さわぁ
Luna
ルナ
20 x 30 x 100
その他

その他

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MarkAudio Alpair7

自己評価
☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆
画像1

はじめまして、さわぁという者です。
インターネットで塩ビ管スピーカーの事を知り、これなら簡単に出来そうだ、と初めてのスピーカー自作に挑戦しました。
  
命名の理由ですが、Alpair7のゴールドの振動版が月みたいで・・・というのはこじつけで、実際殆ど語呂で決めました。
  
  
写真を見てもらえれば分かるように、45°エルボを利用して斜め上にむかって音を放射しています。
これにより無指向性スピーカーの定位感の問題ややかましい反射音を抑え、無指向性スピーカーの音場感の良さを実現しているつもりです。
実際に聴いていても大変音場感の良い再生が出来ていると思います。ただ、部屋の反射音のせいか若干定位が振れているので今後改善していきたいところです。
  
間に転がってるまな板はアンプ(ジャンクPC用4.1chスピーカーから引っこ抜いて端子、電源・出力コンデンサを多少改造し使用)です。
  
写真には写っていませんがジャンクCDP・携帯電話のプレイヤー機能などをソースとしています。CDPのほうが性能的には圧勝・・・といきたいところですが古いわ元々安物だわchセパレーション悪いわで携帯電話にちょっと負けてます。

画像2

材料一式。
御影石敷石、100cmチーズ菅、45°エルボ、2m菅
  
2m菅は当初半分に切って左右それぞれ95cm(5cmはユニット固定用)としていたのですが高すぎて定位感が悪い事が判明。カットアンドトライの末70cm程に落ち着きました。90°エルボで作ってたら95cmでも大丈夫だったんでしょう・・・

画像3

ユニット固定部。
偶々ユニットのネジ穴の位置が良い感じだったので特に工夫しなくても固定できるかも、とやってみたところ、エルボの片端に5cmに切った塩ビ管を叩き込む事でユニットのネジ止めが出来ました。皆さんが苦労するユニットの固定があっさりできてしまい恐縮です。
特に接着はしていませんがかなり強引に叩き込んだ(最終的には金槌を導入して叩き込みました)のでユニットを付けた状態でひっくり返しても全く抜けず、むしろ5cm菅を外したくなった時どうしようと悩んでいるくらいです。

画像4

土台。
御影敷石にコンクリメントでチーズ菅を接着しています。硬化に時間がかかって「二度とつかってやらねぇ!」と思っています。御影石とはちょっと相性が悪いのでしょう。
次作る時は端材に金具で止める事とします。

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ダクト部。
当初はバスレフとして設計していましたがユニットと開口部が離れているせいかどうしても不自然な低音になり、チューニングを追い込んでいったらこうなりました(笑)
ただ、微妙にダンプトバスレフとして動作しているみたいで・・・聴感上特に悪影響は無いので良しとしています。

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特性。
マトモな測定環境が無いのでspeaker editorでシュミュレーションしてみました。密閉箱としての特性ですが見事に200Hzからだら下がりです。ただ、実際にはダンプトバスレフと共鳴菅動作、筒内部にかなり大量に吸音材を詰め込んだ為TLSの動作が加わって150Hz程度までは何とか出てると思います。
  
将来的には馬鹿ブースト・サブウーハー等の導入も検討しています。

  
  
  
反響の嫌な音、ボンつき、筒臭さは特に感じません。
吸音材のフェルト(ホームセンターでアンダーフェルトという商品名で売っている物、本来はオフィスの床の下にでもひいて衝撃を緩和する物だと思います。400円、ちょっとかたくて切るのに苦労します)を筒状にしてかなり大量に入れたので、殆どの筒の反響を吸音出来ている事と、高品位ユニット、密閉箱という条件が重なって筒内の音が外に漏れていない事が効いているのでしょう。
ただ、共鳴菅としての動作がソースによってはかなり気になり、ベースがある音域で異常に膨れ上がったりするので今後改善していきたいです。その内鉛でも貼ります。
運よくソースが共鳴している周波数帯域に当たりさえしなければ風のような重低音が聴けます(笑)
  
また、ユニットが微妙に上を向いているためちょっと高音域が物足りません。適当にツイーターでも足すか高域ブーストするか、音場感を手放すつもりはまったくありません。
  
  
こういう音質も相性の良いソースを聴くには結構楽しい物です。ピュアオーディオとしては失格ですが。