古舘@横浜 さんの日記
組立では、どうしても誤差は出るので、後で修正出来る様に板端を少し出すようにして、トリマーの目地払いを使って落としたり、電動サンダーで削ったりして辻褄合わせをするのだが、t12位だと簡単に誤魔化せるのだが、材質にもよるが、板厚が厚くなると事は重大で、目地払いビットは届かないし、電動サンダーでも時間が掛かる、素人が使うカンナなどでは全く歯が立たない。
悩んだ挙句、活躍したのがディスクグラインダーに取り付けたサンディングディスクでベルクロで交換が可能。削っている間はその箇所が見えないので、削り過ぎたりするが、このディスクは平面に近いので平滑度が保たれる。ディスクグラインダーの回転数が高い(10000rpm)事も有り、早く綺麗に削る事が出来た。指で触って段差がなくなったら電動サンダーで仕上げをする。
塗装は最初は艶消しクリアの油性ウレタンニスを塗っていたが、板の色が明るいので、二度目からは色付きのニス(メープル)を使って重ね塗りする事にした。
ヘッド部の塗装をしながら、ホーン部の構造を、あーでもない、こーでもないと考えていたが、Knebeさんの27日のブログに最新のバックロードバスレフの構造が発表されていました。
衝撃のシンプルさです。下手なバスレフより簡単に見えます。
今まで、広がり率1.5のエクスポネンシャルカーブに合わせてヘッド部は5㎝刻みに断面積を合わせて作って来て、ホーン部もその延長で10㎝刻みでカーブを合わせようかと思っていましたが、元々、広がり率の1.5が正解かどうかも分かりませんし、Kenbeさん曰く「複雑な音道、スムーズな音道にしなくても、それなりに良質な低音の再生が可能」という事ですので、ホーン部は割り切って、余り精度には拘らずシンプルに作ってみる事にしました。
そう考えると、気分は楽で、失敗したら作り直せば良いだけなので、大枠の構造を決めて、後は要所要所の補強や気密性などに注意を払えば良いだけになります。Kenbeさんの鉄筋コンクリートの部屋から、自宅の木造の吸音たっぷりの部屋で低音に関してはかなり不利だとは思いますが、後からダクトで多少の調整が出来るので、それに掛けましょう。(多少ながら、空気室の容量変更、スロート面積の変更も考慮してあります)
という事で、サイズは奥行きはヘッド部と同じ350㎜、幅はL字アングルの幅が30㎜程度で、、それを固定する為の爪付きナットを埋めるスペースを確保すると片側で40㎜程度は最低でも広くする必要が有るので幅328㎜になります。高さはホーンの長さに影響して来るので、出来るだけ長い方が良いと思われるが、長過ぎても断面積が確保出来ないので、約500㎜としました。(ヘッド部と重ねると全体で高さ約800mmとなります)
これだと、ホーンの長さは1300㎜前後でしょうか?勿論、複雑な構造にすればもっと長くするのは可能ですが、広がり率1.5での1300㎜での断面積を考えるとこの程度が良さそうです。
後は必須と思われるダクトを交換可能な構造にしておきたい所ですが、Kenbeさんのダクトは異常に大きいです。(FE103Solの外形よりかなり大きいので125か150でしょうか?)
今回は16㎝ユニットと大きいので、更に大きなダクト径の方が良いのかも知れませんが、面積を大きくすると同じ共振周波数だと長くする必要が有り、構造上、余り長いダクトだと仕切り板に当たる恐れが有るので、それ程長く出来ないという事も有り、小径ダクト2本で考えています。(小径と言っても、今の所、VU75×2で、振動板の面積とほぼ同等になります)
まともなメモ書きの図面さえ出来ていない状態ですが、サイズは決まったので木材の入手、カットを進めて行く予定。
以前から欲しかったのだが、置く場所の関係で控えていたテーブルソーが、年度末の楽天スーパーセールで安くなっていたので、つい、ポチってしまった。
新潟精機のTBS255PAという255㎜径のチップソーで76㎜の厚さまでカット出来る物で送料込みでほぼ半額で買えた。
置く場所は決まっていないが、雨ざらしには出来ないので、定位置が決まるまで暫くは使い終わったら室内に仕舞う事になりそうだが、今までの丸鋸を引っくり返してスタンドに固定して使っていたのに比較し、角度切りや傾斜切りを始め、カット能力はかなり上がり効率が良さそうだ。
心配なのは、パワーが上がり騒音も増えると思われるので近所にちょっと気が引ける。
明日届く予定だが、天気が余り良くなさそうなので試運転出来るだろうか?
段々と進んでいますね。
グラインダーって色々と使えるのですね!
ヘッド部は油性のニスを使ったので、乾くのに天気が良くても丸一日以上掛かるので、時間が掛かりますが、先が見えて来ました。
ホーン部はこれからですが、内部の仕切り板や補強板に角度切りや傾斜切りが必要となる部分がかなりあるので、テーブルソーが役に立つと思います。(それが狙いで買ったのですが…)
グラインダーはアタッチメントを変えるだけで削る、切る、磨くなどの作業が出来ます。
対象の材料も木材を始め、鉄などの金属類、コンクリートなどの石材まで幅広いです。
欠点は高速回転するので、取り扱いに注意が必要なのと音が煩い事ですね。