N.H さんの日記
去年作って放置していたお椀ダクトスピーカー、低音再生時の風切り音が気になり使ってませんでした。
しかし、なにか出来ることはないかと考え、楕円の板にメラミンスポンジで薄い突起物を作って貼り、ダクトにニードルフェルトを入れて鳴らすと、なかなかいい音で鳴りました。
83solでは低音が少し薄いので、手持ちのW3-881SIFを入れると、これがハマりました。
箱の傾向として、中音、低音はそのままややアッサリめに再生し、高音の反応がよくそれでいて刺さらない。だからツイータとなじみもいい。
吸音材がこれだけ少しで済むのには驚きですね。
突き板は、何カ所か膨らんで接着されていない箇所ができました。下地が導管が埋まっている箇所があるためでしょう。
密着せずになでるとパチパチ音がします。
熱や水分による伸縮が少なからず発生するのは盲点でした。
画像2
以前はホームセンターで売っていた化粧シートを貼りましたが、音がぼやけてしまったので剥がしました。箱の構造は密閉に近いバスレフで、ダクトの共振周波数は等価回路を作ってみると約40Hzでした。
写真にあるツイータと相性がよく、合わせると音がよりハッキリします。
ツイータを追加しているのに不思議とアンバランスさを感じません。これはこれでありだなと。
画像3
ウォルナットの突き板を張りましたが、音質はやや高音が伸びたかなくらいで、劣化はしていないようです。
音質にこだわるなら突き板はなかなかいいと思います。
突き板をアイロンで貼る場合は加熱時にやや縮むので、少し大きめに切るのをオススメします。