対象モジュール | 日記 |
件名 | 新しいエンクロージャーを作る時って |
要旨 | 今、新しいスピーカーの構想を練っていたのですが… 画像はその時に使用しようとしている、パーツの加工後である。 …確か、作品中にもこのような加工をしていた猛者がいらっしゃった気がするのですが、 …何処の何方が丸々記憶が無いため、独自で加工しました。 加工をされている方はどうされているか知りませんが… うちは 茹でました。 まだ完成には程遠いもので、ユニットも材料もどちらも 揃っていない始末… コイズミ無線さんの TB (TangBand) W3-1231SN (8cmフルレンジ) メーカー………………T... |
オトさん、こんにちは。
あれっ、共鳴管[3]はウーファーで使用されるものだったのですか!
し・・知らなかったぞ…ガックシ…
いやいや、オトさんのご覧になった、ゆったり人さん運営:DIY・Soundのまさにそのページに、BOSE社のサブウーハーとして写真入りで載ってますがな。良く読んで下さいね?。
以下は、ユニット前面へ管を設置することについての私の見解ですが、できるだけ解りやすく書くつもりですけれども、あまり時間が割けないのでご自身で理解に努めていただきたく思います。
そもそも、管楽器(金管・木管)や人の声などと、 スピーカーユニットの前面に管を付けることは、現象は似たようなこととは思いますが、根本的に全く違う点があり、オトさんはそれを見過ごされていると思われますです。
まず、楽器に用いられる管の目的は、それ自体が音を発するための管である、ということです。 管自身の内部の空気が振動することで得られる音色・音階で、音楽を奏でるわけですね。 人の声も歌を歌う場合はこれに似た目的と言えます。
一方で、スピーカーの場合はどうでしょうか?
ピュアオーディオ用スピーカー本来の理想は、「原音再生」だと思っています。 文字通り、「元の音」を「再び生かす」こと、つまりは、元の音を正しくマイクで拾って録音し、それを電気信号に変換してスピーカーでできるだけ情報の欠落なく、かつ色づけなく音波に変換してリスナーの耳に届けること、 と言えますね。
ここで、スピーカーユニットから出た音波には、既に楽器や人の声の「音色」が乗っていますので、 これをできるだけ正確にリスナーの耳に届けることが重要なはずです。
この時、管楽器のようにそれ自体が音色を奏でる管がリスナーとの間に入るとどうなるでしょうか? 元の音色にその管の音色が乗ってしまい(俗に言う「筒鳴り」などで)原音が歪んでしまいます。
こうした理由から、前コメントで「聞くに堪えない」という表現をさせていただきました。
特にユニット前方に関しては、できるだけ障害物を置かない、というのが基本になると思います。広がろうとする音波をむりやり筒で制約するのは障害物と同じ、 音場型の拡散方式のスピーカーはまた別ですが。。
ユニット背面に関しても、本来は何もしないのが良いのですが、それでは低音が出にくいので、先人の方々が色々な仕組みを考えて低域の音圧低下を補っているわけです。 バックロードでも共鳴管でもバスレフでも、それぞれ長所・短所があって、どれも効果はありますが、一方で原音を歪ませている面もあるのは間違いありません。
以上、たぶん正確でない部分もあると思いますが参考になれば幸いです。