古舘@横浜 さんの日記
ヤフオクで割合大きいサイズのホールソーが出品されていたので、この際と大人買いならぬ、大人落札で超硬チップのホールソーを纏めて手に入れた。
今までにも様々な種類/サイズのホールソーを使っていたが、安い物は鉄のプレス製で、使っている内に徐々に切れ味が悪くなる。これは使用中に摩擦熱で熱くなるので、それが徐々に冷めることで焼きなまし状態になり、刃が鈍って切れなくなる。すると、切れない事で、余計に熱が出るというネガティブスパイラルに入って余計に切れなくなるという悪循環になる。
特に径が大きいものでは、ボール盤のスピードを落としても材料との相対的なスピードが大きくなるので、徐々に切れ味が悪くなるのは避けられない。
プレスに比べると若干高価になるが、バイメタルと呼ばれるHSS(High Speed Steel:高速度鋼)製のものだと、熱には強いので切れ味の劣化は少ないが、それでも徐々に悪くなる。
今回手に入れた物は刃先に超硬チップが埋め込まれたもので、鉄やステンレスにも穴を空けることが出来るもので、15mmの厚さの鋼板まで穴を空けることが出来るらしい。
実際に鋼板に空けた事は無いが、木材用に使うなら耐久性が有りそうだし、合板などをカットしても切れ味は長く続く様だ。(切れ味が良く摩擦が少ないのと、ダイキャストベースで放熱が良いので熱くならない)
サイズは55mmから5mm間隔で120mmまで13個で2.5~5インチ程度のユニットの取り付け穴は、ほぼカバー出来る。(実際には55,65,75mmの3個セット、60、70、80mmの3個セット、95、105、115mmの3個セット、90、100、110、120mmの4個セットなので85mmのサイズだけ抜けている)
センタードリル径は6mmと一般的だが、ドリルに取り付ける部分の径は13mm位有るので、小型のドリルには取り付けられない。もっとも小型のドリルではトルクが足りないので穴を開ける事は厳しいだろう。
少し前に16mm~53mmの超鋼チップの10本セットを入手していたので、かなりの範囲の穴はカバー出来る。(16、18、20、22、25、30、35、45、50、53mm)
ただ、穴径の微調整は出来ないので、細かい穴径の調整は必要である。
大きなサイズになると、かなり大規模なホームセンターでも置いていないが、置いていたとしても1個1万円は軽く超える値段が付くので、それに比べると3個や4個のセットでも数千円と数分の一で落札出来る。(製造はお決まりの中国製だと思われるが、実際にはセンターぶれも無く、問題無く使える様だ)
郵送されて来た時に入っていた箱はサイズによってまちまちで、大きな物はダンボールの箱で重さが有るので輸送でボロボロになっていた。小型の物はプラスチックの専用ケースなのでダメージは無いが、ロックが固く手では開けられないので、マイナスのドライバーが取り出す度に必要になる。また、小さいサイズではセンタードリルを付けたままではケースに入らないので、使う時にわざわざドリルを取り付ける必要が有る。また、サイズが5mm間隔なので近いサイズはちょっと見には判別は出来ないので、一目でサイズの判定が出来ずに不便なので、専用のケースを作ることにした。
ホームセンターで外形が480×360mmのプラケースを購入し、中にベニア合板の余り板で桟を取り付け、一目でサイズの確認とワンタッチで取り出せる様にした。ただ、流石に大きめのサイズが13個ともなるとずっしりと重く、10kgを軽く超えてしまった。
因みに、超硬のチップ幅はホールソーのサイズに関係無く、チップ幅は3.5mmなので、サイズから7mmを引くと刳り貫いた円板の外径サイズになる。
フィッティングは考えましたね!
切れ味よさそうですね!!
たてちゅうさん
ユニットの仕様が不明確だったり、ミスが有ったりしてもテンプレートは便利で確実です
小径の10個セットを使ってみて綺麗に穴が空くので大きなサイズも揃える決心をしました
これだけサイズが揃ってれば、便利に使えそうですね。
KO球さん
かなり守備範囲が広くなりました。
ただ、ユニットの取り付け穴はフレームに余裕が有れば、多少のサイズの違いは吸収してくれますが、FEなど余り余裕が無いフレームの物は穴の外径を基準にルーターで広げるなどの微調整が必要になります。
KO球さんが良く使っている積層のダクトなどは、驚くほど短時間で大量生産が出来ます。