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古舘@横浜 さんの日記

 
2014
9月 8
(月)
19:23
2014年度 STEREO誌 コンテスト作品 その8
本文

100円ショップをブラブラしていたら、良さそうなクッションテープを見付けた。一般の戸当たりテープ同様にスポンジ状のテープに粘着糊が貼り付けてあり、剥離紙を剥がせば直ぐに使用出来る。
これが気に入ったのは、幅が35mmと広く、ホームセンターなどではこの幅のものは見付からなかった。また価格もホームセンターでは10mm幅で300円以上はするのに対し、3倍の幅なのに価格は108円!(100円ショップなので当然ですが)と、10mm幅の同じ2mで比較すると約10倍のコストパフォーマンスとなる。

今回は上下蓋と塩ビ管の間のエア漏れ防止のパッキンだったので10mmも有れば十分だったのだが、狭い幅に綺麗にカットする方法が頭に浮かんだので買ってみた。
幅が35mmなので、必要な幅が10mm前後という事で、1/3の11mm強にカットすることにした。
カットする冶具は、角材と新品のカッターの刃が有れば簡単に出来る。角材の必要な寸法のところに、カッターの刃の厚みより若干薄い鋸で斜めにスリットを作ってやって、そのスリットにカッターの刃を押し込む。そして角材の片側にはガイドとなる角材を接着する。
これだけでガイドにクッションテープを当てながら押すか、引っ張るだけで一定の幅にカット出来る。
キモはカッターの刃を出来るだけ倒してカットするものとの相対角度を出来るだけ小さくしてやることで、こうすることで切れ味も良くなり、抵抗も小さくなる。
ハサミや定規を使ったカッターナイフでのカットでは、どうしても凸凹になりがちだが、この方式では若干のコツを掴めば均一の幅にカットすることが出来る。
色は水色なのだが、丁度アクセントになり良い感じだ。

脚も付いてどこにでも自立するようになったが、前回のf特でも分かるように、低音の伸びが物足りなかったので、今回ダクトを伸ばしてみた。
ローエンドはダクトを多少伸ばしたからといって、そんなに期待していなかったのだが、良い方に期待外れで、かなりローエンドまで出る様になった。
ただ、ダクトを伸ばしたと言っても24mmで、計算では5、6Hz程度バスレフの共振周波数が下がるだけだったのだが、実際にはかなりローエンドまで伸びるようになった。これはダクトの働きも多少有るが、同時に進めていたエア漏れ防止のパッキンを追加したことにより完全にエア漏れが無くなったことが大きいような気がする。

f特を取ってみると、前回は80Hzまでがやっとだったのが、今回は50Hz程度までは伸びているようだ。こんなに変わるのはダクトのせいとは考えられず、エア漏れしていたのが原因だと思われる。
聴いた感じも薄っぺらな低音だった物が、かなり低域が厚くなっている。
バッフル幅が狭く箱が丸い形状の為に音の回折や反射が無いためか、定位は良いようだ。

かなり良くなった印象なので、ミュージックレコーダーで録画(録音)してみた。
1.Brian BlombergでSlang {電気低音王」より
(youtu.be)
2.DoubelでStranger 「Ballad Collection」より
(youtu.be)
3.EaglesでHotel California 「Hell Freezes Over (Live)」より
(youtu.be)

録音では実際に聴く程では有りませんが、前に比べれば格段に良くなりました。

もう締め切りまで一週間を切ったので急いで書類を仕上げないと…

画像1

今回使用したクッションテープ

画像2

冶具に使用したのは20×12mmの角材に18×9mmの角材と大型のカッターの刃のみ

画像3

上から見た画像。カッターナイフの刃から右側に立てたガイドの角材までがカット幅になる

画像4

カット時の画像。右から左に押し込むようにカット開始して、その後はカットされた部分を持って引っ張れば良い。コツとしては無理に引っ張らず常にガイドの板に接触させ続けることで均一の幅にカット出来る

画像5

カットされた11mm幅のクッションテープ。2mの長さでもあっという間に完成

画像6

予めテープを貼る部分まではみ出して内側までニスを塗っていたので、多少貼り直しても木屑が付かない

画像7

実際に挟んでみると、水色がアクセントになってデザインの一部っぽくなる

画像8

最終的な外観はこんな感じになりました

画像9

脚部分。フラッシュを焚いたらビー玉が幻想的に光った

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コメント一覧

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たてちゅう  投稿日時 2014/9/8 19:59

この切り方いいですね!
以前ハサミでギザギザだったのを思い出しました(笑)
音も流石にいい音ですね!!

KO球   投稿日時 2014/9/8 20:42

細かなところにも気を配られた作品ですね!アピールポイントがたくさんある作品なので、書類作成も頑張ってください!

古舘@横浜  投稿日時 2014/9/8 22:34

たてちゅうさん

私も以前に何回か失敗しました。
所謂、失敗は成功の元ですね。
音は実際に直接聴く方が良いような気がします。
YouTubeに使った音源がMP3やAACの圧縮音源だからかな?

KO球さん

ありがとうございます。
コンセプトがはっきりしないので、色々追加して来たので増えましたが、書類を書くのは難しかったりしますが、何とか仕上げます。

古舘@横浜  投稿日時 2014/9/8 22:43

パッキンとダクト延長した修正後のf特を載せ忘れたので追加します。

前のを遡るのも大変なので修正前後を載せます。
修正前
[添付]
修正後
[添付]

80Hzまでがやっとだったのが、60Hz、50Hzにもレスポンスがあります。
ダクトを24mm伸ばしただけではこんなには変わらないので、やはりエア漏れが有ったのでしょう。

なーお  投稿日時 2014/9/9 0:28 | 最終変更

古舘さん

さすが作業が緻密ですね。 これはしっかり参考にさせていただかないといけませんね。(汗) と言っていても元々ずぼらな性格なのでなかなかできないのですが。。

音も良いですね、ボーカルも美しいです。

私は、PCM48KHz/24bitで録音して、そのままエンコードせずにアップしても(実際の音のほうが良いとは思いますが)あの程度の音質でした。 機材だけでなく録音レベルやエンコードも影響するので難しいです。

古舘@横浜  投稿日時 2014/9/9 3:34

なーおさん

緻密と言えばなーおさんの方でしょう。
スパイラルのプレートなんて、私には出来ません。

ボーカルと言えば、Doubleの同じ曲がKO球さんのブログにTangBandユニットでアップされていますが、随分違いますね。
低域に厚みがあって、比較すると私の方は線が細く感じます。
良く言えばクリアな感じがしますが、ちょっと高域を落とした方が良いのかと思いました。

nabe3   投稿日時 2014/10/5 3:09

コンテストはその後の進展は様子がわかるのですか?

古舘@横浜  投稿日時 2014/10/5 4:18

nabe3さん

その後の進展というのは合否のことでしょうか?

他の日記でも分かりますが、既に発表されていて、なーおさん、mebiusさん、Kenbeさん、アールefuさんが書類審査突破しています。
たてちゅうさん、マイルスTKさん、私は撃沈です。

その後の経過は11月15日(土)の展示、発表、授賞式までは分かりません。



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