また、繰り返しになりますが、共鳴管ではfo以下の特定の周波数で(強烈な)ピークができ、そこを外れると音は全くと言っていいほど聴こえません。特に波長2Lの音は180度の逆相ですから、原理上は完全に打ち消されます。(実際には位相の複雑な回転でそうならないと思いますが。)
したがって、パラメトリックイコライザなどで特定の周波数を強烈なQで持ち上げるのと同じように、自然な再生音とはほど遠いものになるような気がします。
私の共鳴管はお蔵入りしてしまいましたが、そのような事情があるためでもあります。ただの「筒」では自然な音にしにくいと思ったからです。管にテーパーをつけたTQWTなら可能性はありそうですが、これはまだ試作していません。
塩ビパイプを気柱共鳴で利用するなら、吸音材の充填でダンプしたTLS的なものか、BOSE"CANON"的にピーク/ディップを埋め合わせるタイプが良いのではないでしょうか。
不勉強の身で偉そうに書いてしまいましたが、ご参考にして頂ければ幸いです。