古舘@横浜 さんの日記
最終的には折り曲げる予定だが、まだカットしていないVP100のパイプをそのまま利用して管長約160cmのQWTにして音出しをしてみた。
開放端はVP100の1mをそのまま使い、閉塞端はエルボやソケットとの接続に使用する予定のVU100を使ってキャップで塞いだ。
上と下では内径が若干違うが傾向を掴む事は出来るだろうとの推測。
QWT方式ではユニットは閉塞端から1/3の位置、管長160cmだと1/4波長になる周波数は音速を340m/sとして約53Hzになる。
最初は吸音材を全く使わずにパイプのみで音出しするが、予想通り残響の嵐。
しかし、低音はかなり低い所まで出ているようだ。
高音もかなり伸びておりツィーターは不要かな!?
PHONICのPAA3でホワイトノイズのCDを掛けて測定すると250Hz付近に大きなピークが有るが、50Hz付近までは実用レベルでAUDIO BASICの低音チェックでも最低音の32Hzがレベルは下がるが何とか聞こえる。(画像1)
8cmのユニットとしては満足出来るレベルだが、如何せん残響が多く不快で聴いていられない。このまま残響成分だけ取れれば良いのだが…
そこで吸音材の登場。グラスウールはチクチクするのでいつも使う熱帯魚の水槽のろ過に使う「ろ過マット」12cm×36cm×2cm(厚み)を入れてみた。
メーカーによって様々な種類があるが、このコーナンのろ過マットが安くて柔らかくて気に入っている。(画像2)
手始めに閉塞端に丸めて1枚、短いパイプにそのまま1枚、長いパイプの上下に1枚ずつ、計4枚を入れてみた。
音は残響は殆ど無くなったが、低音がだら下がりで痩せた音になってしまった。(画像3)
かなりの吸音材の効果が有るので開放端の出口に1枚だけにしてみた。
しかし、4枚入れた時より多少は良いが同じ傾向。(画像4)
色々試してみると不思議な事に出口に1枚だけ入れるより閉塞端にも丸めて入れた方が低音は最初の状態に近くなった。(出口には入れたまま)(画像5)
大分良くなったので、暫く色々な音楽を聴いていたが、残響は余り感じられないものの中低音で歪っぽく聴こえる時が有り、何らかの共振が悪さをしている模様。
f特には現れないので自分の耳で判断するしかない。
吸音材の効果は予想以上に大きいので他の素材や方法も試しつつ本番に向けてもう少し煮詰める予定。
キャップは結構鳴るので要対策ですよね。
ろ過マット良いですよね!
たてちゅうさん、こんにちは。
なるほど、確かにキャップは平らで一番安い奴にしたので薄いですね。
管内の圧力を平面で受けてますから影響は大きいかも知れません。
補強も含めて対策を考えてみます。
ろ過マットは今までは大きいのがなかなか無くて何枚も並べて使っていたのですが、塩ビ管には丁度良い大きさですね。
一番良く出るサイズなので量産効果で安いですし…