うのですが…。

そこで、ちょっと質問が有ります。

マニュアルを見るとクロスオーバー周波数はCXの2台は45?960Hz又は450?9.6kHzのどちらかを切り替えるようになっています。
DCXのマニュアルには特に書いていないようですが、実際にDaruma3-6ではリボンのクロスを15kHzに取っているのでDCXはクロスオーバーを更に広い範囲で選べる様ですが、実際はどうなんでしょう?

実質上はCXの調整範囲でも問題は無いのですが気になりましたので教えて下さい。m(__)m

コニ  投稿日時 2010/5/6 22:19

古舘@横浜さん、こんばんは

DCXは自由に切り分けできます。
20?20,000Hzの間はそれこそ自由自在で好きな数字に設定出来ます。
下は20Hzのカットをoffに設定すれば垂れ流し
上も20,000Hzをoffにすれば天井知らずに出来ます。

極端な話し、80センチのウーファと20?20,000までのフルレンジ、20?100kHzのスーパーツイター、が有ると仮定して
ウーファーを20Hz以下
フルレンジを20?20,000Hz
ツイターを20,000Hz以上
の3Wayなんて設定も可能です。

古舘さんのおもちゃにはDCXがお勧めです。

古舘@横浜  投稿日時 2010/5/7 0:59

コニさん、回答ありがとうございます。

なるほど、自由自在に設定出来るんですね。
ウーファーを45Hz以下、ツィーターを9.6kHz以上で使う事も無さそうだし、スーパーツィーターを追加する時はコンデンサーカットで十分な気もするので必要性は有りませんが、魅力的ですね。

取り敢えずCXで始めて、その内DCXにグレードアップしてCXはオークションに出してもそれ程無駄にならない様な気もしますが、最初からDCXにした方が良さそうですね。

PS. 先日聴かせて頂いた無線と実験の付属CDですが、楽天ブックスでは品切れだったので手に入らないかと思っていましたが、本日本屋に行って誠文堂新光社に問い合わせたら在庫が有るみたいなので発注して来ました。

コニ   投稿日時 2010/5/10 23:59

無線と実験の付属CD着きましたか?なかなか良い録音ですね。

PCオーディオファンNO2に付属のCDも超高音質です。
CDフォーマットには入らないのでDVDに入っています。
再生はPCに取り込みプレイヤーはFoobar2000かFreveAudioで聴くとのけ反ります。

音源も音楽性より音を聴かせるもの(三番目を除けば)が殆どですがオーディオマニア受けする録音です。
特に高音の伸びとか雰囲気の醸しだし方がCDとは全く別物でした。

こちらもお試しあれ。

古舘@横浜  投稿日時 2010/5/11 2:20

コニさん、無線と実験はまだ入手出来ていません。 [worried]
連休の影響もあって13日頃になるようです。

PCオーディオfanNO.2というのは
(www.amazon.co.jp)
ですね?
説明にDVDが付属しているという注意書きが無いので…

とは言え、DVDはオーディオに繋いでいないし、PCも今の所繋がっていません ;(

でも、PCオーディオ入門にも良さそうなので頼んでみようかと思います。
これはアマゾンにも楽天ブックスにも在庫が有るみたいなので確実そうです。

コニ  投稿日時 2010/5/12 0:05

古舘さん、こんばんは

PCオーディオfanNO.2
それです、間違い有りません。

DVDメディアにWAVファイルで収録されています。
24bit88.2kHz,96kHzが多いですが9曲目は176.4kHzです。
スター級ですね、これが凄いのです。

古舘@横浜  投稿日時 2010/5/12 4:21

コニさん、本日本屋さんで予約してきました。 :-)
週明け位に入荷するようです。

DVDはDVDオーディオフォーマットで当然、HDDレコーダーのDVDプレーヤーなどでは再生出来ないんですよね? [worried]
本を読んで勉強して早く高音質の音を聴いてみたいと思います。 :lol:

コニ  投稿日時 2010/5/12 14:07

古舘さん、こんにちは
残念ながらCDプレイヤーDVDプレイヤーでは再生出来ません。
念のためHDDレコーダーのDVDプレイヤー、デスクトップ、ノート、オーディオ用PC(何れもWinXP)に掛けてみましたがダメでした。

一度PCに取り込み再生する必要が有ります。
その際DACを通さないと本来の音が聴けない(ですよね?)

いまメールを打っているデスクトップでOnkyoのSE-U33GX経由SPはTIMEDOMAIN lightで聴いていますが、明らかに良い音で聴けます。

小生の耳ではFoobar、iTunes、Frieve Audioの差は聴きわけられません(トホホ・・です)どれも良い音です。

古舘@横浜  投稿日時 2010/5/15 23:52

コニさん、皆様、こんばんは。

無線と実験が一日遅れて昨日に、PCオーディオfanが早まって本日入手出来ました。

DVDフォーマットの音を聴くのはいつになるのか?と思っていましたが、iTuneでリッピングしたら10曲目のDSDフォーマット以外はちゃんと問題無く音が出ました。

PCに接続されているのが5cmユニットのアクティブスピーカーなのですが、音の良さは確認出来ました。
5曲目の88.2kHz/24ビットと9曲目の176.2kHz/24ビットの差は分かりませんでしたが。

オーディオに繋げば、更にDACを良い物に換えれば更に良い音になるだろう事は想像出来ました。

なーお  投稿日時 2010/5/17 20:05

コニさん、こんにちは。

いやはや、すっかりコメントが遅れてしまいました。
先日のオフの感想なども全然コメントしてなかったですね、スミマセン。

私とってマルチアンプ・マルチウエイという未知の領域の音を聴かせていただき、ありがとうございました。 スムーズな繋がりで大人しい音、ちょっと派手めの最高域があって華やいだ音場が広がる、ずっと聴いていたいシステムですね。

個人的には、FirestoneのBRAVOに惹かれました。 まだ購入するまでは至りませんが、そのうち、、と思ってます。 :-)

コニ  投稿日時 2010/5/18 23:56

なーおさん、こんばんは

過日は遠いところお越しいただき有り難うございました。
聴感の鋭い、なーおさんに小生の目指した音作りに肯定的?コメントを頂き一安心です。

低音については有る程度の水準を得られたと考えています。
追い込むときりがないので今後の対策はより軽いコーンのユニット交換ぐらいでしょうか。

高音、超高音についてはこれからの課題なのでいろいろトライしてみたいと考えています。

真冬の夜、晴天に輝く星に届く音をイメージしています。



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