古舘@横浜 さんの日記
いよいよ音出しだが、ユニットを取り付ける前に、買ってあった2mのVU40の塩ビ管をダクト用にカットする。
シミュレーションでは350mmの長さでfd=36Hzになるので、それを基準にカットするが、バッフルには40のソケットを組み込んであるので、その分(約30mm)を差し引く必要が有る。
とは言え、この長さになると数cm程度ではそれ程、共振周波数に変化はないので、2mの長さを6等分して334mmにすれば余りがなくなり、効率的なので、取り敢えず334mmの長さで8本をパイプカッターで切り出します。
ダクトの長さは約364mmとなるが、共振周波数は1Hzも変わらない変化になります。
良く行われている事ですが、パイプにカレンダーなどの厚紙を巻いてテープで固定すると円周に沿ってマジックなどで線を引いておけばノコギリで切る時にも目安になります。
私はパイプカッターを持っているので40サイズのパイプなら短時間で綺麗にカット出来ます。
VUパイプは肉厚が薄いので若干変形しますが、問題なく切れます。
パイプカッターで失敗しないコツは最初の一周目に書いた線上を確実にパイプカッターの刃がトレースするか確認する事です。適当にやると螺旋状になっていつまで経ってもカット出来ません。
最初の一周の始点と終点が合えば、その後はズレる事は少ないので、ネジを締めながらクルクル回して行けば簡単にカット出来ます。
また、ユニットを取り付ける前に吸音材を入れておきます。
JSP箱の吸音材は、以前作った時は裏板と側板に沿ってパイプの外側に全体的に充填した記憶があるので、今回は熱帯魚用のフィルターの20cm幅で200cmの長さのファインマットBIGというのを買って来ました。
半分の長さに切ると丁度内側に一周巻けるので、上下に二周巻くとほぼ側面が巻けます。
丸めてユニット開口部からギリギリで入ります。
ダクトは外しておいて、周辺を貼り、裏板部分には以前に使った残りのマットを貼り、ほぼ全体に20mm位の厚さで吸音材を貼ります。
マットはタッカーで各面に軽く固定します。
ダクトを付けると丁度マットを抑える様な形になります。
更にウーファー用のターミナルをネジ止めし、ユニットへの配線を出しておけば、やっとユニットが取り付ける事が出来る様になります。
ユニットを取付けた後は、積層板で作った脚をスペーサーにして組み上がったツィータープレートをステンのコーススレッドで固定します。
配線を済ませればいよいよ音出しです。
アンプに繋いで色々聴いてみます。
あれ?ツィーターは鳴ってる?と思うほど余り主張しませんが、良く聴くと鳴っています。
5kHzと高目のクロスのせいかも知れません。
低音もそれなりには出ていますが、現行のTangBandのJSPと比べるとローエンドの伸びは無い様な気がします。
欲張り過ぎてダクトの共振周波数を低くし過ぎているかも知れません。
そこでハンディーアナライザーPAA3でf特を取ってみました。(ツィータの正面50cmにて)
3kHz付近にディップが有りますが、クロスは5kHzなのでネットワークのせいでは無さそうです。
ツィーターの受け持つ範囲のレベルもそんなに低くないので、歳で高域が聴こえ難くなっているせいだったみたいです。
低い方は30Hz程度までは出ている様ですが、40Hz、50Hzのレベルも余り出ていません。
fdは計算上36Hzですが、40~45Hz付近にしてその辺りまでのレベルを稼いだ方が低域の量感が得られるような気がします。
エージングも済んでいないので、少し様子を見てダクトの調整をしてみようと思います。
取り敢えず音が出て一安心です。
お疲れ様です
かなりでかいですね
なんかJSP方式が気に入っているのが伝わってきます
ちなみにこれって、ダクトの面ではなく側面に開口部をもうけてウーファーを付けても大丈夫なんですか?
こんばんは お疲れ様です
MarkAudio CHR-70v3 でJSP方式のスピーカーを自作してみた
というタイトルのページに変形JSP方式の作例があって、ちょっと気になってしまいました
それです!
JSP方式って面白いですよね
バスレフでは正方形は嫌われるのに、あえて正方形にしている
そこがミソなのかなと思ったり
やはりウーファーは横じゃダメですか、、、