suisyuさんの塩ビ管スピーカー |
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これはTIMEDOMAIN社のパンフレットと外観をながめただけで、
自作に挑戦したものであり、オーディオのオーぐらいしか知らない
素人のたわごとであります。
だから実機とはぜんぜん違うものかも知れず、
どこまで音的に迫れるかという意気込みも、自己流、自己満足の世界です。
けれど我ながら試作一号機は一応の満足なものでした。
Yoshii 9 の基本は紛れもなく色濃く音に出ていると思っています。
しかもユニットは(後で詳しく述べますが)ジャンク品パソコンスピーカーで
タイ製の8センチ、300円のものです。
その音を聞けば、TIMEDOMAIN社の基本アイデァがいかにしっかりしていて
すばらしいものか実感するでしょう。
試作機は一万円未満でいい音をだしています。
またまた、タイムドメイン社のYoshii 9風が登場ですね。
Yoshii 9は人気ありますね?。 |
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ユニット
ジャンク品でコンピュータ用のスピーカーを300円で買ってきました。
無印で筐体は大きめですが中はすかすか、安物の典型物です。
ユニットには 8cm THAI 876AC 8Ω 3.5Wとありました。
これはタイのもの? 磁石も小さく貧弱なものです。
876とはフォステクス風ですが・・・。
防磁カバーは、たたけばカンカン、キンキンとなり、まるでベルの部品のようです。
そこでブチルテープを巻き、カバーとフレームの隙間には、
家庭用壁材のシーリング剤をぬると、おさまりました。
なるほど、安いユニットでも対策次第で良くなるんですね。
対策はやりだしたらきりがないので、程々がいいんでしょうね。 |
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水道(下水?)バイプ 75 9cm管 1m×2 継ぎ手 VU75
2本 9cm管同士を繋ぐ継ぎ手 継ぎ手 VU75×100 2本 9cmと12cmを繋ぐ
ユニットに立てたポールとつなぐポール
金属のポールは組み立て家具のパイプ棚のもの、90cmのポールと15cmの
(ねじつき)継ぎ足し用の部品です。
ユニットと短いポールの接着に瞬間接着剤を使いましたが、一番弱い部分です。
工夫してみてください。
吸音に水槽のろ過のフィルターを使います。これはネットの掲示板を参考にしました。
40cmと12cmが6枚入っています。写真では二つ写っていますが一つ6枚で充分です。
吸音というより音の調整です。本体(水道管)内部には、荷造りの緩衝材のプチプチと
空気袋のついたものを一枚両面テープで貼り付けました。
ブチルゴムをはりつけて制音してもよいでしょうが、パイプの内部に張るのには
(奥のほう)工夫がいるでしょう。そこまでやっていません。
ポールには砂を充填します。
そしてろ過フィルターをネック部に半分まきつけます。長いほうには一枚づつ縦に2枚
つけます。輪ゴムで止めるとよいでしょう。くれぐれも巻きすぎないように・・・
もっと少なめでもいいかもしれません。
suisyuさんはHPも開設していらっしゃいます。
詳しい作り方はsuisyuさんのHPヘどうぞ。 |
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後面開放の共鳴管式というやつだそうで、置き場所を選びます。 なにしろ小さな8cmのスピーカーですから低音が不足します。
そこで今は下の写真の置き方にしています。
置いた棚はCD等の詰まった重量のある木製です。壁との間に隙間があるので、
ぴったり置くと袴が三分の一ほど抜けています。スピーカーは上の方になりましたが、
壁と天井との関係と、棚と後ろの隙間で、これで低音が増しました。
それと低音部を増すために、トーンコントロールのあるアンプがよいでしょう。
さあそれで驚きの音が聞こえてくるでしょう。
問題点と今後
どこにでもおけるように袴の部分を改造しなければなりません。
台所の水切り棚のパイプを切断して底に張り渡して、ホームセンターでみかけた三角錐を(アルミ製、真鍮製もあり)をつけるのが、いまのところの考えです。しかも不安定ですから、石かガラスのがっちりした台もいるでしょう。
確かにこれくらいの管長だと、低音が物足りないでしょうね。
この倍は欲しいです。
壁に近づけるだけでも全然違いますよね。
また、この手の塩ビ管スピーカーは土台で悩みますね。
しっかりさせて安定させた方が良いのでしょうね。
管理人は未だにそのままです・・・(^_^;)
その後の情報でYoshii 9はTLS(トランスミッション・ライン・システム)という
タイプのもので、共鳴管の逆で「共鳴させずに内部で音を吸収する」とか
バックロードホンの逆で大きい方の開口部にユニットを つけて、中に吸音材を積める、
というシステムらしいです。なんか難しいですね。(^_^;)
「練馬区の長野」さん情報ありがとうございました。
suisyuさんによるタイムドメイン方式の追加情報です。
タイムドメイン方式の代表的な例として筒型のYoshii9について
もう少しくわしく説明しましょう。
筒はエンクロージャーと言うよりも車の排気管に似た性質をもつ持つので整流筒と でも呼ぶのが適当かも知れません。
この筒は支持体として仮想グランドと一体化されたユニットを支えていますが、
ユニットとはゲルで遮断されているのでどちら方向にも振動は伝わりません。
筒の材料はアルミ、表面をホーニングで硬化したあとで硬質アルマイト処理。
構造体としてのパイプ形状の剛性の高さと相まって内部音圧で振動することは
ありません。
ユニット後面からの圧力波はパイプに従って吸音材で減衰しながら下端に抜けます。 実機でも下から音はでています。
タイムドメイン社のページです。↓
http://www.timedomain.co.jp/tech/theory/td_and_speaker.html
suisyuさんありがとうございました。 |
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