コニ さんの日記
先日の「集まれ塩ビ管スピーカー」関東オフ会に参加されたケイさんの的確なコメントに触発され参加作品のH2K-Jのメンテをしてみました。
小生も気になっていたことを全てご指摘頂き驚いています。
低音のビビリは気が付きませんでしたがメンテしてみてビックリ事実が判明。
ケイさんのブログ (otodashi.blog86.fc2.com)
1.響きが多いかな・・・・今でも微妙なところなのですが。
今回初めて内部にも塗装とニス塗りを施したのがチトやり過ぎだったのかも知れません・・・もう少し様子を見ます。
2.中低音での分離が良くない・・・・これが一番気になっていたところです
対策1 → ウーハーのクロスオーバーを750Hzから250Hzに下げました → これで殆ど問題解決(大変スッキリしました)
対策2 → ウーハーとパッシブラジエーターの止めネジを目一杯締め直しました(緩めのところが何カ所か有りました)
3.低音でのビビリ → 実は小生全く気が付いていませんでした。
ウーハー廻り、パッシブラジエーター廻りを点検しました。
ウーハー → 特に問題点は発見できず
パッシブラジエータ → 6個所ボルト締めしていますが何と2個所のナットが締まっていませんでした。
多分このナットがビビリの原因かと思います。ついでにコーン廻りに付着していた塩ビ管の切りカスも丁寧に除きました。
4.他にやったこと
ウーハーを密着させるためボルトを介し塩ビ管の後ろから締め上げていますが、そこからのエア漏れが感じられましたので対策を施しました。
従来 → 5ミリ厚のソルボセインのソフトタイプ、ハードタイプを重ね、ワッシャーを介し蝶ナットで締め付けていました。
今回 → ショックノン(3ミリ厚)+スーパーゲル(とても柔らかい透明なゲル)+ショックノンの三層構造としました。まん中の柔らかい粘りのあるゲルが締め上げるとボルトに巻き込まれ結果的に完璧な密封が可能となりました。
以上の対策の結果25から30Hz位で90dB位の音圧を掛けてもエア漏れの兆候は見られなくなりました。
響きはこれからの研究課題ですがその他についてはかなりの部分改善できたように感じます。
対策の効果+エージングも進みつつあり重低音の音質がスッキリした感じで気持ち良くなってきました・・・・今後の変化が楽しみです。
コニさん、確実に音質向上しているみたいですね。
僅かなエア漏れって分かり難いですね。
以前、JSPの一号機をJSP研究所に持ち込んだ際に、低音特性を確認する為に正弦波の単音を入力していたのですが、パワーを掛けるとある時点から異音が発生し始めました。
原因は3インチユニットだったので開口部から手が入らずダクト調整出来ないので、裏蓋を外せる様にしていたのですが、そこからのエア漏れでした。
パッキンを入れてインパクトレンチで16箇所を固くネジ止めをしていたにも拘らずエア漏れしていました。
通常の音楽では全く分からなかったので信じられませんでしたが、確かにエア漏れして異音が発生していました。
それからは出来るだけエア漏れチェックに単発の低音チェックをするようにしています。
耳で聴くと一発で分かりますのでお勧めです。
特に私の場合、f特をホワイトノイズで取っているので尚更なのですが
スイープでも一瞬なので分からないかも知れません。
古館さん
今回エア漏れチェックは入念に行いました。
日記に書き漏れましたがウーハーユニットのフローティングゲル辺りからの漏れを感じたのでソルボセインハードタイプ → ソフトタイプに変更しより密着性を高めました。
塩ビ管の継ぎ目、6個所あるスピーカーターミナルからの漏れは感じませんでした。
エア漏れ対策をした結果パッシブラジエーターの振幅がかなり大きくなったようです。
PolarisαのCDには20Hzから20,000Hz迄のワーブルトーンが30秒間流れるトラックが31段階有ります。
25Hzと31.5Hzのワーブルトーンをリピートさせて再生すると発見し易いですね。
レベルを上げすぎるとウーハーを壊す危険が有りますので要注意ですが。
(以前不注意から高価なアルパインのユニットを潰してしましました)
コニさん、了解です。
テスト済みでしたね。
低音の単音の連続はボイスコイルが過熱し易いので注意が必要ですね。