RD666
あーるでー666
31.5 x 30.5 x 100
拡散

角型

ScanSpeak

5F/8422T03

自己評価
☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆☆☆
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初めて発表させていただきます。
Stereo誌付録スピーカーを片側4本使用した仮想点音源、擬似呼吸球スピーカーです。
超小口径スピーカーのメリットである音源の小ささ、指向性の良さ、必要容積の少なさを最大限に活用することを目指しました。

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ヘッドは正四面体(正三角形を四枚貼り合わせてできる正三角錐)の角と辺」を切り落とした形の14面体で内容積は約2.7リットルです。
これは切り出したヘッドの部材です。

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内寸にあわせて部材を切り出し粘着テープで内部から貼り合わせ、ガイド板で形を保ち、瞬間接着剤で仮止めした後、接合部のV字型のすき間を水中ボンドで固めました。

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今回はヘッドには吸音材を使わない方針で、真後ろからの反射を拡散させる目的で2液性エポキシ樹脂で三角錐を作りユニットの体面に貼っています。

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胴体はスワンと違い真ん中から入り後側を上がり左右に分かれ前で合流する形で音道の長さは約2.4メートルです。

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ネックは約40センチの六角柱です。

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横です。

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後です。
後面にツイーターをつけてサブウーファーを追加してレンジを広げることも考えています。

再生できるのは65Hz~8000Hzとナローレンジで3000~5000Hzと300Hzあたりに大きなピークがあり、低域にはピークディップがたくさんありますが、音楽ソースではナローな感じはありません。ただ中音域がやや弱いのは問題です。
このスピーカーの良いところは全方向へ音を出すことによる独特の響きと、全帯域での切れの良さにあります。

今回の自作スピーカーコンテストに応募したところ一時審査を通過しまして27日に東京へ行く予定です。
ソースとの相性や部屋の影響が特に大きなスピーカーなので賞の対象にはならないと思いますが、オフ会に行くような気持ちで皆様の作品を聴けるのを楽しみにしています。