組み立ては少しずつ順番に接着していくので時間が掛かる。
手持ちのクランプやハタガネを総動員して接着するのでまるでハリネズミみたいだ。
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圧着にf字クランプを使う事が多いのだが、構造上、回転しながら締め付けるので接着面が動いてズレてしまう事が多い。
そこで最近はストレートに締まるハタガネで数カ所を押さえて、余ったボンドを押し出してある程度固まった所でf字クランプで締め付ける様にしている。これでズレをかなり減少出来る。
良く、教科書には、はみ出たボンドは濡れ雑巾で拭き取ると書いてあるが、後でサンディングするので私は気にしない。却ってボンドが固まって塊になっている方が後で簡単に除去し易い。
LR、2台共、接着が終わって、はみ出した木工ボンドも白から透明に変わったので、自分の部屋から居間に持ち込んで聴いてみた。
作業中に振動板に触れて凹ます事が多いので、ファンガードをネオジウム磁石でフレームにくっつけている。多少触ってもズレる事は有っても落ちる事は無い。
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いつもはFE168EΣのBHBSが繋がっているので、まずその音を少し聴いた後にM800に繋ぎ変えて聴いた。その最初の印象は、ボリューム位置はそのままだったので蚊の鳴くような小さな音しか出ない。
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それもその筈、FE168EΣの出力音圧レベルは94.5dB/W/mに対し、M800は82.5dB/W/mと12dBも差が有る。 余り知らない人は82.5/94.5で、せいぜい10%の差と思うかも知れない。
また、ちょっと知識の有る人は6dBで2倍違うから12dBで1/4になると勘違いしている人も居るが、実際には電力換算(ワットとかジュール)なので、出力音圧レベルが3dB違うと2倍違うので、12(3+3+3+3)dBの差は16(2×2×2×2)倍違う事になる。
要するに同じ音圧を得るには16倍のパワーを入れなければならない。
人の耳なので正確に何倍とかは分からないので音が小さいとか大きいとかしか感じないが、これだけ違うとかなり変わる。
話は逸れたが、ボリュームを上げていくと音が大きくなるに連れて低音も出て来る。
しかし、期待度が大き過ぎたのか思った程の重低音は感じない。
自分の部屋では左チャンネルの5インチのJSPスピーカーがアシストしていたのかも知れない。
また、居間では置く場所が無いので部屋の真ん中のテーブルの上に置いたので、壁などのフォローも無く設置に関しては不利な条件。
しかし、30分ほど色々な音楽を聴いていると、耳が慣れて来たのか良い感じになって来た。
エージングが出来ていないかも知れないが、Lチャンネルは組みあがった直後から良い感じだったので、それ程影響は無いと思うし、本当のエージングにはもっと時間が掛かる。
とは言え、余りにも自分の部屋で聴いた印象と違うし、自分の耳が今一信用が出来なくなったので、再度居間でf特を取り直してみた。
Lch 周波数特性(軸上50㎝)
[添付]
Rch 周波数特性(軸上50㎝)
[添付]
すると、やはり30~40Hz付近が聴感通り見事に出ていません。
設置の影響も多少有ると思うが、自分の部屋では左のメインのスピーカーの音は鳴らしたままで右チャンネルだけ切り替えて測定していたので、左の重低音が回り込んで殆ど減衰せずにマイクに届いていて、低音は方向性が無いので、M800から音が出ていると勘違いしていた様です。
お互いの距離は4~5m離れていたので、無視出来ると思っていたのですが甘かったです。
しかし、改めて特性を見てみると50Hz付近までは中音と同等レベルで出ており、8㎝としてはかなりフラットで優秀な特性です。そう思って聴くとなかなか良い感じです。
下手に重低音にフィーチャーして聴いていたので物足りなさが有ったのですが、音楽を聴くという本来の目的には十分な低音が出ています。
ただ、小口径の宿命ですが許容入力が5W(normal)という事で最大許容入力は分かりませんが、怖くて余りパワーは入れられません。
気になったのが、大きな音で鳴らしている時に急に音を切ると残響の様な余韻が残ります。
これは密閉箱などでは全く出ないし、バスレフ箱も殆ど出ません。しかし、共鳴管やホーンなどの共振、共鳴を利用した方式では出る様です。(バックロードやTQWT etc)
音が消えた瞬間だけで、鳴っている間には私の耳では全く分かりませんし、気にもなりません。
しかし、この余韻の様な物が実際に音が出ている時にも常に出ているとすれば、元の音に重畳されている筈なので、音を濁す方向になるのではないかと思いますが、耳の良い人でも分からないレベルなのか、気にならないレベルなのかどうなんでしょう?