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古舘@横浜 さんの日記

[2012-8] 
 
2012
8月 8
(水)
03:19
本文

出来上がったサイクロン集塵機の動作だが、パワーのある掃除機を繋いでゴミの代わりに猫の餌(カリカリ)で試験してみると、中身は見えないので感覚と想像だが、かなりのスピードで中で回転しているのがわかる。ただ、ダストボックスには落ちて来ないで、掃除機の電源をオフにすると一気に落ちてくる。
これでは一時的にはOKだが大量のゴミを吸い込むと掃除機の方にゴミが行ってしまうと思われる。
どうも回転力が強く、鉢植下部の段差の部分を乗り越えられずに回り続けているようだ。
パワーの無いハンディークリーナーを繋いでみると回転力が弱まりかなりのゴミはダストボックスに落ちるが吸入力が弱くて使い物にならない。

対策として段差を無くすためにボール紙でパイロン(コーン)を作り段差をなくしてみたが、若干改善されて下のダストボックスへ落ちては来るものの大差ない。

考えてみると、鉢植の下部で直径100mm以上有る所で高速回転している所から40mm程度の所まで遠心力に反して戻すのは重力が有るとはいえ、無理のような気がしてきた。折角高速で回っているのだからわざわざ中心方向に持ってこなくても、外側からそのままゴミを取り出した方が理に叶っているのではないか!?
…と、思い立ったが吉日で、鉢植の最下部を思い切ってスッパリとカットしてみた。
鉢植はサイズ的には100-75のインクリーザーにスッポリ入ったのでその状態で動作させてみると、予想通り、かなりのゴミはダストボックスへ招くことが出来たのだが、いつまでも回転し続けるゴミもあるようだ。
鉢植とインクリーザーの間に幅30mm、深さ2mm程度の溝が出来るが、この溝が曲者でここに入ったゴミが遠心力で抜け出せなくなるようだ。ただ、ここで回り続けるゴミの量には限りがあるようで、ゴミが再び追加されるとその分はダストボックスに落ちてくるみたいなので、実用上は問題無さそうだが、いつまでも回り続けているのは精神衛生上良くない。

という事で、ダストボックス内部に鉢植下部が入り、そのまま鉢植えの下エッジからゴミを開放するように、ラワン合板にトリマーで120mmの穴を開けて鉢植えの下半分弱が入るように加工し、密閉容器の蓋に取り付けた。
これによりゴミは殆どがダストボックスへ落ちるようになった。構造もシンプルになり、当初の高さに比べてかなり低くなり安定性も良くなり、やっと満足できるモノになった。

画像1

鉢植の最下部からスッパリとカット

画像2

100-75のインクリーザーがジャストサイズでピッタリだったのだが…

画像3

鉢植とインクリーザーの間に幅30mm、深さ2mm程の溝が出来るがこれが曲者

画像4

ラワン合板にトリマーで120mmの穴を開けて鉢植を固定し、ダストボックス内に入れる

画像5

ラワン合板はゴム系の両面テープで密閉容器に固定し、エア漏れも防ぐ

画像6

排気口は内部に90mm程度が良さそう(密閉容器の蓋位の位置)

画像7

構造もシンプルになり、低くなって安定性が増した

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コメント一覧

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マイルス-TK サイトURL  投稿日時 2012/8/9 12:10

古舘@横浜さん、

作業が早いですね。さすがです。
私もブログの写真より少しコーン部分を短くしています。

手前味噌ですが、これいいですね。

古舘@横浜  投稿日時 2012/8/9 16:01

マイルスTKさん

簡単な構造で結構強力な渦巻サイクロン流が発生するんですね。
筒は吸入孔の位置や角度を調整すれば、テーパー形状でなくても只の筒でも良いような気がしています。(未検討)

物置(兼作業場)の積もった大量の木くずが途中で捨てることなく一回で綺麗になりました。 :-)



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