改造にあたってのポイントはいくつかあります。 1.周波数特性の測定
耳に全く自信がなくなってきましたので、周波数特性を頼りに
改造ポイントを探りました。
信号発生はWaveGen、解析はWaveSpectra それに安物のコンデンサマイクです。
測ってみると、ずいぶんでこぼこがあるのに驚きました。
50cmのパイプ だと、重要な200-300Hzあたりが大きく落ち込んでいるのが
目立ちます。 音の共振や干渉が原因と思われます。これが「鳴り」でしょうか? 2.吸音材 周波数特性をフラットにするため、いろんなところに吸音材を入れて、
様子を見ました。
結果的にパイプの中央に詰めるのが一番効果的でした。 吸音材ではなく、適当な反射板を入れるという手もあるかもしれません。 これはまだ実験していません。 3.VP100
VP100をカットしたものが売られていたので、買い求めました。
厚くて 自分では切れそうにないので、店で所望の長さにカットしてもらいます。 VUとの差を測って見ましたが、VPの方が周波数特性のでこぼこが心もち 少ないようです。聴いてみても気持ちだけ鳴りが少ないです。 それよりも「ずっしりと重い」のは気持ちいいです。 4.スパイラル パイプの下にスパイラルを入れることで、60Hz以下の部分が良く出る ようです。スパイラルの上には反射を防ぐため、吸音材を入れています。
測定しながらの改良は変化が解りやすくて良いでしょうね。
吸音材も場所によって音が違いますね。
僕のスピーカー場合はバスレフポートの処理でかなり違います。
あと、確かにVP管の方がしっかりしているのですが、
やはり手軽さを考えるとVU管を選択してしまう管理人です。(^_^;) |