古舘@横浜 さんの日記
スピーカーユニットの固定方法はまだ未定だが、先に進まないので取り敢えずユニットの固定ネジに圧着ラグ端子を共締めして輪ゴムで仮固定して音出ししてみた。
インシュレーターは試しに両方作ってみた。
D型のクッションは内側にシワが寄るが、柔らか過ぎる気がしたものの切り口を接着剤で塞ぐと内部のエアがクッションの役目をしてなかなか良い感じ。(画像1)
色もバッフルの塗装と似た色で違和感は無い。(画像2)
ブチルゴムのクッションは綺麗に貼れるが、インシュレータとしては少し固いかも知れない。(画像3)
端子は陸軍端子、金メッキの専用の端子も格好は良いが、バナナプラグが使えるので機能的には十分。
何より金メッキの物はペアで数100円はするが、この陸軍端子は60円(個)で済む。(画像4)
ユニットの固定方法はまだ決まっていないのでユニットの固定ネジに圧着ラグ端子を共締めして輪ゴムを引っ掛けスピーカーの端子に引っ掛けて固定。
格好は悪いが取り敢えず音が出せるようになった。(画像5)
音出しはユニットの素性を見るために管長約40cm(約3.2リッター)と
管長60cm(約4.8リッター)の密閉と60cmの片側開放(短いQWTとなる)の3種類で聴いてみた。
40cmの密閉では100Hz辺りから落ち始めダラ下がり。予想通りだが音楽によっては聴けるがやはりちょっと不満。(画像6)
60cmの密閉では80Hz位から落ち始め若干低域は伸びるが、もう少し伸ばしたいところ。吸音材は入れてないせいも有ると思うが若干管臭さが出る。(画像7)
60cmの片側開放では160Hz付近に大きなピークが出ていかにも共振している感じの耳に付く音。(画像8
最終的には管長約160cmで60Hz程度の再生が目標だが共振を抑えるのは結構大変かも知れないと感じた。
談話室のリファレンス音源で出ていたオーディオベーシックのCDが手に入ったので聞いてみた。
色々な音源が入っていてなかなか面白い。
重低音チェックのオルガンのペダル音では32Hzの最低音は現在メインで使っている13cmウーファーの無指向性システムでは5dB落ち程度で再生できた。
面白かったのは小さい頃から爆音の中で育って、ジャンルを問わず大音量の中でも気にせずいつも爆睡している愛猫がSLやジェット機辺りから耳をピクピクし始め、奄美の自然音では水の音辺りでスピーカーによじ登り確認しに行った。(画像9)
リアルな音だったのだろう。
ネコちゃん喉乾いていたんでしょうね!(笑)
端子をこんな風に利用された仮止め、感心しました。
これは便利そう!
古舘さん、こんにちは。
仮組みでの音だしですね。
周波数特性をいろいろ観察しながら、共振点をさぐったりするのも楽しそうですね。
あらためて、人それぞれの楽しみができるのも、スピーカー製作の醍醐味だと感じます。
これからどんな感じに煮詰めていくのか、楽しみにしています。
なーおさん、こんばんは。
今回、仮の音出しで感じたのは「共振(共鳴)は手強そう」です。
密閉でも開放でもそうですが、大きな音から無音になる時に0.数秒間、残響音が残ります。
特に開放ではもろに共鳴音が聞こえますが、これは予想以上でした。
吸音材などである程度抑えられると思いますが、今回のQWT方式では開放になるので、それを防ぐ為に吸音材が増えると設計通りの動作から離れてしまわないかが心配です。
暫くトライして駄目そうならキッパリ諦めて他の方式に移るかも知れません。
実はもう一つ試したい方式があるので…
とことん試行錯誤して下さい。
小生もやりましたよ色々と、きっと解決できます。
自分なりの答を見つけだすのが自作の醍醐味です。
コニさん
本館のみなさんの製作記事も参考にして色々対策を試してみます。
困った時にはアドバイス、よろしくお願いします。
古舘さん、こんにちは。
気柱共鳴は、悩ましいですね。
L/D比(筒長さ/筒径) が大きいほど顕著に出るような気がします。 あくまで、気がしますという程度で検証もしていませんが。
そういう意味でも、ダブルバスレフ化して空気室を分断すると、共鳴の抑止効果がありそうな、なさそうな。。
なーおさん、こんにちは。
気柱共鳴、やっかいですね。
特にQWTはその気柱共鳴を積極的に利用して低音を出す方式ですから、低音は出して残響を抑えるという相反する事を実現しなければなりません。
木工ではTQWT方式で何台か作って殆ど吸音材は無しで済んでいるのですが、QWTのせいか塩ビ管のせいか盛大な残響に悩まされています。
暫く悩んでみます。さて、解は有るのでしょうか?