掲載日 初回投稿2010年09月05日
更新2010年09月05日
マイルス-TK (Kato)
Twin-Horn
ついん-ホーン
87(H) x 10 x 10
正面

MCAP

その他

06.5 (cm)

Fostex

P650

なし

なし

自己評価
☆☆
☆☆
☆☆
画像1

Stereo誌の付録スピーカーを使ったMCAP方式のエンクロージャーです。
完成後のエンクロージャーの容量は、主空気室:1.1L、第1副空気室:0.9L、第2空気室:1.8Lとなり、各ダクトの共振周波数は、主空気室で140、103Hz、各副空気室で134、94Hzになっています。

画像2

バッフル板は、MDF板をドーナツ状に複数枚切り出し、同一サイズの発泡ゴムのドーナツ状のパッキンも作成します。これらを用い、MDF/爪付ナットと発泡ゴム/MDFの3層構造の板を作りました。この板をチーズ管に万能ボンドで接着し台座とします。この台座の上に、発泡ゴム/MDFの2層構造の板をネジ止できるように穴を開け、スピーカーユニットはこの板に取り付けます。つまり、バッフル板は5層構造になります。この構造により、スピーカーユニットを取り外す際にバッフル板を傷つけることがなくなります。
ちなみに、発泡ゴムは100円ショップで購入したヨガマットを切り出しています。使用の目的は、気密用のパッキンと共に振動の軽減を意図しています。

画像3

使用する全部品です。
意外と点数が多くなりました。
使用した材料は、エンクロージャー1本当たり、TSキャップ100(2個)、TSチーズ管100(1個)、VUソケット100(1個)でこれらを連結するためのVU100のパイプを用いました。4本のダクトは、VEコネクタを加工せず取り付けています。

画像4

脚の部分です。
3本の脚は30cmの全ボルトを使いました。
キャップとナット、ボルトの間にはここにもヨガマットを挟みます。

画像5

組み立て前に吸音材を入れます。
入れたものはぬいぐるみの中にいれる綿を適量詰め込んでいます。

画像6

ホーンの材料には、ラッパのおもちゃを使いました。先端を切り取り25のエルボー管に接着すれば、完了です。

画像7

台座の部分です。
床に接触するところは、袋ナットを使ってみました。これで、点接触になるのでスパイクの効果があると期待しています。

画像8

ちなみに図面を載せときます。

Stereo誌のコンテストに出品するために作成したシステムです。
残念ながら、といいますが、当然ながら、書類選考で落選してしまいました。

視聴してみて
MCAP型スピーカーの特徴として、低音の再生においては。40Hzぐらいまでは、十分に再生されています。
小口径のスピーカーとしては及第点といえるものだと思っています。
全般的な音としては、まだ好みの音になってません。
もう、制約がなくなったので、改良をしてみたいと思っています。
関東オフ会に間に合わせねば :lol:

プリンタ用画面
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作成:2010/9/5 20:16:14 M-TK   更新:2010/9/5 23:41:03 M-TK   閲覧数:6309
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コメント一覧

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たてちゅう  投稿日時 2010/9/6 14:57

僕も書類審査落ちでした。
でも僕のは塩ビ丸出し装飾なしでしたから(笑)
ゆったり人さんに塩ビ代表として頑張ってもらいましょう!!
ホーンが可愛らしいですね!
オフ会で聴いてみたいです。

ゆったり人  投稿日時 2010/9/6 21:12

凝った造り、力作ですね。
おもちゃのホーンとは思えません^^
それに40Hzまで再生されるとは...私のは出ない領域ですよ?
オフ会で注目集めそうですね!

M-TK  投稿日時 2010/9/7 0:29

たてちゅうさん、ゆったり人さん、

コメントありがとうございます。
もう、コンテストの規定を守らなくても良いので
どんどん改造しようかと考えています。

ふたつのくに  投稿日時 2010/9/10 22:18

 これ、私は凄くいいとお思うんですが・・・落選?って信じられないです。

他作品がそれだけ良かったということでしょうか?

 でも、この「Twin-Horn」だってビジュアル的にも最高だと私には思えます。

コニ  投稿日時 2010/9/10 22:43 | 最終変更

我が国のオーディオ業界は超保守、固定的概念で凝り固まっている様に思えます。

まともなスピーカーとは
1.木製であること(MDFを除く)
2.箱形であること

との先入観があり、斬新な形や木以外の素材は極端に排除されるように感じています。

塩ビ管SPは何れの要件も満たせないので音出し以前で不利ですね。
その観点から考えると「ゆったり人さん」の作品が一次審査を突破されたのは画期的な事と思えます。

是非審査員の方達に音を聴いて欲しいと思いますが、ここでもまた先入観が支配する世界ですね。

塩ビ管スピーカー愛好者のひがみでしょうか。

マイルス-TK (Kato)   投稿日時 2010/9/10 23:35

ふたつのくにさん、

お褒めのお言葉 ありがとうございます。
見た目は、しゃれで、
ドイツのアヴァンギャルドのシステムを意識したんですけどね。ベストを狙うのではなく、オンリーワンでユニークなところでの予選突破を目指していました。
とにかく、関東オフ会には、持ち込むつもりでいます。
只今、改造計画中です。

コニさん、

私も同感です。
今回のStereo誌の誌面でも、塩ビ管はキワモノ扱いで、、良い音への工夫がされていませんでした。

また、私がオーディオ雑誌に対する思いのひとつが
「なんで、あんなに高価なものばかり紹介するののだろう。」なのです。
この世の中、雑誌の読者で1ペア100万円もするスピーカを買える人って、そんなに沢山、いないはずなんですけねぇ :p



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