掲載日 初回投稿2010年04月03日
更新2010年04月03日
カットマン
Ruby
るびー
12 x 16 x 75
その他

JSP

07 (cm)

Foster

FF-70EG

なし

なし

自己評価
☆☆☆
☆☆
☆☆
画像1

JSP方式のバスレフで、塩ビ管3作目です。2作目はYoshii9型でしたが、失敗して廃版にしました。余っているユニットで簡単に作るつもりで始めました。画像は学研スピーカーが付いていますが、現状はFoster FF-70EGです。
下の部分に見えているのは、書き損じのCD-Rで、これの上に乗せています。

塗装の方法は1作目のIvoryと同じでアクリル塗料+和紙ですが、いい赤い色が無かったので、メタリック系の赤であるルビーレッドを選択した所、学研スピーカーの白コーンに黒と相まってかなりインパクトのある色になり、和紙の落ち着きのためギラギラせずに好印象でした(自己満足)。
やや和紙の赤が薄く、絵の具で着色しようかとも思っています。

画像2

45度のエルボーを使用しています。100均の6mmMDFに取り付けて、他のスピーカーでも利用出来るように着脱式にしています。
中にはペット素材の吸音材をほんの少し入れています。
ネジ部分はプリットひっつき虫で制振し、ボルトカバー(?)で隠しています(少しはみ出していますが)。ネジやMDFなど安い材料ばかり使っているためか、鳴きを止めるのに驚く程の効果がありました。
このヘッド部分だけで音出しすると、非常に中高音のみのヒリヒリ鳴くような音がします。ひっつき虫でこの音がかなり和らぎますが、依然として中ではこの音がしているようで、改善すべきと思っています。吸音材を入れすぎたら、全く個性がなくどれも同じ音になっていったのを経験したので、少なめにしています。

画像3

脚部。白いものは紙粘土による目止め作業中です。
陸上競技用のランスパイク15mmを利用したインシュレーターで三点支持になっています。陸上スパイクが使えるというアイディアはWebで見かけました。塩ビ管に投稿されている方だったかもしれません。残りものの丸棒を切って、これまたJSPダクト用に切ったインクリーザーにセットしたものに、6mmナットをエポキシで接着し、スパイクのネジを留めています。若干規格が違うようで、完全にはネジ込めません。
直置きではフローリングを痛めそうなので、廃品CD-Rを敷いています。

各脚の高さが若干違うのと、最大の失敗である、ドリルを直角に通せていないという工作精度の低さのために、1本の安定度が非常に悪く、先日の地震警報がTV出てすぐに大きな揺れが来た地震の際に倒れてしまいました。その後、長さを揃えたり、穴をヤスリで広げて直角に近づくように直し、倒れにくくはなりました。

画像4

JSPバスレフ4穴の部分。
ソケットに100均パーティクルボードからくり抜いた丸板にインクリーザーを入れて、ポート長を変えられるようにしています。
写真は、塗装面の凹凸が気になったので、紙粘土で埋め直している所です。本当はもう1回くらい繰り返すと良いような感じです。上の個体にボルトが3つ付いているのが見えると思いますが、ここも6mmナットを埋め込んでエポキシ接着しており、脚が着脱出来るようになっています。陸上スパイクがうまく行かなかったら取り外せば良いと思っていました。

画像5

円筒部分の内部。
円筒のままでは筒臭い音がして使えないので、吸音材として40cmくらいの長さのシンサレートを内側に巻いていましたが、1本のみをとりあえず円筒でなく、円弧というか鉄道模型で使う屋根板型にカンナとヤスリで削った板を貼って形を変えてみました。この形状にすると吸音材無しでも気にならなくなりました。木の繊維である程度吸音されるのかもしれません。パテで塩ビとの接合部分の隙間をちゃんと埋めたいと思います。

画像6

6mmのMDF製バッフルの製作風景。
やはり6mmでは薄いと思い、部分的に補強してみようと考えています。そろそろDAISO 6mmMDFは卒業かなとも思います。小片を切ったときの崩れ方を見ていると断面から非常にローコストに出来ている感じがわかってしまい、「この程度だからあのような力のない音がするのか」と思えてきます。

画像7

ヘッドとボトム部分の製作風景。
最初はMDFバッフルは10x10cmの四角形のままでしたが、倒れたり、ぶつかったりするうちに端の方のMDFが剥がれて来たので、はみ出している四隅を切り取りました。

JSP方式ですが、スパイラルと比べると製作の手間が格段に少ない割には効果が高く、気軽に作れる点が非常に気に入りました。

学研スピーカーではJSPポートはインクリーザーのみの5cm程度が良好ですが、これと大きさが同じFosterのFF-70EGではVU16で+15cmすると良好でした。

ただし学研スピーカーはどうも1つを組立失敗したようで、ボイスコイルがこすれるのかカサカサと時々異音がするので、もっぱらFF-70EG用にしています。RubyではTVの音楽番組やFMの音を気軽に聴いています。

45度エルボーにユニットをマウントする方法ですが、全長を短くするのが良いと思いました。悪くはないのですが、どうしても立って聴くのが一番良いと思ってしまいます。

バッフルにネジが色々突き出ているのもマイナスかもしれません。自分の耳に識別できるのかわかりませんが。

果たしてこれほど画像を使って説明する意義がある作品か不明です。とにかく反省点が多いですが、色の感じには救われます。210円のスプレーを2本使っただけのことはあります。

プリンタ用画面
投票数:88 平均点:6.02
作成:2010/4/3 14:14:45 カットマン   更新:2010/4/3 14:38:37 カットマン   閲覧数:6004
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コメント一覧

なーお  投稿日時 2010/4/4 18:43

カットマンさん、こんにちは。

こちらのRubyの色も良いですね。

引用:
JSP方式ですが、スパイラルと比べると製作の手間が格段に少ない割には効果が高く、気軽に作れる点が非常に気に入りました。

スパイラルに比べてJSPは共振を増幅する効果があるし手数が少ないので良いですね。 広帯域で締まった低域のスパイラル、積極的な低域増強のJSPと、使い分けるのが良さそうです。 :-)

また、筒の内面に一部平面をつくることで、筒鳴りの減少効果があるとのこと、これは良い情報をいただきました。 吸音材とは異なるアプローチで、音の鮮度を落とさずに効果を得る方法として、魅力的です。 ありがとうございました。

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