(Fostexのサイトより転載:07/01/10--なーお)
ESコーンの原料となる植物は芭蕉の仲間に属する多年生植物です。
芭蕉類から取れる繊維は、細く、長くしなやかで物性の良好な物が
得られます。この繊維の特徴として、繊維に澱粉質を含み、この
澱粉質が繊維同士の決着を強固にし、従来のパルプにあった繊維同士
の擦れによる雑音(紙臭さ)が極めて少なくなる点があります。
しかしこの澱粉質によって、コーン紙の抄紙成型が難しく、コーン紙
として利用することが出来ませんでした。 この問題を日本の伝統的
な和紙製造技術を応用し、コーン紙の開発に成功したものです。
ESコーンは繊維が細くしなやかで、繊維同士が良く絡み合い、繊維の
断面形状が幅広で、アスペクト比が高いため、非常にロスの少ない
振動板となり、情報量が飛躍的に増大しました。
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