返信する: 日記コメント

対象モジュール 日記
件名 今年のStereo誌工作号の付録は
要旨 今年のStereo誌工作号の付録は スキャンスピークの10cmの完成品みたいですね。 この記事↓の下の編集部だよりに載ってます。 http://bit.ly/IYPD5u (www.ongakunotomo.co.jp) ...


オプション

参照

Re: 今年のStereo誌工作号の付録は
投稿者: 古舘@横浜 投稿日時: 2012/5/22 17:36

たてちゅうさん、スペック見ました。FOSTEXの代表的なFE103Enと比較してみました。個人的な感想です。

なーおさん、確かに振動板半径3.4cmはFE83とFE103の中間ですね。エッジの中心までではなく、コーン紙の外形まで計ったのかも知れません。

フレームは写真を見る限り強化プラスティックみたいですね。足が3本っていうのが変わっていますが、固定ネジの所にフレームの足が来てるのは力学的には合理的だと思います。空気の流れを妨げないのも良い構造だと思います。

f特が載ってないし高域がどの程度出るのかは未知数ですね。振動板の材質にも触れていませんが(光沢が有るのでPP:ポリプロピレンでしょうか?)、振動板自体の重量は2.3gと軽いので有利なはずです。(軽いと言われるFEでも2.55g有る)

気になるのは能率が94dB/mと低いですね。(FE103Enは89dB/m)その分許容入力は30WとFEの15Wに対して2倍ですが、能率が5dB違うと原理的にはFEの方が大きい音を出せる事になります。
振動板が軽いと能率は上がる傾向なのですが、この能率の悪さはマグネットの非力さゆえでしょうか?Qの値が0.58と大きいのも磁力が関係します。(FEは0.33)

ユニット自体の総重量が270gとFEに比べて半分以下なのはフレームの樹脂化による軽量化によるものと思いますが、マグネットの重量の差も大きそうです。(FEの総重量は580g)マグネットの径が60mmと有りますが、P800/P650のマグネット径が55mmですから若干大きいだけです。
ただ、マグネットが大きければ音が良いかというと一概には言えないし、箱の形式に余りとらわれず、低音は却って良く出たりしますので何とも言えませんね。

付属ユニットを決めるに当たって、実際に編集部や評論家の皆さんがじっくり視聴して決めた訳ですから、前回、前々回の例からしても、そんなに悪い物は出さないでしょう。
腐ってもスキャンスピーク!! 完成品のユニット込みで2990円ならお買い得と言えるのではないでしょうか?