e-nu14
ツイスト
30 x 40 x 90
正面

ホーン

Fostex

FE83E

自己評価
☆☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆☆
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ご無沙汰しております。 前作から2年、2chでの低音増強を狙って、無謀にもBHに挑戦してみました。 構想2週間・製作1週間、いかにも塩ビSPらしいルックスの今作名付けて「ツイスト」、ご覧ください。

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ユニットは前作からの流用でFE83E。空気室は約1リットルとし、
100   掃除口
100   ソケット
100-50  インクリ という構成。

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ホーン部は難しい計算は割愛(苦笑)。とにかくスムーズなホーンを心がけ、皆さん注目の「異径エルボ」で継いでみました。 50    片持ちエルボ
50-65   インクリ
65-75   異径エルボ
75-100  異径エルボ
100    エルボ
100-125  インクリ
100X140mm VUパイプ
パイプ部には金魚鉢フィルターを内径に沿わして入れてあります。

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足元は125の大曲Y45という継手
本来は大曲Y90を使う予定でしたが、継ぎ手屋さんが間違って手配(笑)。返品交換も面倒なんで、そのまま使っちゃいました。
出来上がってみると場所も取らないし、悪くないです。

底はφ150X12tのベニヤにφ135X12tのベニヤを5枚積層して接着したモノで塞ぎました。 指差ししているとこまで埋まってまして、調整時に錘等を置く事を想定しています。

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で、完成。
肝心の音ですが、目的の低音についてはまず満足。
BHとしては容量・ホーン長とも小柄(?)ですが、前作バスレフとは段違いの低音。2chはもとより、映画などの5ch時もSW無用の低音を響かせてくれます。
心配していたセンターとリアとのバランスも思いの外良好で、特にセンターとの繋がりは今作の方がむしろイイようです。

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反面ネガなところも・・・。
吸音材が少量の為か、やや筒臭さはありますね(試作時、入れ過ぎると極端に中高音が濁ることがありました)。
特にリスニングポジションを外すと顕著になるようで、指向性が強くなっているのかなぁと素人考え。
また、BHの宿命か低音量時の鳴りはイマイチ。 深夜にラジオを聞く習慣があるんですが、話し声については前作の方がキレイに鳴ってました。

また構造面でも、多関節という事でL/Rの同調が大変(苦笑)。特に空気室直後(結構重たい)の構造は再考の余地あり、ですねぇ。
とはいえ、今年の「夏の工作」としては中々楽しく作れました。皆さんの参考になれば幸いです。