JSP方式はJSP研究所が開発したマルチポートのバスレフ[2](位相反転)方式のスピーカー[3]システムです。
基本的な特徴としては正方形のバッフルの中心にユニット[4]を取り付け、その周辺にバスレフ[2]用のダクトを複数配置した物です。箱は通常より大きめの必要が有ります。
詳細はJSP研究所のホームページをご覧下さい。
(www.jsplab.jp)
動作としてはバスレフ[2]方式そのものでダクトの共振周波数の計算式もそのまま使えます。(ダクトの面積の合計をシングルダクトの計算式に入れる)
点対象にダクトを配置する事によってバランス良くバスレフ[2]の動作をして、ユニット[4]背面から出る音を効率良く利用出来ます。
ダクトが複数になる事により総合的なダクトの面積が増え、結果的にダクトの長さが長くなりロードが掛かり易くなります。またダクトが長くなる事により高域の不要成分が減衰する効果も得られます。
JSP方式のダクトの共振はブロードな為、より低い周波数にチューニング出来る為、低域限界を下げる事が出来ます。
バッフルは正方形でなくても五角形、六角形、円状など点対称なら何でも構いませんし、ダクトの数もユニット[4]の周辺に均一配置すれば何個でも構いません。
最近では長方形の箱で2個のダクトでJSP方式が成立したとの報告が有ります。
使用するユニット[4]はフルレンジ[5]、ウーファーなど何でも構いませんが、マグネットが強力で軽い振動板のユニット[4]では低音は出難いようです。ユニット[4]との相性が合えばサイズを超えたかなりの重低音が期待出来ます。
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