古舘@横浜 さんの日記
コニさんの目指している高級PCオーディオとはかけ離れていますが、こんな物をオークションで見掛けて面白そうなので落札してみましたので紹介します。
元々はバイク用のオーディオを前提に作られたもので、小型のスピーカーとアンプ内蔵のMP3プレーヤーがセットになっています。コントロールはキーホルダーになっている小型のリモコンのみで行います。
音源はMP3で記録されたSDカードをSDスロットに差し込みます。
未だ使っていませんがUSBコネクタも付いているのでUSBメモリでも再生出来るのかも知れません。電源は当然ながら12Vの単一電源です。
例によって中国製で取扱説明書は中国語のみで不親切なことに結線図も有りません。
ただ、結線用のコネクタは6Pで、左右スピーカーはコネクタで接続するようになっており4本は決定ですので、それ以外は赤白の線と本体から直接出ている青い線のみです。赤い線にはヒューズホルダーが付いているので12V(+)は間違いないようです。(フューズホルダーの中には2Aのミニ管フューズが入っていました)
普通はアースの配線には黒や緑の線が使われるのに残っているのが白い線なので、そのまま繋ぐのは抵抗が有り、青い線も何なのか気になるのでバラしてみることにしました。
両サイドの固定用パネルのネジを4個ずつ外して、底のネジ(アンプの放熱器の熱をケースに逃がす為の密着用)を2個外せばスライドして簡単に基板が出て来ます。
エポキシコンポジットの基板にICが数個とチップ抵抗、チップコンデンサ、電解コンデンサ、X'tal、コネクタ類が実装されています。パターンを見るとやはり白い線は大きな面積のパターンに繋がれているのでアースのようです。
青い線は2階建てになっている基板の蚊取り線香のようなパターンに繋がれています。
なるほど、これはリモコンが一般の赤外線ではなく電波を使っているために、そのアンテナのようです。
考えてみれば車と違って太陽光を遮る屋根の無いバイクでは赤外線は使えません。おまけに防水目的で水が掛からない場所に設置すると余計に赤外線リモコンは使えなくなりますが、電波方式なら見えないところに設置してもコントロール信号が届くので問題ありません。
内蔵のアンプにはTDA7266SAというSTマイクロエレクトロニクス社(旧社名トムソン)のモノリシックICを使用しており、データを調べると片チャンネルあたり無歪みで7W、最大10W程度のパワーのようです。
配線は左右のスピーカーへのコネクタ2個を挿して、12Vへの配線を繋ぐだけで終わります。実際には手持ちに12V2AのACアダプターが有ったのでそれを使ってみました。
本体から出ている青い線はアンテナなのでそこら辺にブラ?ンとさせておきます。
SDカードはMP3ヘッドホンオーディオで使っていたマイクロSDカードをSDカードアダプターを介して挿してみたら、呆気なく音が出た。
音は5cmのユニットが小さな密閉のプラのケースに入っているだけで低音は出ないのでキンキンした高域よりの音になるのは仕方が無いところであるが、それ程悪くも無い。ユニット自体はそんなに悪くはなさそうなので塩ビ管などで上手くキャビを作れば低音もそれなりに出るようになりそうだ。再生中はパネルにある赤いLEDが点滅し、スタンバイ時には点灯となる。
スピーカーを変えてみると音はかなり変貌する。オリジナルでの高域寄りの音から逆に大人しい感じになり低音も出てくる。
手軽で場所を取らないのでミニマムシステムとして充分に使えるし、バイク用と謡っている割りには本体の防水性が不十分なので、バイクに使うにはかなりの対策が必要だが、車用のカーステレオとして使うには何の問題も無いので設置するスペースが無い車などにもシートの下等に設置出来るので良いかも知れない。
ただ大きな欠点が一つ有る。それは電源投入時のポップノイズで、何の対策もされていないようで、電源投入時にバチッとかなり大きな音が出る。勿論、この時にコーン紙も大きく前後する。高級なスピーカーは繋ぐのを躊躇ってしまう。出来ればリレーを使った保護回路を付けたい所だ。
更にもう一つの欠点はコントロールがリモコンのみで、音量の調整と曲のスキップが兼用の釦になっており、チョン押しでスキップ、長押しで音量になるので、少しだけ音量を変えたい場合などに思ったような操作が出来ず使い勝手が悪い。電波が届き難い状態でも音量調整時に曲が飛んでしまったりする。
また、表示が無いので余り大きな容量のSDカードを使うと曲を選択するのに時間が掛かる。今や二束三文で手に入る64MB、128MB、256MB程度のカードを使ってアルバム数枚程度に収めておいて差し替えるのが使い勝手が良さそうだ。
画像1:MP3プレーヤーセット
画像2:USB、SDカードスロット側サイドパネル
画像3:接続コネクタ側サイドパネル
画像4:RFリモコン、接続コード
画像5:内部基板、青いコードがRFリモコンのアンテナ
画像6:内部基板、ICが数個と表面実装部品がマウント
画像7:SDカード挿入、再生時にはLEDが点滅する
画像8:スピーカー、砲弾型で取り付け用のステーが付いている
画像9:スピーカーコネクタ
古舘さん、こんにちは。
何やら、楽しそうですねー!
僕も以前、社宅住まいの時に家で音をまともに出せない頃、カーオーディオに凝ったことがありましたが、 こういうDIYも面白いですね。 分解して確認するのが、古舘さんらしいです。
古舘さん、お久しぶりです。
面白い物見つけられましたね、さすが電気に詳しい古舘さん。
解説が半分くらいしか理解できませんが楽しげにいじくり廻している姿が目に浮かびます。
なーおさん、こんばんは。
結線図が無いから分解したと書きましたが、結線図が有っても分解してましたね
コニさん、こんばんは。
高ければ手を出さないのですが、送料を入れても2k円程度で手に入りました。
中国製とはいえ安い玩具で、結構楽しめます
スピーカーと赤色と黒色の線が2本でています
どこに繋げばいいですか?
突然、2年以上前の記事を引っ張り出して、何の挨拶もなく質問をし、丁寧な回答をしても(見たかどうかは分かりませんが)、案の定、お礼の一言もない
ネット上とは言え、この手の無躾な勘違い野郎が一番嫌いです。今後は登録メンバー以外の、この手の質問は完全無視することにします
MP3バイク用スピーカーって
iPhoneから聞くこと出来ないのですか?