omadaka さんの日記
昨夜(今朝未明)のタモリ倶楽部の放送で、塩ビ管スピーカーを鳴らしている様子を始めて拝見しました。
テレビで見ただけの印象ですが、塩ビ管スピーカーの音が良い理由として次の2点を思いつきました。
第一点は、その形。
普通のスピーカーのキャビネットのように平面で音圧を受け止めると、方向的に一番弱い垂直方向に主に力がかかる上にそれが平面の中心付近とコーナー近くでは強度が違ってしまうことから音に癖がついてしまう。
また、内部空間のコーナーにおける複雑な反射のための音の癖も避けられない。
円筒形では、音圧が壁面に垂直にかかっても円周全体に平等にかかると力の方向が平行方向に変換されるので格段に強度が上がる。また、コーナーが少ない(特に細長いタイプでは)のでコーナーによる音の癖が少ないといったことが考えられる。
第二点は、材質です。
聞きかじりの知識ですが、以前、ヤマハがASTと言うMFBのような方法でバスレフの効果を最大限に発揮させるというスピーカーを出していましたが、そのときキャビネットの内面を硬質プラスチックで覆うことにより理想的な共振を得ることができると聞いた記憶があります。(頼りない記憶で申し訳ない)
そのことからの連想ですが、バスレフやバックロードホーンのようにユニット背面の音を積極的に利用する方式にとって塩ビ管は理想に近い素材なのかもしれないと思いました。
なにはともあれ、なんとか挑戦してみたいと思っています。