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古舘@横浜 さんの日記

タグ [密閉方式] 
 
2014
4月 13
(日)
00:49
本文

iPhoneやタブレットが目新しく面白いので、それでばかり遊んでいたが、オフ会も近付いて来て間に合わなくなるので、中断していたサブウーファーの製作を本格的に再開している。
中断していた理由は色々有るが、寒いのが一番大きかったのだが、もう一つの理由としては使用したバーティクルボードがホームセンターの作業場でカットした板材を持ち帰ってから良く見ると、出入りが激しくカット途中で作業を中断することも頻繁に有ったこともあるが、板端が斜めにカットされていたり、まっすぐカットしたつもりが曲がっていたりと修正がかなり必要にだった。

ところが修正するにも、ラワン合板ならカンナで割合簡単に修正出来るのだが、バーティクルボードは硬くて全くカンナの歯が立たない。ボードの両面はMDFに似た柔らかめの板なのだが、中のサンドイッチされている荒めのチップが材質は不明だがかなり硬くて重い材料を使われているようだ。
また、バッフルのユニット穴を空けるのに、ジグソーを使ったのだが、木工用のブレードでは数cm切ると、直ぐにブレードが切れなくなり、手持ちの木工用ブレードが全滅してしまった。ホームセンターのパネルソーが壊れるというのも納得だが、穴が開かないとどうしようもないので、苦肉の策でメタル用のブレードを付けてカットした所、こちらの方が調子が良く、連続使用で熱が出るのに気を付けさえすればバーティカルボードにはメタル用のブレードの方が断然向いている様だ。(というより木工用は全く使い物にならない)苦労して何とかバッフルの穴だけは空けたが、板の斜めカットは修正しないと組み立てる事は出来ず、どうしようかと考えている内に寒くなって来て中断していた。

しかし、そうも言ってはいられないので、オフ会の日時が決定してから再開したが、斜めにカットされた木端はカンナが使えないと修正が大変で、電動サンダーとヤスリを使って何とか修正するが、なかなか削れず一苦労した。電動サンダーでは空研ぎペーパーが1枚あれば、ラワン合板ならば1台分程度は研げるのだが、バーティクルボードの場合はなかなか削れず、削っている内に、削ると言うより磨いているような感じになり、徐々に艶が出てくる始末でその内ペーパーがツルツルになってしまう。。

小口径のユニットとは違い強力で振幅の大きい20cmウーファーによるエンクロージャー内の圧力変化は小型の完全密閉のエンクロージャということもあり、空気の逃げ場が全く無いことを考えれば相当な内部圧力になると思われる。小口径なら多少の隙間があっても木工ボンドを多めに塗って埋めれば済むが、今回のエアサスペンション方式では機密性が重要となるので、かなりの精度を要求される。
重ねて箱の剛性も要求されるので20mm厚のバーティクルボードとはいえ、補強は不可欠になる。経済的な板取りの関係で、ユニット辺り25リッター弱と、かなり容積が小さくなったが、容量の確保より剛性アップの補強を優先して進めた。補強はユニットの直ぐ後ろの対抗する裏板はコーン紙の振動の反動をもろに受ける所なので、良く使われる手だが、ユニット用にバッフルをくり抜いた円形のバーティクルボードを木ネジを使って木工ボンドで接着した。更に、他の面もホームセンターで入手し倉庫に入っていた12mm厚のラワン合板の端材を200~240mm四方にカットして貼り付けた。バッフル面はユニットでほぼ一杯なので、それ以外の面は全て補強したことになる。

端子は板が若干厚いので長めの金メッキのロングターミナルを使って裏板に直接取り付けた、と言っても20mm厚の板ではギリギリの長さなので、板の内側を3mm程、削って余裕を持たせた。この為、裏表にワッシャーやスプリングワッシャーを入れる余裕が出来た。

ユニットを取り付けた状態では大きさの割りにはかなりずっしりしたもので、30kg近くの重さになった。
持ち運びに便利なように前回のスピーカーに使ったのと同じ取っ手を付けたのだが、重さに耐え切れず折れてしまった。たまたま幅を調整出来るプラスティック製(ABS樹脂製)の取っ手が有ったので、取り敢えずそれに付け替えた。ただ強度的には若干不安で、取っ手を付けても、それが壊れたら余計に危険なので、丈夫な金属製の取っ手を手に入れる予定。

かなり手こずったが、何とかやっと1台を組み立てることが出来た。バーティクルボードが結構重量があるのと補強でかなり重量増になった上にユニット2個の重量(3.6kg×2)が加わりかなり重い。
そこらの秤では測定出来ず、体重計で計ると30kg弱程有り、下手に持ち上げようとするとギックリ腰になりそうだ。

やっと1台は形になったが、これからのセッティングが大変。塗装している暇は無いかも。

画像1

仕切り板には穴を空けてゴム栓で塞げるようにする

画像2

バッフル面に内側からビスで取り付けるには一番上しかスペースが無い

画像3

裏板にも木の取っ手を取り付けたが重さに耐え切れず破損したので手持ちの樹脂製取っ手を仮に付ける

画像4

L字クランプで垂直を出してそれを基準に組み立てて行く

画像5

バッフル以外の全ての面には12mmのラワン合板を貼り付けて剛性を上げる (裏板のみユニットくり貫き板で補強)

画像6

ロングタイプの金メッキターミナルを使用した

画像7

20mm厚の板にはターミナルがギリギリの長さなので内側を3mm程ザグる

画像8

いつもの様に手持ちのF字クランプを総動員で接着して何とか1台は組み上がった

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コメント一覧

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たてちゅう  投稿日時 2014/4/13 9:05

バーティカルボードってそんなに固いとは思いませんでした。

コニ  投稿日時 2014/4/13 11:34

古舘さん

足の上にでも落としたら大変、気を付けて運ばないとギックリとの二重リスク。
金属製ハンドルは必須ですね。

古舘@横浜  投稿日時 2014/4/13 14:44

たてちゅうさん
電動丸ノコやドリルでは全く問題ないのですが、ジグソーやサンダーには強敵です。中身に使われているチップの種類で変わると思いますので、当り外れが有るのかも知れません。

コニさん
そうですね、先日、サイドの板一枚の重さだけでも親指の付け根を挟んで血豆が出来ました。
自分だけならまだしも、オフ会で誰かに手伝って貰った時に、取っ手が壊れて落としたりしたら大変ですし、怪我をする前に早急に丈夫な物に替えます。



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