掲載日 初回投稿2006年09月04日
更新2006年09月04日
モーレア
TD方式サブウーファ
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集まれ塩ビ管スピーカー

モーレアさんの「TD方式サブウーファ」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
これまでフルレンジでなんとか低音を出したいと試行錯誤をしていましたが、
suisyuさんの低音を聴いてから、サブウーファを作ってみたいと
考えていました。
そんなころ、エリックさんのお誘いで、富士通テンのサブウーファTD725swの試聴会に行き、
低音の魅力にはまってしまいました。
これはなんとしてでもサブウーファを作らねばなりません。

サブウーファを鳴らすには、専用のローパスフィルタやアンプが必要になり、
自分一人ではハードルが高すぎます。
そこで、エリックさんと共同で、サブウーファを製作することに。

ここらあたりの顛末や詳細は、私のホームページを参照ください。
http://www.geocities.jp/hs_moorea/

富士通テンSW試聴されたのですか!
羨ましいッ!!
低音の魅力にはまるとなかなか抜け出せないですよね。


ローパスフィルタにはLMF60というICを使っています。
これで周波数をスパッと切り取ることができます。
それに切り取り周波数の値も自由に変えられるという優れものです。
ICなどの部品も回路図も、ローパス関連はすべてエリックさんに
オンブにダッコで、作成しました。

サブウーファのユニットは松下製の17cmウーファです。
もらい物で型番は忘れました。
ユニットの裏に書いてあったのですが、鉛をエポキシでくっつけてしまったので、
今では確認することもできません(^^;


このローパスフィルタ良いですネ!
これまた羨ましい!!

このユニットに、床束というものを接着し締め上げることで、
チーズの両端に固定しています。
また重さで下に下がるかもしれないので、束を上から銅線で支えています。

チーズの下の部分は、モーレア3号三重管に使っていたVU150です。
とりあえずは内部に何も入れていません。

実際に鳴らしてみると、最初はずいぶん能率が低いように感じました。
ボリュームをかなり上げないと音が出ません。
てっきりユニットの性と思っていたのですが、
試みに、一方のユニットを逆接続してみて、ビックリしました。
急に音が大きくなったのです。

一方だけの接続、あるいは逆位相接続で、音は大きくなり、同位相の接続では、
音は小さくなります。それと、同位相接続では、塩ビのチーズ管が振動しています。
ユニットは束で固定されており、振動がキャンセルされるはずなので、
ユニットの振動が伝わったのではなく、空気の密度変化が塩ビ管を振動させている
のだと思います。

元々の発想は、ユニットの振動を二つでキャンセルさせ、クリアな低音を、
ということだったのですが、思うようには行かないものです。

二つのユニットを連結して振動を打ち消し合うというコンセプトは、
それなりに理にかなっているように思います。
たっぷり入力を入れるといい感じの音がするので、しばらくエージングしながら、
内部に鉛を貼り付けるとかの工夫を行って、クリアな低音にチャレンジします。

まずは、製作直後の速報ということで、よろしくお願いします。

この形のSWって難しいいのですね?。
管理人も長岡先生の「ドンキー」を作った事がありましたが、
ウーファー部分がこのような形でした。
ドンキーの場合は、すっきりした低音という印象がありました。

ウーファーはエージングでかなり違ってくると思いますので、
日々の楽しみにしちゃいましょう!!

それではまた改良や新作製作されましたらご投稿下さいませ。
ブログにも遠慮なくコメントして下さい!
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作成:2006/9/4 0:00:00 モーレア   閲覧数:2440
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コメント一覧

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モーレア  投稿日時 2006/9/4 21:11

ただいまエージング中です。
なかなかいい感じですが、音量を上げたときに塩ビ管チーズがびりびり震えているのが気になっています。ウーハーユニット二つを駆動するには、VU150のチーズが少し薄かったのかもしれません。内部に鉛シートを貼ろうかと画策中。。

なにかよいアイデアがありましたら、教えてください。

エリック  投稿日時 2006/9/4 21:11

>モーレア様 先ずはSWの製作ご苦労様でした。私もTD方式の塩ビ管をスピーカーを何点か作成してきました。小口径フルレンジスピーカーは定位や過渡応答が良くて素晴らしいのですが如何せん低域の再生に難点があります。そこで低域を延ばすために各種の増強方式を採りますが限界が有ります。しかしマルチアンプ方式に変更することで容易にこの限界を突破することが出来るのです。集まれ塩ビ管スピーカーオフ会でsuisyuさんの4発に圧倒されてマルチアンプ化の検討をしてきました。一人では難しいのでモーレアさんを誘って共同開発を提案し進めてきました。続く

エリック  投稿日時 2006/9/4 21:22

続き マルチアンプ化で困難なのは安価なローパスフィルターを作る事です。オペアンプ抵抗とコンデンサーで作ることが出来ますが大変な仕事になってしまいます。こうした折トランジスタ技術SPECIAL NO.44フィルター特集を入手してスイッチトキャパシターフィルターICを使えば簡単に急峻なローパスフィルターが作れることが分かりました。そこからはNETでICを探し出してサブウーファー用のフィルター付きアンプ作る事が出来ました。後は格安の25cm程度のウーファー探しです。続く

エリック  投稿日時 2006/9/4 21:34

続き 幸い格安のウーファーが見つかったのですがそこはジャンク品の悲しさスピーカーの一部に問題が有り現時点では当初計画のサブウーファーが実現できていません。現在はモーレアさんが17cmスピーカーで第1号を発表されました。まだまだ解決すべき問題は残っているのですが、計画通り小口径スピーカーとサブウーファーで2.1チャンネルシステムを共同で完成させてゆく予定です。

モーレア  投稿日時 2006/9/4 22:26

エリックさん、コメント有り難うございます。
エリックさんのローパスフィルタ情報・部品・手助けがないと、サブウーファはできませんでした。
エリックさんの作品ができるのを心待ちにしています。

管理人   投稿日時 2006/9/4 22:43

>モーレアさん、エリックさん
ご投稿下さった皆様がオフ会などの交流や、
今回のように共同開発されている事は、
管理人として非常に嬉しい事です。
ありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。m(__)m

コニ  投稿日時 2006/9/4 23:59

>モーレアさん
左右のユニットを隔絶しないとこの方式成立しないのではないの?
同じ空気室では音波が消し合う作用をして音が小さくなるのでは?
逆相に繋いでは意味がないと思いますがどうなんでしょう。
ワタシも挑戦したくていろいろ設計しましたが左右の空気室を独立
させ、空気室を確保するのが結構難題で実現までに至っていません。
考え方間違っているのでしょうか、ご意見お聞かせ下さい。

地蔵  投稿日時 2006/9/5 0:14

>モーレアさん
先を越されてしまいました。
タイムドメイン方式のサブウーファーは作ってみたかったのです。
不思議ですね。逆相の方が素直な低音が出るのですね・・・。
ユニットにもっと磁力の強いものを選んで、多少の干渉があっても十分に振幅するようにすればいかがでしょうか?
そしてその強力な2個分の背圧を利用してバスレフダクト(底面)から低音域を放射する。というストーリーはどうでしょうか?
ユニットと、パイプ最下部の処理で大きく音が変わるような気がします。

  投稿日時 2006/9/5 2:17

対面に正相で繋いだユニットを取り付けるとユニット単体、つまり裸で鳴らした音に近くなるはずです。
どんなに強力なユニットでも裸で鳴らせば低音が出ないように、ユニットを替えたとしても結果は同じです。

逆相に繋ぐ場合、これは私がやってるタンデム方式ですね…。
ユニットの制振とは逆の考え方で、コーンが受ける空気の粘性抵抗を減らし、ユニットを自由に動かす効果があります。

コニ  投稿日時 2006/9/5 10:49

>モーレアさん
小生の昨日の投稿で言葉足らず、不適正な表現がありましたので訂正させてください。
訂正箇所その1
左右のユニットを隔絶しないとこの方式成立しないのではないの?
→左右のユニットを隔絶しないとイクリプスTDサブウーファー方式成立しないのではないのではないでしょうか?
訂正箇所その2
逆相に繋いでは意味がないと思いますがどうなんでしょう。
→逆相に繋いではユニットを制震する目的なら意味がないと思いますがどうなんでしょう。

以上が小生が抱いた疑問です。言葉足らず、趣旨曖昧で失礼しました。
湯さんの説明にもありますがタンデム方式としては機能していますので十分迫力のある低音は出ているものと想像しています。

ローパスフィルター良いですね、ほしいです、残念ながら自作不能です。

モーレア  投稿日時 2006/9/5 12:54

みなさんからたくさんのコメントをいただき、うれしいです。

説明が不十分だったので、補足しておきます。
・ローパスフィルタの前段には、ステレオ・モノラル変換回路が入っています。このため、サブウーファの両スピーカーには、同じ信号が入っています。つまり、0.1chです。
・同じ信号を二つのスピーカーに入れ、二つのスピーカーを棒で連結することで、ユニットの振動を打ち消す、というのが、もともとのねらいです。
・逆位相につなぐと、振動を打ち消す効果は無くなりますが、そのかわり、湯さんの言われるように、コーンへの抵抗がなくなり、自由に動きます。音のレベルが上がったのはそのせいだと思います。

実際に正相で鳴らしてみての感想です。
ユニットの振動をとっても、空気振動で、キャビネットが振動するので、かなりしっかりとしたキャビネットが必要になる。
・アンプパワーも必要。
・コニさんの言われるように、左右のキャビネットを分けてみると、キャビネットの振動が減るかもしれない。

音の評価については、もう少し、いろいろとやってみてからにしようと思います。

mrt   投稿日時 2006/9/5 22:06

以前たかさんが、同じような構造でやられてましたが、多分逆相だと思いますが・・?  どう処理されるか興味津々です。
なかなか難しそうですね!・・Lボを背中合わせでつけてパイプを2本にするとかいろいろ妄想してます。

モーレア  投稿日時 2006/9/5 22:56

コニさんの指摘を受けて、あたらめてTD725swのカタログを眺めてみました。なんと、二つのユニットの間にしっかりとした隔壁が二枚もあります!
うぅーん、やはり隔壁が必要なのでしょうか。チーズですから、隔壁はつけようがありません(^^;

mrtさん、隔壁なんて塩ビ管では無理ですよー。Lボ接着というのは確かに考えられますけど。。。

でもよくよく考えてみると、完全に左右対称ですから、理論的には、隔壁は無用の存在のはず。中点で空気の密度変化は0のはず!(現実は違うでしょうけど)

とか負け惜しみをいいながら、いろいろとやってみます。地蔵さんの言われるように、強烈な背圧を利用するのも一つの方法ですね。まずは鉛シートを貼ることと、その次は、三重管構造をと、いろいろ実験計画を検討中です。乞うご期待。

suisyu  投稿日時 2006/9/6 0:27

ネットワークについては、いろいろ試行錯誤をしています。
いよいよお仲間が出てきて、お教えいただくことも増えてきそうで楽しみです。
今のところ確認したいのですが、
1 ICを使うとのことですが、もちろん電源が入用で、アクティブネットワークと言うことでよろしいでしょうか?
2 ウーハー用で、ローパスは解かるのですが、さらに上に繋ぐツィーターなりフルレンジのハイパスは考慮されているのでしょうか?
3 コストは?手間は別として、部品代は?
等です。

  投稿日時 2006/9/6 0:28

理論的には振動を相殺していますが、同時に音波も相殺しているのが現状ではないでしょうか?
振動だけを相殺するように、やはり隔壁は必要だと思います。

コニ  投稿日時 2006/9/6 9:11

TD725SWの構造を見ますと、密閉型を2つ作りユニットをアルミ棒で強固に連結する、と見えます。
ユニットのサイズに比べ左右の1台当たりの容積が小さい密閉のためパワーが必要と考えました。
従ってパイプを使って作る場合は全く左右同じものを作りユニットを何らかの方法で連結する。
スパイラルバスレフ構造にすればパワーは普通で充分と考えています。
今のところの課題は
・どうしても大型になってしまう。
・パイプの強度が足らない(VP管使用でも)
・太管塩ビ管のお値段が高くメリットが無い
・鑑賞に堪える形にならない
で、頓挫しています。

最近上記問題全て解決できる?方法考えつきました。(構想段階)

エリック  投稿日時 2006/9/6 20:48

>Suisyu様 いつもお世話になります。6次のバターワース型ローパスアクティブフィルターです。電源はAC100V/5V(0.12Aの小型トランス)を介して±5Vの三端子レギュレーターでIC LMF60を駆動しています。
LM100(2次ユニットを2ヶ内蔵)というユニバーサル型のフィルターICを使えばハイパスも出来ますが現在はフルレンジ用のハイパスはフィルターは現在付けていません。主要部品はLMF60ですがネット購入で@1280位ですがSOCタイプでDIPへの変換器基板が必要でこれが高くて@1000強です。
その他は別途メールにてお知らせいたします。

モーレア  投稿日時 2006/9/6 22:03

湯さん
同相のユニットを逆向きにつけているので、音波は相殺せず、逆に強めあっているのではないでしょうか?ただ、内圧が高いため、コーンの動きが制約されてレベルが下がっているのだと推測しています。

隔壁はやっぱり必要なんでしょうね。でもつける方法を思いつかない(^^;
TDを名乗るのが難しくなってきました。。。

コニさん
その構想が早く実現できればいいですね。

Suisyuさん
エリックさんのコメント通りです。アクティブネットワークです。当初はカーステレオ用のものを入手しようと思っていました。
ハイパスは今のところ考えていません。SWの周波数を100Hz以下位にすれば、まあなくてもいいだろうという安易な発想です。できればフルレンジ部分の音はいじりたくないという気持ちもあります。
ローパスフィルタのコストはそれなりに数千円以上かかっていますが、パッシブで作るよりは安いです。

suisyu  投稿日時 2006/9/6 22:38

カーオーディオ用は定価で3万?5万でしょうか?
私は中古ジャンク品に逃げて、2?3千で済ましております。
といってもオークションで4個ほど購入、使えたのは2個、・・・と結構1万以上投資しております。
スキルがあればエリックさんのように自作すべきなのでしょうが、私は簡単、安いに逃げてしまいました。

長野   投稿日時 2006/9/7 16:19

隔壁ですか????
同じような形の「頭」は妄想しておるのですが、
隔壁がないと内部での干渉しまくりでしょうね。
隔壁を下向きパイプで10cmくらいいったとこまで設置したいところ。

チーズ管の内径より微妙に小さい円盤を切り出して
中につっこんで隙間をパテで埋めて外から木ネジで強引に固定
とか、下りパイプ部分は凹型の(キリ欠きは円形)を接着して・・・
文字だけだと表現しにくいのですが (^^;

実は、こういう形の「頭」をTLSの上に乗っけてみようと考えてます。

モーレア  投稿日時 2006/9/7 22:23

>長野さん
圧力隔壁をつけるのって、難しくて面倒そうですね。
面倒なことが嫌いなので塩ビ管でスピーカーを作っているのに。。。

>suisyuさん
当初はPartsExpressでクロスオーバーネットワークを購入しようと思っていました。
(www.partsexpress.com)

モーレア  投稿日時 2006/9/9 21:39

いろいろ条件を変えて周波数特性を測ってみました。
どうも、湯さんの言われる「隔壁がない場合、音波を相殺しているのではないか」というのが正しいようです。密閉でなく、チーズの後を開放しても、レベルは低いままでしたから。

さて、どうやって隔壁をつけよう。。。

いまさらなのですが…   投稿日時 2010/2/28 21:44

もし隔壁をつけられましたら、

1.片方のユニットの正面にエルボーを取り付ける。
2.もう片方のユニットの背面と本体の間ににT字を取り付ける。
 (こちらのユニットは下向きパイプとも隔絶)
3.両者を接続し1の音を2の背面に戻す。

TD方式+タンデムで、背圧フリーで振動なし、f0も下がる(?)
というのはいかがでしょうか。



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