eye
Tone-F124
トーン エフ 124
75 x 75 x 160
正面

その他

なし

Fostex

FE126En

自己評価
☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
画像1
画像2

FE126Enを4発、縦に並べた、トーンゾイレのような形になっています。
方式は、後面開放型。1つ1つのユニットを個別のエンクロージャーに入れています。
エンクロージャーには、VP150の塩ビ50cmを使用してます。

画像3

このように、塩ビ管4本を寸切りボルト4本で固定し、剛性を高めています。

画像4

塩ビは塗装ではなく、カッティングシートを貼っています。

画像5

バッフルは、15㎜厚のMDFを使用しています。
塗装は、保護的な意味でクリアを塗装しています。以外にも見た目が良いです。
バッフルは、ネジ4本で固定しています。

画像6

吸音材は、ニードルフエルトを塩ビの内周面に貼っています。
配線は、直並列で、合成インピーダンスは8Ωになっています。
線材はベルデンのものを使用しています。

画像7

スタンドは、木材で作成しました。
柱は直径90㎜ほどあり、剛性は高いです。

今回のスピーカーは、映画の上映用に作ったもので、PAスピーカー的要素が入っています。

音ですが、非常に音圧が高く、スピーカーから距離をとっても音圧が落ちずトーンゾイレの効果が出たかと思います。
低音は、レンジ自体はそれほど広くないものの十分にあり、やはりスピーカーから距離をとってもはっきりと聞こえました。
また、エンクロージャが50cmと短いこともあり、後面から出る低音も遅延が少なくスピード感のある低音になりました。
更に、エンクロージャの厚さが約1cmほどあり、しかも円形で剛性が高く、ボルトで締めることで高い剛性が得られ、箱なりなどは殆ど感じられませんでした。
また、開放型ということもあり、クセは感じられませんでした。
中音は、剛性が高いため解像度が高く、ボーカルなどがはっきりと聞こえました。
高音は、干渉して減少するかと思っていましたが、ネットワークやツイーターを入れなくても、十分に伸びた感じでした。

今回のスピーカーは大きく、制作には時間がかかりましたが、それだけ努力したこともあり完成した時の達成感は大きかったです。
また、それなりの音が出て、聞いていただいた方からもいい音だと言ってもらえたので、個人的にはすごく満足しています。