TOP  >  日記  >  古舘@横浜  >  筒型材料以外のスピーカー  >  次期スピーカー再始動 音出し

古舘@横浜 さんの日記

 
2012
11月 13
(火)
00:38
本文

先日のコニさん宅でのミニオフ会の際に、事前には全くの兆候が無かったのにソファーから立ち上がった時に腰に違和感を感じ、腰が伸びなくなってしまった。いわゆる腰痛という奴だ。元々腰痛持ちでもなかったので原因不明だが、コニさんには歳のせいだときっぱり言われてしまった。
程度は軽く座ったままで暫く居ると、固まって腰が伸びなくなる。暫くすると徐々に良くなるの繰り返し。2、3日すれば治るだろうと湿布して大分良くなったが、余り重い物を持つとグキッと来そうで恐いのでスピーカー造りは自重していた。
余り移動しなくて済みそうな半田付けやカンナでの修正等を行なっていたが、完全ではないが腰は大分良くなって最後の側板を接着してスピーカーを繋げば音が出る状態にはなったのでゴー!サイン(自分で自分に)

最終の側板を接着する部分に隙間がないか確認して、木工ボンドをたっぷり塗って側板を乗せて、手持ちの25cm以上の大部分のf字クランプやハタガネを総動員して締め付けた。これだけの数で締めれば多少の腕の悪さで隙間が空いていても強制的に接着する筈だ。
今回も色々なメーカーの25~45cmのf字クランプとハタガネを使用したが、やはりダイソーの25、30cmのf字クランプ(100円ではない)が一番使い勝手が良い。ストッパーがついていて下手にズレないのも良いが切ってあるネジの傾斜が絶妙で他のクランプより軽い力で締める事が出来て使い易いのである。販売を止めてしまったのは残念だ。

スピーカーとネットワークからのケーブルはファストン端子なので、まずツィーターの端子にファストン端子を差し込み、ツィーターマウントにチタンドームを固定して木ダボで位置決めしたバッフルへ裏から取り付けて固定用の木ネジでウーファーの取り付け穴から手を突っ込んでネジ止めしてツィーターの取り付けは終了。
次にウーファーを取り出し同様にファンストン端子を差し込み、4mmの爪付きナットを埋め込んでいるバッフルにM4のビスで締め付けてこちらも取り付け終了。
ウーファーを取り付けてみるとフレームがダイキャストで5mm程度有るのでツィーターの前のショートホーンに若干被ってしまう。位置的にはもう少しウーファーを下に出来たのだが今となっては仕方がないので妥協する。

さて、やっと音出しだが、ウーファーとツィーターのターミナルを別にしたので何かで接続しないとと見ると近くに糸ハンダが有ったので、これでいいやと適当な長さに切ってターミナルの+と+、-と-を接続したのだが、これがトラブルの原因になった。
まだ片チャンネルしか出来てないが、音出しすると最初は良い感じで鳴っていたのだが、徐々に歪みっぽくなってきた。ネットワークの配線が間違ったかと見直すが、特に間違っている様でもない。
ウーファーはセンターにデフューザーがあり、ボイスコイルボビンとの間に隙間があるのでそこにゴミでも入ったかとウーファー単品で鳴らしても特におかしくない。途方に暮れてしまったが、再度組み込んで鳴らしながらターミナルのネジを締めると若干良くなる。恐らくハンダは柔らかいので余り強く締めていなかったのと、半田の表面が酸化していて接触不良になっていたようだ。
半田の代わりにシールド線の編組線でブリッジすると歪っぽさは皆無になった。

原因が究明したところで改めて音を聴くと、なかなか歯切れ、能率が良く、フルレンジの高音とは別次元の高域の伸びが感じられ、低音の量感もあり好印象。
ただ、片チャンネルだけだし、慣らしが済まないと判断出来ないが、ローエンドは現在メインで使っている5インチJSPの方が伸びているようだ。かなり内部の補強をしたので計算より容積が減っている恐れもあるし、低音の量感自体はかなり有るのでダクト調整で共振周波数を下げても良いかも知れない。

実際にf特を取ってみると50~80Hz辺りのレベルが高くなっており、低域の量感が感じられたのと合致している。エージングを全く行なっていない状態でもこのレベルだとエージングで更にレベルが高くなる恐れがある。やはりダクトを長くするかVP50に変更するなど、共振周波数を低くすればより低域までフラットに出来そうだ。エージングの結果でどうするか考えよう。
315Hz、1~2kHz、4kHz辺りに浅いディップがあるが聴いた感じでは余り気にならない。4kHzはクロスオーバー周波数と約1kHzずれているのでネットワークのせいでは無いと思われる。

一番気になっていたウーファーとツィーターのレベル差はアッテネーター無しでジャストだし、音響レンズを付けても問題無さそうなので安心した。ツィーターのショートホーンが多少は効率アップに寄与しているのかも知れない。

もう一台を早く仕上げて暫くエージングを行い、吸音材やダクトの調整をして、時期を見て一番時間の掛かる塗装に入ろうと思う。

画像1

最後の接着になる側板を貼り付ける。手持ちのf字クランプを総動員

画像2

ツィーターマウントにツィーターを取り付け、ファストン端子を差し込む

画像3

ツィーターマウント部分の表から。木ダボで位置決めしているのでホーンに段差は出来ない

画像4

ウーファーもファストン端子を付ける。ネオジは軽くて助かる

画像5

ウーファーをネジ止めする。若干ツィーターと近すぎてショートホーンと被ってしまった

画像6

音響レンズを付けるとこんな感じになる(正面)

画像7

音響レンズを横から見る。近すぎて音響レンズのフレームとウーファーが干渉する

画像8

サブバッフルを付けると全体ではこんな感じ。ネジは縦横2ヶ所ずつで仮止め

画像9

軸上50cmでのf特。50~80Hzが盛り上がっているので、ダクトでもう少し下まで伸ばせそう

閲覧(44058)

コメント一覧

投稿ツリー


たてちゅう  投稿日時 2012/11/13 8:09

腰大丈夫ですか?
僕は腰痛持ちです(^_^.)
ふとした時にぎっくり腰ってやっちゃうんですよね~。なぜか腰を痛めないようにと意識しているとやらないのが不思議です。

音なかなか良さそうですね!
聴いてみたいです。
しかしクランプの数凄いですね :-o

コニ  投稿日時 2012/11/13 10:45

古舘さん

引用:

コニさんには歳のせいだときっぱり言われてしまった。

そんな失礼なこと言ったかしら(と惚けてみる)
腰痛は癖になるので気をつけましょう。
私は毎晩寝る前にミニソフトボールを腰に当てゴリゴリやって背骨を矯正しています。
始めて3年ほどになりますがそれ以来腰痛になってません。

どうしても直らないときは館山に名医が居られますので紹介します(笑)

今度のウーハー強力そうですね、オフ会楽しみ。

古舘@横浜  投稿日時 2012/11/13 12:19

たてちゅうさん

大分良くなりましたが、まだ恐る恐るです。
もう少し痛みが完全に無くなった時が要注意ですね。

音は半田ブリッジのおかげでつま付きましたが、第一印象はスキャンスピークでも感じた印象に似た 素性は良さそう でした。

いつもは効率を上げる為に2台同時に作るのですが、今回はじっくり1台ずつ作っているのでクランプが集中しました。

コニさん

自分でも経年変化による衰えは感じています。おまけに運動不足も重なっていると思います。

その名医を紹介して貰おうかしら :-D

ウーファー、なかなか良さそうです。
久し振りにメインのスピーカーが変わりそうな予感がします。ただ、今の所、スピーカーが増え過ぎて置く場所が無いんですよね。



新しくコメントをつける

題名
ゲスト名
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

ログイン

E-mail

パスワード:



パスワード紛失

新規登録

携帯アクセス

QR_Code.jpg
http://bit.ly/dDcMxt (www.enbisp.com)

画像表示

古舘@横浜 さんの日記 [ランダム画像]

ミュージックレコーダーHDR-MV1入手
アクリルを使ったケースに入っている。サイドの液晶には保護を...

STEREO誌コンテスト出品P800DB
穴開けの済んだ板材 ...

フィルターセッティング
測定誤差を減らすため、サブウーファーとメインスピーカーのパ...

スピーカースタンド作成
脚は安定が良くなるように底板の四隅の最外周に配置した。底で...

2014年度 STEREO誌 コンテスト作品 その8
脚部分。フラッシュを焚いたらビー玉が幻想的に光った ...

2014年度 STEREO誌 コンテスト作品 その6
スタンドは止めて積層の円柱脚を付けることにして、切り欠きの...

2014年度 STEREO誌 コンテスト作品 その2
油性ウレタンニスを塗ってみた。積層模様がくっきりして良い感...

DAC+D級アンプ
モジュールの部品面 ...

W6-1125SC DB 経過4
油脂なのかヤニなのかオイルが染み込まず白っぽくなってしまっ...

投稿者

古舘@横浜 さんの日記
アクセス数: 9006581 



カレンダー

«前の月次の月»
123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930