コニ
H2K-J(ジュニア)
えいち つー けい じゅにあ
16.5 x 16.5 x 90
正面

ドローンコーン

なし

3Way

AuraSound

NSW2-326-8A 

VIFA

D26NC-67-06

Peerless

830856

自己評価
☆☆☆☆
☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
画像1

ずいぶん前に手に入れていたユニットや今までにため込んだ部材を活用して纏めました。
数年前にコストと時間を掛けた割にたいした音が出なかった大失敗作のH2Kのリベンジ版でもあります。
全く効果のなかった高価なVP管の使用は止め今回は普通のVU管を使いました。
音の鮮度や精気をを殺すだけの吸音材は一切使用していません。その分定在波対策は重要です(まだやりたいことが幾つかあります)

新作のテーマとコンセプト
・スリム/コンパクト
・ミニウーハー使いなので低音は欲張らず、スッキリ爽やかな音を目指す。

今回初めて試みたこと
・内部に0.5ミリ厚の鉛シートを全面に貼り付けるのは毎回の常套手段ですが、
その1.
貼った鉛の上から小型金槌で満遍なく叩き鉛シートと塩ビ管の間の空気を丹念に追い出した
その2.
今回は内部にも入念な塗装(水性ペンキとニスの上塗り)を施した

ネーミング H2K?J(ジュニア)
・日本の誇る宇宙ロケットに因み名付けました(形が似ていると勝手に思っている)
 Jは前回の失敗作H2Kの小型版(息子)の意味合い

全体の構成はごくシンプルにMTWの配置、塩ビ管も特別変わったモノは使用していません。
デザイン的なアクセントはトップとボトムの造形でしょうか、頭がカワイイ感じに仕上がりました。

カラーリングはネーミングに併せて硬質な感じを狙いモノトーンにしています。
スタンドには凝る習性があり今回もまた拘りました。

サイズは全高90センチ(スタンド込み)、本体巾最大16.5センチ(スタンド径22センチ)、重量10キロ

画像2

横から見ると配管そのもので一番構造物的です。

画像3

なかなかのバックシャンでしょ(昔はこういう言葉がありました、後ろ姿が美しい(前姿より良い、の皮肉も含む))
スリムでしょ。

画像4

フルレンジのAuraSound NSW2?326?8A 
2インチ(5センチ)の小口径ですが音質は侮れないモノがあります。
これの1インチバージョンは2年前に作りました(緋)
デュポンコーリアンのリングに後ろからネジ止めしてプラスチックフレームの鳴きを押さえウレタンゴムで受け前からはシリコンチューブ
(1センチ径)で押さえつけて有ります。
このユニットは特殊な構造でコーンの裏側がすっぽり空間になっています。
本来デッドマスを着けたいところですが背面からの音を塞ぎ、反射させるような気がして今のところ装着していません。
マグネットを介して着けてみて結果が良ければ装着するかも知れません。

画像5

ツイターのVifaD26NC?67?06
Piegaのブックシェルフ型スピーカーに今回のウーハーと共に使われたモノです。
ソフトドームを使用したことがないので採用してみました。
木製のリングにボルト止めして押し込んだだけです。
ネオジマグネットの後ろに円形の鉛で出来たデッドマスを貼り付けました(約300グラムくらい)

画像6

ウーハーのPeerless(830856)3.5インチ
88ミリのミニ ウーファーです。フレームが鉄板製でちょっぴり軽薄な感じを受けます。
大きめのデュポンコーリアンリングの手持ちがありましたので流用しました。
10センチのチーズの外径よりはみ出ますので厚めの粘着付ゴムバンドを巻き付けて径を合わせました。(サイドビュー参照)
このウーハーには1.6キロの鉛のデッドマスを着けています、
デュポンコーリアンリングとチーズ管の間には5ミリ厚のソルボセインハードタイプを挟み、後方からボルトで引っ張り圧着してあります。

画像7

今回もスタンドに懲りました。
Daruma3の端材の円板を利用しました。
ロケットの噴煙をイメージして三角錐を炎色にしようと考えていましたが木目が綺麗なので止めました。
透明ニスで仕上げてあります。MDFの木口の処理は時間と手間が掛かります。
底部にはデュポンコーリアンに真鍮のスパイクを着けたモノを最初は3つ取り付けましたがとても不安定なので6個付けにしました。

スタンドと接しているキャップの底にはパッシブラジエータが装着してあります。
商品名はPeerless(830880)5.25インチ ミニ パッシブラジエータ
下からも低音を360度放出し、ミニウーハーの弱点のスケール感の少なさを補おうとの魂胆です。
狙い通りになりますかね??

画像8

測定1
今日の外は雨模様静かです、家族も出払い静かな環境なのでH2K-Jのレべル再調整と周波数特性の測定をしてみました。

測定機器はフィデリックス社のPolaris α(50kHz辺りまで測定できる(らしい)優れものです)

Polaris αを置く位置は何時も聴くソファーの上、スピーカーから1.5メートル位の所、スピーカーの間隔も1.5メートル。

20?20000Hz迄のワーブルトーンを発するCDが付属で付いてきますので、
プレーヤーから音を出し各周波数ポイントの音圧を読み取り記録紙に書き込んでゆきます。

静かなので感度は70dBにセットして測定開始。

左チャンネル、右チャンネル、左右合成と順に測定してゆきます。

画像8が左右チャンネル合成のグラフです。

画像9

測定2

Polaris αにはエクセルで作成したデータをグラフにする表がオマケについて来ます。
データを書き込んだ記録紙の数字を打ち込むと画像の様なグラフになります。

○ポイントが左チャンネル、□ポイントが右チャンネル、△ポイントが左右合成(ステレオ)です。

31.5Hzから実用レベルの音が出ているのには驚きました。