掲載日 初回投稿2006年12月25日
更新2006年12月25日
地蔵
ハマーS
はまーえす
x x
正面

ホーン

2Way

16 (cm)

Boschmann

PR-1652X

なし

なし

自己評価
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画像1

集まれ塩ビ管スピーカー

地蔵さんの「ハマーS」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)

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地蔵です。
いつもお世話になっております。

新しいスピーカーを紹介します。
新しいといいましても従来の「ハマー」の弟分のようなものです。
名称は「ハマーS」です。

実は私の先輩が人づてに私が塩ビ管でスピーカーを制作していることを
聞きつけ、音を聞かせてほしいとのことで拙宅に来られました。
大変気に入られたようで、ぜひ一台作ってほしいと依頼されました。

その先輩は会社を定年後、ボランティアで老人ホームなどを回り、
イベントを開催しており、それに使用するPAで音のよいものを探していたそうです。
音が良くて、耐入力があって、持ち運びが比較的楽なものがその条件です。
さっそくハマーのコンクリ無しバージョンを設計し、制作しました。

足の部分も重量のない簡易バージョンを採用しました。持ち運びが便利なように
できるだけ軽く仕上げました。
塩ビ管はVU150を使用しました。

ユニットはハマーと同じ、お決まりの「ボッシュマンPR-1652X」です。
16センチコアキシャルです。
吸音材は最小限に止め、できるだけ使用しないようにしました。
低音はストレートバックロードホーンで増強しています。

出ました!
大好評、地蔵さんの新作スピーカーの登場です!!
従来のハマーとハマーSが並んでいるところです。
すこし、小ぶりなのがお分かりいただけると思います。
コンクリートを流し込んでいない分、空気室容積がかせげますので
高さを低くできました。

確かにハマーと比べると小ぶりですね。
これなら持ち運びも楽そうです!
内設計でハマーと違うところは2点あります。

1点目はホーン部分をハマーでは工事用のカラーコーンを使用していましたが、
今回のハマーSでは応援用のメガホンを使用しています。
逆立ち写真の黄色い部分がそれです。
メガホンは厚みが薄く、それを補強するために変性シリコンを全面に塗り固め、
補強しています。
カラーコーンやメガホンみたいな円錐形状ホーンって良さそうですね!
管理人も今度応用してみようかと思います!!
2点目は低音をもっと増強するためにT字のエルボとの接合部分(いわゆる首の部分)
で100-40のインクリーザーを使用し、空気室を二つに分けています。
これは「タイタン」と同じ考え方です。
つまり、バスレフ+ストレートバックロードホーンという構造です。
ヘッド部分の設計はハマーと全く同一です。
タイタン凄く良かったですよね!
これも真似しちゃうかも!?(~_~;)
音のほうですが、ユニットが新品だったせいもあり、やや固めの音ではありましたが、
低域も十分伸びつつスピード感もあり、エネルギッシュに鳴りますし、
中域の分解能もあります。
また高域も同軸のツィータが効いており、結構きりっとした高音が鳴ります。
全体的にクリアでエネルギッシュな鳴り方がします。
先輩もこの出来ばえを喜んでくれました。

先輩はサンスイの「AU?α707XR」というアンプとダイヤトーンの「DS?1000Z」
というかなり音の良いスピーカーを自宅に持っています。
実は皆でこのダイヤトーンとの聴き比べをしたのですが、先輩いわく
「DS?1000Zとそん色のない音が鳴っている。
音のキレ、クリアさではハマーSの方がよい」とのありがたい評価をいただきました。
現在このハマーSはボランティアイベントで週に2回ほど活躍しているそうです。
なんと!ダイヤトーンより良いですか!!
凄過ぎですッ!
聴いてみたいですッ!!



それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメントして下さいませ!
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作成:2006/12/25 0:00:00 地蔵   閲覧数:1764
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コメント一覧

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コニ  投稿日時 2006/12/25 17:35

地蔵さん、こんにちは
このハマーSもとても音が良さそうですね。
PAで使われるとなるといろいろご苦労も有ったと思われますが見事な纏め方です。
ユーザーは年期の入った方の様ですのでその方のお墨付きとは本物ですね。
この方式の成功のポイントは第1空気室の適度な容量確保にあると思うのですが、この「ハマーS」の場合は何リットル位になるのでしょうか。

地蔵  投稿日時 2006/12/25 21:10

>コニさん
第一空気室(ヘッド部)の容積はおおよそ6.3リッターです。
今後、第一空気室と第二空気室の関係、空気室を仕切る壁の穴の面積との関係、ストレートバックロードホーンのスロート口径、長さとの関係などを試行錯誤で詰めていく必要があると思っています。
ただ、変数が多すぎて苦労しそうです。



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