掲載日 初回投稿2007年03月07日
更新2007年03月07日
地蔵
ジュピター
x x
正面

ホーン

2Way

08 (cm)

TangBand

W3-1231SH

02 (cm)

Boschmann

MM2

なし

自己評価
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画像1

集まれ塩ビ管スピーカー

地蔵さんの「ジュピター」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)


今日は。地蔵です。
いつもお世話になっております。

新作ができましたのでご紹介します。名前は<ジュピター(JUPITER)>です。
前作がタイタンでしたので安直に名前を付けました。

タイタンは背が高く大柄でしたので、和室に座って聴くには不向きでした。
そこで高さを抑えてコンパクトにしたものを設計しました。
高さは80cmを少し切るくらいです。
高さを抑えた分、空気室の容積を稼ぐために胴体部分には
VU150を使用しています。ヘッド部分はVU100です。

使用ユニットはTangBandのW3-1231SH(8cmフルレンジ)と
BM‐BoschmannのMM2(ツィーター)の2Wayで、タイタンと同じ構成です。
ヘッド部の作り方も同じなのでご興味のある方は過去ログをご覧ください。

私の塩ビ管スピーカーの特徴である底面開口部をホーン状にするという点は
今回も受け継いでおります。
出ました!地蔵さんの新作の登場です!!

タイタンと手法が同じなのに、コンパクトになりましたね!
またまた良い音がしそうですッ!!


ただこれまでのように大きなホーンを使うとコンパクト化が難しくなりますので、
ホーンもコンパクトなものを探しました。
やっと見つけたのが<ハイスピードロート>というもので100円ショップで発見しました。
ホーンとしては理想的な形をしていると思います。
これを底面に取り付けるにあたっては、相当な音圧がかかることが予想されることから、
ホーンの共振を防ぐためにコンクリートを8cmくらいの厚みで流し込んでいます。

一番苦労したのはタイタンと同等もしくはこれを上回る低音を出すことです。
低音を出すために、前作と同じようにバスレフ+バックロードホーンを取り入れましたが、
なかなか計算通りいかず、試行錯誤、トライアンドエラーの連続でした。
どうしても思い通りの音が出ません。
ネック部の第一バスレフの開口部を広げたり狭めたり、また底部のホーンのスロート
開口部を調整したり、スロートの長さを長くしたり短くしたりと、
全部で30通りくらいは試して、音を出しながら調整していきました。結構大変でした。

最終的には底部のホーン長を約20cmにしました。
タイタンが約60cmであったのと比べるとかなり短くなりました。
ですのでバックロードホーンというよりは、ダブルバスレフホーン(DBH)と言った方が
ふさわしいかもしれません。
(正式にはこんな用語はないでしょうけど・・・)
この漏斗欲しいッ!
「ハイスピードロート」って言うんですね!!
100均にGO!!
吸音材についてはヘッド部にはふんだんに使用していますが胴体部分には
まったく使用していません。
最初は使っていたのですが低音のエネルギーが減殺されてしまったので外しました。

色は和室にも合うシルバーと茶色のツートーンとしました。
スピーカースタンドは園芸用のフラワースタンドです。
ジュピターの音の印象ですが、結論を言えばタイタンよりも
若干グレードが上がったと思います。
中高域はほとんど変わりませんが、低域のボリューム感が出るように
なっています。
ビルエバンスの地下鉄音もきちんと聞き取れますし、
<驚異のコントラバスマリンバ>冒頭の超低音も結構聴かせてくれます。
またなーおさんが関東オフ会でかけられた1曲目<マリアの子守唄>の空調音も
聞き取ることができました。
それから低域から中域にかけてのつながりがよくなっています。
タイタンではこのあたりに少し谷があって低域と中域がやや分離していたように
感じたのですが、ジュピターではここが埋まり、
例えばなーおさん試聴曲の松岡直也のピアノの低域方向の迫力が増しました。
全体の印象としてもバランスのよい音になったのではないかと思います。

管理人さんお薦めのカサンドラウィルソンのアルバム<グラマード>
1曲目のフラジャイルはとてもいい雰囲気で聴かせてくれます。
最近毎日一回は聴いています。ちょっとしびれます。
音の粒立ちがよく生の肉声としてこちらに迫ってきます。
おそらくこれはジュピターだけの効果ではなく、1ビットアンプやDAC-AMの効果
も加わっていると思います。
コンパクト化したのに音のグレードが上がったことには自分でも驚いています。

オフ会で皆さんに聴いていただき、今後の改良点などご意見を頂戴できれば幸いです。
地蔵
胴体部分には吸音材無しですか。
コンクリが効いていそうですね!

アルバム気に入って頂けて良かったです!
カサンドラの声は好き嫌いがはっきり分かれそうですが、良いですよね!!

それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメントして下さいネ!
今後も宜しくお願い致します。
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作成:2007/3/7 0:00:00 地蔵   閲覧数:3058
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コメント一覧

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suisyu  投稿日時 2007/3/8 20:04

高さを切り詰めてコンパクトにしてゆくのは、改良ですね。
タイタンジュピターと地蔵さんスタイルが出来ましたね。
実は私もS-88のヘッドをそのまま利用して、地蔵方式のコーンホーンのバックロードを作りました。もちろん地下鉄音も出ましたが、なにしろ計算無しの端材利用の形だけまねたものです。聴いているうちに物足りなくなって、改良?いや改悪?を加えています。安易に逃げるなとお叱りを受ける改悪かもしれませんが、オフ会に聞いていただける事と思います。
その後に投稿してお披露目したいと思います。

モーレア  投稿日時 2007/3/8 20:10

コンパクトにして低音がより出るようになったというのはすごいですね。オフ会で聞くのを楽しみにしています。

タイタンジュピター 次はサターンでしょうか(^^)

地蔵  投稿日時 2007/3/8 21:11

suisyuさんへ
>コーンホーンのバックロードを作りました。
→えー!? 強力なライバル出現!!(笑)でもオフ会で聴けるのを楽しみにしています。
実はジュピターのヘッド部は、タイタンの流用ではなく、新しく製作したものです。もう手慣れたもので、片目をつぶっていてもできちゃいます。・・・簡単というのは冗談で、結構手数がかかるので何度作っても大変です。

地蔵  投稿日時 2007/3/8 21:14

モーレアさんへ
タイタンジュピター 次はサターンでしょうか
→いいところを突かれますね。実はそれも候補に入っていました。
今度は、コニさんのように皆さんから名前を公募しようかな・・。

コニ  投稿日時 2007/3/8 23:13

地蔵さん
和室で低音をしっかり出して聴くのは難しいですよね。
もろデッドでしょうから条件的にはかなり厳しいと思います。
ネーミングも楽しみの一つでは有ります。
親しみが持て、ウッ?てな捻りを入れるのもおもしろいものです。
これ、邪道ですね!!

地蔵  投稿日時 2007/3/8 23:28

コニさんへ
和室で低音は確かに厳しいです。
コニさんのポチやクリ坊の域に近付こうとがんばりました。
またコニさんに聴いていただいてご評価いただきたいです。

長野   投稿日時 2007/3/9 15:43

この色あいは

ウルトラマン ですね (^_^;
つまらないところで反応してすいません。

開口部と床もホーンとして効いているのでは?

地蔵  投稿日時 2007/3/9 23:19

長野さんへ
お久しぶりです。
そうですか「ウルトラマン」ですか。そういえばそう見えますね。
>つまらないところで反応してすいません。
いえいえそういう発想方法好きです。

開口部と床がホーンとして効いているというのは、そうかもしれません。
また長野さんに聴いていただいて、意見がいただきたいです。

なーお  投稿日時 2007/3/15 8:33

地蔵さん、新作おめでとうございます。
「ハイスピードロート」をつかって「ハイスピードスロート」つきのダブルバスレフって感じですね。 タイタンよりも音がグレードアップしたとのこと、いつかまた聴ける機会を楽しみにしています。 
(出張中の米沢より)

地蔵  投稿日時 2007/3/15 21:45

なーおさんへ
なーおさん出張中ですか!?
米沢とは、また肉のおいしいところへご出張で、うらやましい。
私は、出張中は特にスピーカーをいじりたくなるんですよね。
出張中、音が聴きたくて聞きたくてうずうずします。
なーおさんはいかがでしょうか?
おっしゃるように「ハイスピードロート」を使ってハイスピードな低音を目指しました。
さて、実現しているかどうか、関西オフ会で皆様にご評価いただきたいと思っております。
なーおさんにもぜひ聴いていただきたいです。

モーレア  投稿日時 2007/3/15 22:35

ハイスピード低音が聴けるのを楽しみにしています。

なーお  投稿日時 2007/3/16 3:02

地蔵さん
米沢牛、久しぶりに堪能しました。 牛肉の匂いの少ない霜降りロースに感激し、家に送って家族にも絶賛されてます(笑) (・・URLは家内のBLOGです。)
脱線しましたが、昨年は出張が長かったせいか鳴れてしまって、2週間まではそれほど音への禁断症状は出ません。(これって良いのかどうか・・)
でも帰ってから聴くのはとても楽しみではあります。

地蔵  投稿日時 2007/3/16 10:54

モーレアさんへ
>ハイスピード低音が聴けるのを楽しみにしています。
→あまり自信がありませんが、がんばります。

モーレア  投稿日時 2007/3/16 22:52

なーおさん
先ほど夕食をすませたばかりなのに、お腹がすいてきました。米沢牛ですかあ、焼きたてに岩塩をぱらぱら、黒胡椒をガリガリ。。。

地蔵  投稿日時 2007/3/17 0:11

なーおさんへ
奥様のブログ拝見しました。
ご夫婦の仲むつまじさがそこはかとなく感じられました。
とてもいい感じですね。
我が悪妻とはえらい違いです。
うらやましいです。

モーレア  投稿日時 2007/4/15 15:42

先ほど、近くの百円ショップ「Seria生活良品」を覗いたら、同じハイスピードロートがあって、思わず買ってしまいました。さて、これで何を作ったらいいのか、これから考えます。

地藏   投稿日時 2007/4/16 12:50

モーレアさんへ
このハイスピードロート、ホーンとしてなかなか使えそうでしょう?
ただ塩ビパイプとの接続がやや難しいので、工夫が必要です。
セメントを流し込んでしまえば多少、接着がいいかげんでも大丈夫です。

モーレア  投稿日時 2007/4/16 22:43

現在の構想(妄想)は、このスピードロートをセメントの型として使うこと。塩ビ管とセメントで、ホーンモジュールを作りたいと考えています。

地藏   投稿日時 2007/4/17 12:58

モーレアさんへ
それは楽しみですね。
出来上がったらぜひ音をお聞かせください。



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