古舘@横浜 さんの日記
先日、食あたりで腹痛と下痢で2日程殆ど動けない状態だったが、何とか回復して作業を再開した。
箱の組み立てに入る前にやっておかなければならない事を進める。
バッフルのユニット取り付けに関しては木ねじを使う手も有るが、ビスで止める方が何度も取り外ししてもネジ穴が傷まないので爪付きナットを嵌め込んでビスが使えるようにする。
取付ネジ穴は4.6mmなのでM4のビスを使用する。ネジの長さは板厚24mmとダイキャストフレームの厚みがあるので30mmの長さが必要だ。フレームが黒い塗装なので、色を合わせて黒いキャップスクリューを使う事にする。
また、取り付け穴の内部は板厚が厚くなる程、筒状になってユニットの振幅によるエアの抵抗になるのでザグって空気抵抗を減らす。
爪付きナットの部分以外の円周を45度の傾斜が付いた角面ビットを使ったトリマーで斜めに削る事により振動板が抵抗無くスムーズに動き、角の部分での風切り音などの異常音の発生を防ぐ事が出来る。
加工が終わって爪付きナットを嵌め込むが、これをハンマーなどで打ち込むとちょっと見た目では傾いているのが分からず、斜めになる事が有る。その状態でビスを入れると斜めに入ってしまいネジ山を潰してしまう事が過去何回か有った。
それからは万力を使って打ち込むようにしていたが、今回はボール盤に治具を付けてこれで押し込む事で爪付きナットを嵌め込んだ。万力に比べてかなり効率的に嵌め込む事が出来る。
爪付きナットが垂直に入っているかは目で確認しても分かり難いが長めのネジをねじ込んでみると垂直に立つ筈が斜めになるので一目瞭然。写真はM4の60mmのビスをねじ込んだ状態。
もし曲がって立っていたら、その時は金槌で叩いて簡単に見ながら修正出来る。
垂直が出たのを確認したら、瞬間接着剤などで固めておいた方が安心だ。
バッフルと裏板は二枚重ねにしたが、それ以外の部分は余った板で補強する事にした。
変則では有るが、殆どの部分が二重に出来そうだ。
全てが24mm厚になった場合の内容積は予測より3リッター程小さくなり34リッターになる。
SPEDによるシミュレーション結果。
SPEDはマルチポートには対応していないのでVU40の内面積の4倍の面積のシングルバスレフとしてシミュレートした。ダクト長350mmでfdが約36Hzになる。
この長さになると1台分のダクトを1m1本では取れないので2mが必要になるので、調整用も含めて2mを2本購入した。(手持ちも少し残っている)
板はせっせと重ねて接着するのだが、クランプをかなりの量を使うので数量の関係もあり、順番に接着するので時間が掛かる。
そこで二組を背中合わせに重ねてクランプするが、ズレが生じるので貫通しない程度の深さに穴を開けて裏から木ダボを打ち込んでズレを防止して、クランプで圧着した。
原理的にはもっと枚数を増やして接着するのも可能だが、実際には接着剤が乾き始めるので二組が限度だ。
一生使い切れないと思っていた3kgの木工ボンドが今回で使い切りそうだ。
板の貼り合わせはほぼ終了したのでやっと箱の組み立てに入る。
お腹大丈夫ですか?
お大事にしてくださいませ。
たてちゅうさん、ありがとうございます。
完全ではないですが、大分回復して外出が出来るようになりました。