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古舘@横浜 さんの日記

 
2014
4月 15
(火)
14:59
本文

何とか組み上がったが、完全密閉のエアーサスペンション方式という事で、吸音材はかなり詰め込んだ。
使用した吸音材はポリエステル綿だが、一つは100円ショップ「キャンドゥ」で入手した150gのもので、コンパクトな袋に入っているが、袋から出すと爆発したように容積が数倍になるもので、それだけで箱の中が殆ど満たされる。この綿は枕やクッションに入れる為のものでバラバラなので、更に熱帯魚のろ過用の100gの1枚物のポリエステル綿で包むように押し込んだ。容積25リッター弱のエンクロージャーに250gの吸音材を使ったことになるが、箱は2部屋の構造で、ステレオの左右で使用した吸音材だけで何と1kgになる!!殆ど重さを感じないポリエステル綿だが、1kgとは、自分でも計算してみてビックリである。

取っ手はホームセンターで物色して、ユニットが取り付けられて一番力の掛かるバッフル面中央には、外側から木ネジ4本で取り付ける鉄製プレスのガッチリしたものを選んだ。ネジピッチが24mmと広く、仕切板には掛からないのでネジが入るバッフル裏に当て板を貼り付けた。裏板中央には鉄製の外側から木ネジ2本で取り付けるものにした。こちらは仕切板のセンターにネジが来るので問題ない。バッフル上部の木製の取っ手が取り付けてあった所は内側からビスで取り付ける方式だったので、ビス穴が空いていたので塞げば良かったのだが穴のピッチが同じ亜鉛合金製の物を見付けたので、それに替えた。裏板のビス穴は5mmのトラスネジで穴を塞いだ。

通常は組み上がった後には若干の合わせ目のズレが有るので、ルーターの目地払いなどで段を無くしてからサンダーで平坦にするのだが、20mmの幅では若干広いのでルーターは使えない。…と言って段差をヤスリやサンダー削るのでは気の遠くなるような時間が掛かるので、今一使い方が難しく、いつも失敗するので余り使わなかった電動カンナを物置の奥から引っ張り出して使用した。
余りに削るのが大変なので、やむを得ずの選択だったが、案の定、失敗箇所は何個か有ったが、やはり文明の利器のおかげで時間は相当短縮出来た。

やっと音が出せる状態になったので、鳴らしてみた。
取り敢えず仕切り板の穴はゴム栓で塞いでユニットの接続は並列にして密閉2個パラの状態で鳴らしたが、ピンクノイズを入れて測定してみると、ウーファー単体なので高音は出ず、モゴモゴ感は否めないが、10kHz程度までは何とか出ており、20cmウーファーとしては高域が出ている方か?それなりに低音は出て、大体50Hz程度まではフラットで、それ以下はダラ下がりで、そのままの状態では重低音まで伸びているとは言えない。シミュレーションではもう少し伸びる予定ではあったが、ほぼ予想通りで、この状態からアンプ内蔵のDSPで電気的に処理して重低音の領域までフラットに持って行くことが出来るか?が今回のテーマである。若干不安が残る特性ではあるが何とかなるだろうか?

随分前に入手したBehringerのパワーアンプ NU1000DSP だが、開封はしていたものの、実は今回初めて火を入れた。電源を入れると、やたら明るいオレンジ色の照明がやや派手なのは許せるとして、アンプの前に位置すると風が来る。冷却のファンが後ろに付いていて、そこから風を吸い込んで、フロントパネルから吐き出している様で、風切り音はかなり大きく、一般家庭で音楽を聴くにはかなり邪魔になるレベルである。
家庭用のアンプなら温度センサーで温度が上がったら徐々にファンを回すようにするとか静音のファンを使うとか、何らかの対策をするのだろうが、業務用で大きな音を出すことが前提なので気にしていないようで(広い部屋に住む国民性?)、電源投入時点からガンガンファンを回しているようだ。
最も、このアンプは8Ωで125Wではあるが、4Ωだと250W、2Ωだと500Wで、左右2チャンネルでは型名からも分かるように総合1000Wのアンプなので、その位のパワーを連続で出すなら放熱はこの位が必要なのだろう。しかし、家庭で使うにはそんなにパワーは必要ではないし、今は気温の低い時期ではあるが、数時間使い続けても通風孔から出てくる風は生暖かくもならず、冷たいままだったファンの電圧を下げるとか、場合によっては止めてしまっても大丈夫そうだ。一番良いのは静音ファンに変えることか!?

後は選曲とクロスオーバー周波数の選択、レベルの調整に入る。

画像1

手芸用の150gのポリエステル綿。コンパクトな袋から出すと数倍に膨れ上がる

画像2

1枚ものの熱帯のろ過用のポリエステル綿を上から被せる様に入れる

画像3

バッフル中央には鉄製の取っ手を取り付ける。仕切板を微妙に避けるので裏に当て板を入れて補強した

画像4

裏板中央には鉄製の取っ手を取り付ける。右側の穴は木製取っ手を取り付けてあった穴で5mmのネジで塞いだ

画像5

バッフル上部の木製取っ手が取り付けてあった穴を利用して亜鉛合金の取っ手を取り付ける

画像6

組上げ後の段差は電動カンナで削って平坦にした後、電動サンダーで仕上げる

画像7

ピンクノイズを入れてf特を測定。(正面50cm)低域は50Hzからダラ下がり、高域は5kHz付近からダラ下がり

画像8

NU1000DSPのフロントパネルにティッシュをかざすと風でなびく。風切りノイズはかなり大きい(画像差し替えましたm(__)m)

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コメント一覧

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たてちゅう  投稿日時 2014/4/15 16:21

結構な風量ですね。
後ろの洗濯物も早く乾きそうです :-D

古舘@横浜  投稿日時 2014/4/15 23:25 | 最終変更

たてちゅうさん、皆様
お見苦しいものをお見せして申し訳有りませんでした m(__)m
写真を撮って差し替えました。

たてちゅう  投稿日時 2014/4/15 23:43

こちらこそふざけてツッコミ入れてすみませんでした。m(__)m

コニ  投稿日時 2014/4/15 23:53

エアーサスペンション方式すごい量の吸音材がいるのですね。
音を聴くのが楽しみです。

古舘@横浜  投稿日時 2014/4/16 0:24

たてちゅうさん
いえいえ、回りは余り気にしていなかったので気が付きませんでしたので助かりました。

コニさん
どの位が適当か分からなかったので、昔見たイメージで決めました。
ただ、パワーを入れると、かなり振幅が大きくなるので、もっと吸音材を増やすか、容積を小さくしても良いのかな!?なんて思っています。
パワーの入れ過ぎなのか、振幅が大きくなるとバリバリと音がし始めます。増減してみて変化を見て見ます。



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