古舘@横浜 さんの日記
テーブルソー以外に前から欲しかったのが大型のボール盤で、今使っているボール盤は割合小型で、それ程邪魔にならないので屋内で使って重宝しているが、小型ゆえにフトコロが105mmと狭く、板端から穴の中心まで105mm以上の素材には使う事が出来ないので用途が限定される。(フトコロとは支柱からドリルのセンターまでの距離)。また。自在錐等も200㎜サイズは物理的に当たってしまって使えない。
ただ穴を開けるだけなら、ハンドドリルを使えば事足りるが、パワーが必要な大径のホールソーや自在錐ではボール盤が不可欠になるのでパワーの有るフトコロの深いボール盤が欲しいと前から思っていた。
しかし、ボール盤を調べてみると通常のボール盤では大型の物でも、パワーは有るもののフトコロは125~135mm程度で、多少、用途は広がるが、それでも幅が250~270mmまでの板のセンターに空けられるだけで、それ以上のサイズの板になるとセンターに穴を開ける事が出来ないので不満が残る。
更に調べていると、ラジアルボール盤というのが有り、ドリル部分を前後に自由に移動する事が出来る、即ちフトコロの寸法が任意の寸法に変更出来る。それもちょっとの値では無く100mm以下から400mm以上までと広範囲に調整が可能で、そこまで必要かどうかは別として、これなら大抵の場所に穴を開けられる。
ただ、これもかなり大型の部類になり、重量も40kgを軽く超えるので、設置する台を含め、移動は困難だし、転倒など安全の為にもちゃんとした設置場所が必要になる。
という事で、早速、楽天で物色していたら、期間限定の15%オフのクーポンで4万円以下になるのを見付けたので、未だサンデッキの工事の日程も決まっていない時点で発注してしまった。
藤原産業SK11のSDP-600RD
http://bit.ly/2kQVkfY (www.fujiwarasangyo.co.jp)
おまけの機能として、ドリル部分と作業テーブルを各々左右45度まで傾ける事が出来るので斜めに穴を開ける事も出来る。
これは直ぐに届いたのだが、梱包状態では50㎏近く有り、下手に組み立てたら一人では動かせそうも無いのでサンデッキが完成するまでは居間に段ボールに入ったままになっていた。
やっとサンデッキが形になったので直ぐに引っ張り出したい所だが、床に直接置く訳にもいかないので、ボール盤を置く台を最初に作る必要が有る。
重いので安定が良く、丈夫にするのは勿論だが、結構な重さが割合高い位置に来るので地震などでも倒れない対策も必要だ。
そこで、加工し易く丈夫な2×4材で組み立てる事にした。
最初はテーブル状の四角の形状を考えたのだが、サンデッキのスペースはそれ程無いのでベース部分が乗る最小限の大きさで作って、前後左右には大きくアーム(レッグ?)を伸ばす形で安定性を確保した。前後左右に800㎜程度は取ってあるので普通の使用には十分耐えるが、地震対策としては十分では無いので、後から固定する。
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アームの先にはM8のナットが溶接してあるプレートを埋め込み、ネジ付きの樹脂の足で高さ調整が出来る様にした。
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脚のアーム部分はM12のボルトで連結
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重量が有るので角部分にはL字型のShimpson金具で補強
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塩ビの床下のアルミフレームに金具を取り付けベルトを掛けている
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最初はロープとキャンプ用の自在金具で固定したが、細くて伸びるし50㎏近い重量を固定するには心許ないので廃止
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台のフレームにもステンレスのリングが付いた金具を取り付けてベルトで固定
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レバー付きのラチェット付きベルトで床との間を締め上げる
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震度7では厳しいかも知れないがそこそこの地震なら大丈夫そう
台は腐食防止兼用でステインで色を塗っています
幅がスリムですね。
奥行きもかなり可動幅があって良いですね!
ベルトで締め付け固定もさすがです。
ケガにはくれぐれも注意して下さいね!
便利なボール盤ですね。工房も出来たし今後穴明け加工は古舘さんに頼みましょう(笑)
恐ろしくて死蔵している自在錐いくつかあるので寄贈します。
たてちゅうさん
ボール盤自体が前後に810㎜、高さが850㎜と大きいので相対的にスリムに見えますね。
現在、より安全に使える様に、材料の固定方法を考えてます。
コニさん
工房というにはかなり貧弱です ^^:
私は作業小屋と呼んでいます。
先日は折角来て頂いたのに、フトコロが狭くてホールソーが使えず、ジグソーでの加工になってしまいました m(--)m
今後は大丈夫ですので、どんどん持って来て下さい。
今まで使えなかった200㎜クラスの自在錐も発注しましたので、200㎜までの穴なら簡単に空けられます。
自在錐は使っている内に、刃が徐々に鈍って切れなくなるので、大歓迎です!
有難く戴きます。