古舘@横浜 さんの日記
スピーカーやダクトの取り付けなどある程度大きな穴を空ける時には自由錐が便利ですが、自由に径を設定出来る利点はありますが、欠点として刃が勢い良くブン回るので大変危険なのと切り子や削り粉が舞い上がって降り注ぐという欠点が有ります。
その点、ホールソーは円筒状の刃が回るだけなので危険性は大幅に減るし、削り粉は出るものの舞い上がる量は少ないです。
その代わり空けられる穴径は固定されているので空けたい穴径に合う物が有るかどうかが一番の選択肢になります。
ただ、穴径さえ合えば仕上がりは綺麗ですし、自由錐では厳しい硬い材質の板や板厚が厚い材質でも割合簡単に空ける事が出来ます。
問題の穴径はベースがインチサイズなので
3/4、7/8、1、1 3/4、1 1/2、1 3/4、2、2 1/2、3、3 1/2、4、5インチでmmに直すと
19、22、25、33、38、44、51、64、76、88、102、127mmとなります。
一般にホームセンターなどで手に入るのは3インチ(=76mm)までです。
この3インチはFE83、87にはちょっと大きめですがTangBandなどの多くの3インチユニットのバッフルの穴あけには重宝します。
今回ヤフオクで3インチを越えるサイズのホールソーが出品されていたので落札しました。サイズは上記のサイズが全部揃っています。
大きくても適合する物が無ければ意味が無いのですが、実際に穴あけしてみると127mmで空けた内側の部分は塩ビ管の100のソケットの外形とほぼ同じですし、88mmの内側は塩ビ管75のソケットの外形とほぼ同じでした。
バッフルなどを作る時には使えそうです。
また、88mmの内側は塩ビ管100のソケットの内側にちょっと小さめですが収まりますのでダブルバスレフなどの仕切り板に使えます。
このセットは恐らく中国辺りで作られたのだと思いますが、造りは余り良くなくて回転防止のプレートのピンが取れたり、センタードリルの精度が悪くブレが大きかったりします。
幸い、一般にホームセンターなどで売っているホールソーのセンタードリルと寸法がピッタリなのでそれを使えばスムーズに回転します。
画像1:今回手に入れたホールソー。落札価格100円、消費税、送料、代引き手数料を加えて1470円。
画像2:少し前に手に入れたちょっと高級なバイメタルホールソー。金属にも使える。最大76mmまで。アルミの専用アタッシュケース入り。送料含め6000円位。
画像3:ホームセンターなどで売っているホールソー。580?780円。32?54mm。
画像4:テストでラワン合板に88、102、127mmで空けてみた。
因みに穴の内径は89.2、102.3、127.3mmで刳り抜かれた円の外径は84.3、97.3、122.5mmでした。約5mm小さい円が取れると思えば良いようです。塩ビ管のバッフルが簡単に作れます。
詳しいデーターに感謝!
KO球さん、こんにちは。
KO球さんの良く使う積層バスレフダクトなんか簡単に作れますよ
ホールソーで紹介し忘れた物が一つ有りました。
通常のホールソーはカップ状ですが、刃の付いた薄い金属を円筒状にしてホルダーにセットしてホールソーとする物です。
[添付]
[添付]
刃の部分が薄いので抵抗が無く熱の発生も少なく35mm程度の板厚まで使えます。(裏表から空ければ60mm程度の板厚でも可能です]
但し、ホルダーに差し込んで時計方向に回してロックするだけなので、ちょっと逆方向に回すと外れてしまいます。
写真の物は74、67、60のサイズです。
薄くて抵抗が少ないために通常のホールソーはかなり熱くなりますが、これは直後にでも触れる程度にしか熱くなりません。
74mmのサイズは、若干大き目ですが、FE83、87辺りにも使えます。
ホームセンターで1500円程度でした。小さいサイズも有ります。
用語集の塩ビ管寸法表記も助かりました。ありがとうございました。
古館さん
コメント遅れました。
すごい品揃えです。ここまでホールソーの種類が揃うと、「何でもきやがれ」って感じですね。 私なんかいまだにドリルとジグソーでやってます。 ツイーターの取り付け穴には、たまにホールソーも使いますけど。
参考になる情報ありがとうございました。
古館さん、こんばんはです。
たしかに自由錐はかなりスリリングなときも・・・
そして削り粉も・・・
ホールソーは持っていないので自由錐が使えない?
ところにはボードを切り抜くえぇ?失念しましたが
ドリル状のものにのこ刃の付いたものを使用したり
してます