なーお
掲載日 初回投稿2006年02月16日
更新2011年10月29日
なーお
3D-subako
すりーでぃーすばこ
25 x 35 x 50
正面
08.5 (cm)

Fostex

FE88ES-R

なし

なし

自己評価
☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆
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画像1

初期の頃。
方舟で行われたSTEREO誌コンテストの際の写真。ポート出口からの中高音の漏れが耳に付き難いように、出口を内側に向けていました。

画像2

2006年オフ会の頃
名称:3D-subako-HS
ダイレクト感・スピード感を重視し、音の干渉感が若干残りました。

画像3

Takenakaさんの核型スパイラルを参考にした、下部BOX。 バランスは悪くなく、歪感もそこそこ少ない。

画像4

積層で作った、スパイラルの伸延版。
名称:3D-subako-EX
低音がおとなしくなって干渉音が激しく、結局、上のボックスに戻しました。デザインはとても気に入っていたのですが。。 この積層部は、Cool Bizの台として使用中。 :hammer:

画像5

製作直後に、試行錯誤。
大口径スパイラルからの中域・中高域の音漏れが多く、色々実験中。 散らしてはみたものの、結局万全にはなりませんでした。

これが塩ビ管スピーカーと呼べるかどうか、今となっては少し微妙な気がします。 「胴体」に塩ビ管を使ったことで、本館サイトに掲載いただいたように記憶しています。

とはいえ、シナアピトン合板使用で中高域のアバレの少ない音でした。

集まれ塩ビ管スピーカー

なーおーさんの新作スパイラルスピーカー「3D-subako」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
いつも御世話になります。
仕事を休みにして作ってしまいました。
名づけて、「3D-subako」です。

何より接合面が「吸い付くような」高精度の仕上がりには驚きました。
さすがMAKIZOUさん、と関心。
箱部分の加工済み部品はバッフルと側板2枚、底板の4点のみですが、
ここに(一緒に送ってもらった端材を)自分で加工した補強を適宜追加します。
先日は急なお誘いにもかかわらず、「新型デコイ」発表オフ会にご参加下さいまして
誠にありがとうございました。
頭頂部の正規部品を積層接着し、仮組みしてみたところです。
この部分の接着剤はエポキシの90分タイプで薄くじっくり。


木の所は組み立ても神経使いますよね!
さすがです!!
現状の姿。 まさに木の幹に建て付けた巣箱。
頭頂部のR加工がもう一息ですが、後日仕上げ塗装の際にきちんとする予定。 
接着剤はスキマ充填的な使い方のため、エポキシの5分タイプで実施。
VP200塩ビ管の3D-スパイラルホーン出口の下に、MAKIZOUクラフトさんが
勘違いで作った円形部品を組み合わせたディフューザーを作りました。
これを置くと、150?300Hz付近の共鳴音が耳につきにくくなります。

設計諸元(ロボット君とスパイラル転用のためほぼ同じ)
外形寸法:(支持スタンド含) W250xD350xH500mm
使用ユニット:Fostex FE88ES-R
空気室容積:3.6L (形状=箱型)
スパイラル管径:VP200使用、195mm
スパイラル管長:26cm
スロート入口高H0:4.5cm
スロート面積S0:37cm2 (ユニット面積比=1.0)
ホーン出口面積S1:61cm2
音道回転回数:3回(スパイラル巻回数:4回)
ホーン長(ダクト内空気容積基準換算値):177cm
ダクト共振周波数fh0(ダクト内空気容積基準換算値):42Hz

綺麗にRを作りますね?。
凄過ぎです!!

↑ L1m(クリックすると大きくなります)

↑インピーダンス特性(クリックすると大きくなります)

↑コーン紙「ポン」法によるダクト共振周波数の確認
(クリックすると大きくなります)
周波数特性と、インピーダンス特性です。
(いつものように、おもちゃ機材での測定ですがご勘弁。。)

まずはインピーダンスカーブに3つ山があってよかった。
ロボット君と同様に、ショートバックロード+重低域バスレフで動作しています。
ロボット君にくらべ、インピーダンス第1ピーク(fhi)とfocが少々下がりました。

一方、300Hz付近の小山が小さくなっていまして、干渉音の原因(?)が
抑えられたように思います。

一方、160hzの音圧ピークはショートホーンのため仕方ないかもしれません。
「ポン」法によるダクト共振測定では、やはり42Hz付近で穏やかに共振しているようです。

ここは管理人素人なので、これから徐々に勉強しま?す。(^_^;)
以下の音の評価は自画自賛になってしまいますが、
箱のエージングも進行していないにも関わらず、高能率で実に情報量が多くて
且つ立ち上がりの早いすっきりした音になりました。 
ロボット君の時から比べ、2皮くらいむけた印象です。 
これがシナアピトン合板材の箱の効果か。
これなら高くてもこっちを買う人が多いのもうなずけます。

弦がきれいでヨーヨー・マのチェロ独奏などでは、弦の震える感じや胴鳴きも
眼前に広がります。 マーカス・ミラーのベースの迫力も十分に出ますし、
バスドラやスネアも大変バランス良く、ダイレクトに届いてくる感じ。

また、内部平行面がほとんど無い設計の成果か、吸音材ゼロにも関わらず
ロボット君よりも中域下の干渉音が減りました。 
まだあるのですが、耳につきにくいというか、よく出来たバックロードのそれのように
ボーカルなどに「色気」を加えてくれる方向です。
とはいっても、ショートホーンですので干渉音のレベルとしても大きめです。
今後、吸音材などをいろいろ試しつつ調整してゆきます。

総括として、全てに渡ってロボット君を飛び越え、音のダイレクト感と重低域の伸び、
そしてトータルバランスでも以前メインで使っていたSuper-Swan-Kaiを大きく引き離す
レベルになったと思います。スケール感では一歩及びませんが。

昨年10月から3D-スパイラルホーンの製作に精力的に取り組んで来ましたが、
3D-スパイラルホーンを「よりバックロード的な低音」にして
「重低域をバスレフ動作で伸延する」という当面の目標に、
一つの答えを出せたと考えています。

あらためて、ご本家Takenakaさん、塩ビ管スピーカーの方々ほか関係者の方々に
感謝致します。

ありがとうございました。
うわーっ!凄そうですね!
今度是非聴いてみたいです!!

今年のステレオ誌のコンテストに出しちゃいましょう!
ってお題がまだでしたね。(^_^;)

それではまた改良や新作製作されましたら、ご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメント宜しくお願い致します。
プリンタ用画面
投票数:66 平均点:4.55
作成:2006/2/16 0:00:00 なーお   更新:2011/10/29 7:43:42 庶務係   閲覧数:12133
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コメント一覧

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なーお  投稿日時 2006/2/16 19:26

管理人さん、早速の掲載ありがとうございます。
自分のブログのままの文章でしたので、読み返すと少々調子に乗りすぎたかなと思います。 すみません。
3D-subakoの方は、今後は細かい調整に精進したいと思います。

PS:コンテストですかー、出品できたら夢のようですね。

管理人   投稿日時 2006/2/16 22:12

>なーおさん
いえいえ。全然大丈夫ですよ!
しかし凄そうですね?新作!!
是非コンテストチャレンジしちゃいましょう!
僕は無謀にもチャレンジするつもりです。(^_^;)

マエストロ   投稿日時 2006/2/16 22:50

こんにちは!!新作発表おめでとうございます。。すごそうですね。。わたしは最近、自分のスピーカーの音ばかし聞いていますんで、フレッシュな感動を味わいたいです。今度聞かせてくださいね!!腹の中が震えるような低音に期待してます。それにしても、みんなインテリアとしてもきちんと仕上げてきますね。。見習わねば。。。最近、塗装の勉強の時間のほうが多いです。。(苦)

なーお  投稿日時 2006/2/16 23:40 | 最終変更

>管理人さん

引用:

僕は無謀にもチャレンジするつもりです。(^_^;)

おぉ、そうですか。では私も(笑)

>マエストロさん

引用:

腹の中が震えるような低音に期待してます.

そんな低音出ませんので(笑)
それより「パンチ」とか「解像度」のある低音ですね。
次回関東地区でオフ会がある時には、都合のつく限り参加します。どうぞ聴いてください。
ただ、壁もスピーカーの一部ですので(って、以前こちらで言われた名言を引用)別の部屋では思ったように鳴らないかもしれません。
塗装仕上げは私も未だですので、これから頑張ります。

モーレア  投稿日時 2006/2/17 0:04

なーおさんのスピーカーは、スパイラルといい、木工部分の工作といい、とにかくすごいですね。

スパイラルは何回かチャレンジしてみましたが、いまだに満足な形ができた試しがありません。なぜ瞬間接着剤というのは、つけたいところがつかなくて、つけたはずのない指がくっつくのでしょう?

まあ自分のことはさておき、新作制作、お疲れ様でした。是非聞いてみたいものです。皆さんの作品の自宅に置ききれない作品がたとえばミュージックファクトリーに常設展示してあれば、今晩にでも出かけるのですが。。(実は今夜はお茶の水に宿泊しています)

なーお  投稿日時 2006/2/17 3:24

モーレアさんこんばんは。
今回、スパイラルはタコ糸ぐるぐる工法でやりました。
参考:あっきーさんのサイト  (www.asahi-net.or.jp)
ただ、これだけでも難しかったので、途中で一旦エポキシで固める方法でやりました。そして最後は必殺、スキマテープ法+エポキシ大量塗布で挿入。
なお、今回の製作を、→URLのホームページの方にまとめてみました。

マエストロ   投稿日時 2006/2/17 3:49

こんばんは。。相変わらず深夜に出没です。
モーレア様
>なぜ瞬間接着剤というのは、つけたいところがつかなくて、つけたはずのない指がくっつくのでしょう?
私、笑ってしまいました。。。このセンス最高です。。まったくそのとおり。。これから、指がついても「くそぅ」とかいわずに笑顔でいられそうです。。御茶ノ水ですか。。東京ちょくちょく来るなら、飲みにいく機械でもあるといいですね。。京都か。。いいところですよね。。

なーお様
大型のスパイラル作るの大変相ですよね。。実は私も3重管SPの前はスパイラル入れようと思っていたんですよ。。でもめげました。。がんばって入れて悲惨だったあとのメンテとか大変そうですし。。一発目でぽしゃるとその後のモチベーションが出てこなそうなのと、神さんからの工作禁止令が出るのがこわくって。。。天に向かって唾吐くと自分に帰ってきますからねぇ。。。神には逆らわないことです。。

なーお  投稿日時 2006/2/18 15:19

モーレアさん、マエストロさん
私も、もうしばらくはスパイラルを作りたいとは思えません。1台で3台分くらい頑張りました(爆) きっともうエポキシ中毒になってます。
それはそうと、ここまで大きいとあのサイズのキャプタイヤでは剛性不足気味なんですよ。 何かもっと良い材料で、削り出しでできないか考えています。 削り出しなら、剛性アップのために中心部分を厚くしたりすることも自由に出来るので。
・・自分で簡易旋盤でも作って数値制御で動かすかな。。(笑)

長野   投稿日時 2006/2/18 17:13

塩ビ管の内径にあわせた扇型の板を張り合わせてゆけば
できると思いますが。。。。。
それでも大変ですねぇ (^^;
たしか樹脂のプレスで扇型の量産体制を作った人が
いたような。

なーお  投稿日時 2006/2/18 19:49

長野さんこんにちは。
それは、↓このページですね。
(tokyo.cool.ne.jp)
これならサイズ毎にプレス型を作ってあればオッケーですね。作るのはいずれにしても大変ですね。。 まあ気長に考えます。

なーお  投稿日時 2006/2/19 9:59 | 最終変更

↑の話を元に、自分なりに考えて、やっぱり積層方式に戻ってきちゃいました。 3D-yadokari案です。
(www.naaon.com)
作るとしたら、半年後でしょうね。

モーレア  投稿日時 2006/2/19 17:53

近くで建設現場で、クレーンに大型ドリルをぶら下げて、杭打ちの穴を掘っていました。あのドリルでスパイラルを作ったらすごいなあ、という妄想に駆られています。ほとんど病気ですね。

なーお  投稿日時 2006/2/20 1:20

モーレアさん
おー、あの掘削機のスクリューですか。 あれをスパイラルに。なるほどー。 ってそりゃ私と同じくビョーキですわ。(汗)

七拾八   投稿日時 2006/2/20 12:41

なーおさん、どうもです。
オリジナルのディスク法の場合は、スパイラルピッチが等長である場合は
良いのですが、ピッチが広がっていった場合には扇形の重なる部分だけが
増えていくので、なーおさんが言われるように容積効率は悪いですね。
でも、それぞれの扇形の形状をスパイラルピッチに合わせて最適化すれば
幾分、効率が上昇するのでは?BHなどでも板厚分の凸凹は残す場合が
多いようですし。
3D-yadokari は、楽しみです。

モーレア  投稿日時 2006/2/20 22:32

3D-yadokariですか、いいですね。形状を三次元の方程式で表現して、それを例えば9mmピッチで切断した断面を、厚さ9mmのMDFで作り、積層すれば、効率は確保できるのではないでしょうか?
問題は数学ですね(^^;考えただけで頭が痛くなってきた。。それに図面通りにMDFを二十枚以上切り抜くとなると、体の節々まで痛くなりそうな。。

長野   投稿日時 2006/2/21 1:58

そういう計算なら私全然平気ですので
設計だけならご協力できるかと、
でも作るほうは不器用なのでダメですね(^^;

なーお  投稿日時 2006/2/22 21:50

みなさんありがとうございます。
今、3D-subakoにてスパイラル出口の中音(160hz,300Hz)の共鳴音と戦っています。 今までにくらべれば相当聴きやすいのですが、これ、閉じ込めようとすると却って歪が増えて耳障りな音になることを最近気づきました。 出口をスムーズに広げれば広げるほど、耳障りでなくなります。 F特上はほとんど変わらないんですけどね。 それだけスパイラル出口直前では歪が少ないのかもしれません。 
この対策を自分のものにしないと、3D-yadokariを設計する気が起こりらないんですよね。。 あー、また4月から長期出張が控えてるー。



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