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Re: 関東オフ会場の低域克服トピック
投稿者: kenbe 投稿日時: 2011/11/8 20:19

視聴覚室の音響の対策は、デッドニングが主体であり、スピーカーから発生する直接音と間接音を効率よく吸音していました。
この方法は、フラッタエコー対策には有効ですが、残響などの間接音がなくなりますので音楽が楽しくなくなります。
決定的なのは、中域から高域に掛けての音圧が吸音のため低くなります。
そうなると必然的に、音のバランスは右肩下がりのF特となり、低域の量感が目立つようになります。

部屋の形状についても、天井と床は平行、左右の壁も角度はあるものの左右同じ角度の斜め壁、前後も平行?だったように記憶しています。
デットニングは中高域には影響を及ぼしますが、低音への吸音効果は期待出来ませんので、教科書通りの定在波、位相反転の症状が顕著に出ていたと思います。
上記の症状は、距離に応じてピークとディップが距離によって波型に発生します。
ですから、座っている位置で低音の量感の違いが顕著に出る結果となっていたと思います。

単純な対策として、吸音されていた高域の復活をさせれば改善は望めると思います。

お話にも出ていましたが、スピーカーの後ろに木製の衝立を設けると効果が望めますが、部屋が広いだけにその衝立の量は、予想がつきませんので駄目もとで450mm×180mmの板を8枚ほど用意して試してみる。
この枚数でも、完全ではないですが、効果は望めると思います。
450mm×180mmの板は450mm×900mmでも、耳の高を基準にセットしても効果があります。

低音の吸音は、出来ないことは無いですが膨大な吸音材やそれに順ずる材料が必要となり、現実的には不可能です。
ですから、椅子の位置をあらかじめ、低音が膨らまない位置にセットして置く。

後は、低音を絞った設計の箱を使用する。(これでは自作の楽しさが損なわれますね。)

と、今簡単に思いついた対策です。(汗)