共鳴管は特定の周波数を狙い打ちでで強調したり減衰させるのに向きますが、密閉のようになだらかな減衰曲線は作れません。また、バスレフより位相の回転が複雑で、いわゆる「筒臭い」音になりがちです。有名なBOSEの"CANON"でも、ユニットを筒の中央付近に取り付け、左右の管の長さを変えることで共振のピークをずらし、なだらかな特性を得ているようです(想像)。サブウーファーとして設計するのであれば、これに倣ってピーク・ディップが巧く重なるようにし、総合的な特性としてフラットを目指す必要があると思います。
なお、管の直径が70mm弱と細いため、かなりQの低い特性になると思います。つまり、ピークディップの上下に広い範囲でも共振が起き、はっきり言ってしまえばグチャグチャの特性になりそうです。