掲載日 初回投稿2010年02月15日
更新2010年02月15日
地蔵
ブラックダイヤモンド
x x
正面
08 (cm)

Hi-Vi

B3N

なし

なし

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画像1

集まれ塩ビ管スピーカー

地蔵さんの「ブラックダイヤモンド・ホワイトムーン」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
文化教室用のプロトタイプ2種が完成しましたので
紹介します。

名前は「ブラックダイヤモンド」と「ホワイトムーン」です。
関西メンバーの方々、
着々と文化教室向けSP製作されてますね!
素敵なネーミングですね!!

ところで文化教室って、いつから始まるのですか?
まずは「ブラックダイヤモンド」です。

ユニットはHiViのB3Nです。
あるサイトでは非常に評判の良いユニットです。
ユニットの価格はペアで5000円以内です。
ユニットはフローティング構造で取り付けています。
カッコいいユニットですね。
AURA SOUNDにも似てますね!
塩ビ管はVU100を基本に構成しています。
ヘッド部は100?75のチーズを使い、
胴体部分は直管ではなく継手(ソケット)を
4段重ねで使用しています。
管長は67センチです。
置き台も入れると高さは70センチ程度になります。
本当は良い音を出すには大きな筐体の方がいいのですが、
可搬性の問題と、最初から大型のスピーカーを提示すれば
受講者の方がとっつきにくいのではないかと考え、
抵抗感がないギリギリの大きさということで
70センチ以下に設定しました。

構造はダブルバスレフで
底面にバスレフポートを設けています。
今回の筐体容積でそこそこの低音を出すために、
バスレフポートの直径と長さの組み合わせを何種類も試し、
試聴とサインスイープでの測定を繰り返しながら
最適な設定を決定しました。
デザインは黒とブロンズの2トーンで渋めに仕上げました。
コーン紙の色とマッチした配色という点も考慮しました。

さて肝心の音の方ですが、
なかなかいい線はいっているのですが、
完全に納得というレベルではありません。
前作のシンプル1に比べて低音の量感は少ないですし、
認知可能な最低域の出音もやや負けています。
この容積では仕方ないのかもしれません。

また繊細さや分解能はやや弱いかなという感じです。
ただ瞬発力や力強さがあるとともに
全体的な音のバランスが良く、聴いていて気持ちの良い音です。
長時間聴いていても聴き疲れしません。
さすが地藏さん!ッて感じの
スピーカー作りしていらっしゃいますね。
さぞ音も良いのでしょうね!!
次に「ホワイトムーン」を紹介します。

構造は「ブラックダイヤモンド」と全く同じです。
違いはユニットとデザインだけです。
ユニット名はTangBandのW3-881SJです。
これも比較的安価でペアで5000円以下です。
海外のサイトではとても評判のよいスピーカーです。

ユニットを違えるとこんなに音が変わるんだということと、
デザインを変えるとこんなにも雰囲気が違ってくることを
理解していただきたくて制作しました。
つまり塩ビ管スピーカーの多様性を実感して
頂きたかったのです。
なるほど?、なかなか文化教室の事を
よく考えて作りましたね!

ユニットはもちろん、見た目を変えるだけでも
音は変化しますよね。
目の情報って、かなり感覚器を左右しますし。
塩ビ色に慣れてる自分が怖いです(~_~;)

このユニットいいですよね?僕は大好きです。
受講者には女性がいらっしゃるかもしれません。
部屋のインテリアとマッチするデザインのスピーカーを
ご自分の想像力で作り上げることが可能ですよ、
と伝えたいと思います。

こちらの作品の音の特徴は、繊細さと分解能の高さです。
いわゆる綺麗な音が出ます。
低い音もよく下まで伸びています。
ただ制動力がやや弱いのか、
音のキレはあまりよくないような気がします。
それと高域の音圧がやや高く、長時間集中して聴いていると
ちょっと疲れてきます。

なかなか完璧な作品を作るのは難しいですね。
もっとも、完璧な作品を作ってしまったら、
その時点でこの趣味は終わってしまうような気もします。

*私のブログでも紹介していますので
そちらもご覧ください。↓
http://jizounokimagure.at.webry.info/201002/article_1.html
高音のきつさは、ユニット固定ネジの頭に
ブチルゴムなどを貼る等の対策で
結構改善されたりしますので試してみて下さいネ!

それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
別館にも遠慮なくコメントして下さいませ。
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作成:2010/2/15 0:00:00 地蔵   閲覧数:4479
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