コニ
かおなし
かおなし
9.7 x 25 x 9.7
正面

ScanSpeak

5F/8422T03(Stereo誌付録)

自己評価
☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
画像1

全体像です、塗装は水性つや消し黒ペンキをはけ塗り3回、その上にクリアニスを2回塗り。つや消しの方が良かったかな?

画像2

後ろ姿も見せます 頭につけた3角の物が今回作品のブレークスルー部品です。

画像3

TVの音声用のタイムドメインミニとの大きさ比較

画像4

前作ベイダー(2ウェイマルチアンプ)他との比較

画像5

今回の基幹となる部品です(なんて大袈裟ですが)
コロンブスの卵でこの部品を考えつくまでに何年もかかりました、考えつけば、な~んだ、そんな事か(と笑わないでね)

画像6

構成パーツの加工途中の写真です。
薄いVU管といえ二重にして鉛板を張り付けると細い穴は何とか開けられましたが、5ミリ以上になるとトルクの反動が大きく手で押さえての作業は危険と思い中止。
一度貼り付けた鉛板を剥がし、塩ビ管はある程度の穴まではドリルを使いあとはリーマーで所定の径になるまで人力作業。

画像7

全体を構成するパーツ類(これで全部です)、他に整音素材としてカーボン含侵シートを適量加えます。

画像8

ScanSpeak 5センチ 5F/8422T03にデッドマスとして真鍮製円柱(30φ×50㎜)を接着(ホールとホーンが塞がった)
  ユニットのフレーム直径が塩ビ管のVU50のソケットエルボと同径なので何とかデザイン上も旨く纏めたい。

画像9

見にくい(より判らないか?)ですが真鍮製デッドマスのネオジウムマグネット(20ミリ径厚さ10ミリ)とボルト側のネオジマグネット(10ミリ径厚さ2ミリ)の間が2ミリ程度の空間があります。強力な吸引力の為ボルト取り付け箇所からの空気漏れは感じられません(ぐにゃぐにゃのスーパーゲルを噛ましています→2枚目画像参照)

画像10

4つのポートは手軽さと振動対策を考慮して手元に有るシリコンチューブの中から肉厚の物を選びました。全部塞げば密閉に、試聴の結果2つ開放で聴いてます。ポートを開ける位置で音の広がりが変わるようで面白いです。

小さくひっそり佇み、音を出せばそれなりの存在、を目指して作りました。

特徴
その1 塩ビ管内壁に1ミリ厚のシートというよりは鉛板を張り付けて強化

その2 ゲル(ソルボセインハードタイプ)を3層(5ミリ+5ミリ+3ミリ)

その3 真鍮製デッドマスにネオジマグネットを使い完全フローティング支持

主なスペック

・大きさ W97ミリxH250ミリxD97ミリ 重量 約2000グラム

・方式 4ポート式バスレフ

ユニット Scanspeak5F/8422T03(Stereo誌付録)

エンクロージャー VU規格塩ビ管(50X65エルボ、65X75異径継手、75キャップ)

エンクロージャー容量 1020cc 有効容量 約900cc

・ポート素材 シリコンチューブ(外径12ミリ、内径6ミリ、長さ20ミリ)

・ポート作動 全ポート開放(118.2Hz)3ポート開放(102.4Hz)2ポート開放(83.6Hz) 1ポート開放(59.1Hz)

試聴
サイズの割にはまともな音で鳴るのでジャズ、ボーカル、クラシック、ロック、など抵抗なく聴ける。

特筆は音圧を上げても筐体に全くと言えるほど振動が伝わらず触れても手に伝わってこない。
完全フローティング方式がこれほど効果があるとは自分でも驚いている。

当然音に良い影響を与えていると思う。
超小型ユニット故出来た実験でしたが有意義な結果でした。